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中山道鵜沼宿脇本陣

ID番号 K4047更新日 平成25年2月14日

 中山道鵜沼宿の脇本陣は、宿駅制度が廃止された明治時代以降もその姿をとどめていましたが、明治24年(1891年)の濃尾震災で倒壊したと伝えられます。 当脇本陣は、江戸時代末期の鵜沼宿各家の間取りを描いた「鵜沼宿家並絵図」をもとに、現存する脇本陣の外観や内装、意匠などを参考としながら、鵜沼宿の脇本陣を務めた坂井家の建物の姿を現代に復元し、平成22年5月より公開しています。

脇本陣の写真1
脇本陣

脇本陣の写真2
脇本陣

脇本陣坂井家の由緒

中山道分間延絵図の写真

 脇本陣を務めた坂井家は、本陣であった桜井家の西隣に位置し、文化年間(1804年から1818年)頃の街道の様子を描いた「中山道分間延絵図」には、本陣に隣接する脇本陣の門と切妻屋根の家屋の外観を見ることができます。
 また、本陣桜井家に残された江戸時代中後期の鵜沼宿の記録である「鵜沼宿万代記」には、宿の世話役や多くの大名や役人などの接待を度々務めた、当主坂井半之衛門の名を見ることができます。
 坂井家は、幕末の安政年間(1854年から1860年)になると脇本陣を東町の野口家に引き渡し、以後は一般的な旅籠として営業しながら明治維新を迎えました。

主屋

主屋の写真
主屋

 「鵜沼宿家並絵図」によると、坂井家は「表間口十間半 奥行十一間 惣坪二百二十五坪」で、本陣と比べて規模は小さいものの門と玄関、上段の間を備える格式高い建物の特徴を見ることができます。畳の間は上段の間を含め13、食事の配膳用や荷物用に使用されたと思われる板間、3つの湯殿、庭などを設けてあります。
 また、建物の西側は、主に物置として使用されたと思われる「つし2階」(天井の低い2階)を持った造りとなっています。

門と玄関

門と玄関の写真
門と玄関

 門や玄関、上段の間は、江戸時代当時、本陣、脇本陣にのみ備えることを許された施設でした。外観などは、現存する太田宿脇本陣林家(美濃加茂市)などを参考にしています。

上段の間

 専用の湯殿、雪隠を備えた大名や公家、幕府の役人などが宿泊した際に使用した部屋です。記録によると享和元年(1801年)、水戸徳川家に献上するための御茶壺道中(注)が本陣に宿泊した際、宿泊の重なった宇和島藩主 伊達遠江守(だてとおとうみのかみ)が、脇本陣に宿泊しています。
 今回の脇本陣復元に当たっては、各務原在住の画家、山田隆量(やまだたかかず)氏に、各務原から見た木曽川の春の風景を上段の間の襖絵に描いていただきました。

(注)御茶壺道中  幕府から派遣された、京都の宇治茶を徳川将軍家などへ献上するための行列。大名であっても道を譲らなければならないなど、非常に高い権威を持っていた。

上段の間の写真
上段の間

上段の間の襖絵の写真
上段の間の襖絵

土間

土間の写真
土間

 十八坪の広さをもつL字型の大きな土間です。5基のカマドがしつらえてあり、大人数の宿泊にも対応できる規模をもっていました。台所・表板間と接しているところから、炊事や調理のほかさまざまな宿泊、運送に関連した作業を行う場所であったと思われます。

うだつ

うだつの写真
うだつ

 隣家からの延焼を防ぐための防火壁である「うだつ」を備えています。度々火事に見舞われた鵜沼宿では、火事がそこで止まったと伝えられるクロガネモチの木や、火伏せを願った秋葉神社なども残っており、住民の防火への関心が高かったことがうかがえます。

庭と芝生広場

 「鵜沼宿家並絵図」には、庭の記述はみられるものの、造作や意匠は記述されていませんでした。復元にあたっては、築山に地域に自生する樹木を配し、奥の二ノ宮神社へ続く斜面の風景と調和した庭園としました。
 また、敷地奥の階段の先には、台地の上から鵜沼宿を眺められる芝生広場を整備しました。

庭の写真

芝生広場の写真
芝生広場

松尾芭蕉句碑

 俳聖松尾芭蕉は、貞享年間(1684年から1688年)に3度にわたり鵜沼宿を訪れ、脇本陣坂井家に滞在したと伝えられています。特に貞享5年(1688年)に訪れた際には、坂井家でふぐ汁と菊花酒の歓待を受け、主人からの求めに応じて即興で句を詠み、その句を自らが刻んだと伝えられる珪化木の句碑を展示しています。

ふく志るも 喰へは喰せよ きく乃酒

松尾芭蕉句碑の写真1
松尾芭蕉句碑(伝・芭蕉直筆)

松尾芭蕉句碑の写真2
松尾芭蕉句碑

利用案内

開館時間 : 午前9時~午後5時
休館日 : 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
祝日の翌日(土曜日・日曜日、祝日の場合はその翌日)、12月28日~1月4日
入場料 : 無料
所在地 : 各務原市鵜沼西町1丁目137番地
電話 : 058-379-5055(歴史民俗資料館)
アクセス : JR高山本線 「鵜沼」駅下車 徒歩20分、名鉄各務原線 「新鵜沼」駅下車 徒歩20分、「鵜沼宿」駅下車 徒歩15分

このページに関するお問い合わせ

歴史民俗資料館
電話:058-379-5055
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