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幕末のピアノの修復と活用

ID番号 K33265更新日 令和2年1月28日

昨年度、1台のピアノが那加吾妻町の民家から見つかりました。


発見当時のピアノを撮影した写真

ピアノは、1828~66年ごろに英国ロンドンでピアノを製造していた「ジョージ・ピーチー社」製のアップライトピアノ。このピアノは150年以上前に製作され、戦前に各務原へ渡ってきた後、昭和20年の各務原空襲など戦火を生き抜いて今日まで伝えられてきました。

ピアノを愛用していたのは、那加中学校で教師をつとめ、昭和23年に制定された同校の校歌を作詞した、宇野澪子さんと妹の彩子さん(ともに故人)。家屋の取り壊しを前に、離れでピアノを発見した澪子さんの姪・美保(みお)さんが、「解体とともに壊してしまうのは、あまりにも忍びない。多くの人が演奏できる場所に置いてもらいたい」と、引き取り先を探していました。

ピアノについては、市文化財課で調査を行っていましたが、調査中に、音楽など芸術・文化の振興を行う「一般社団法人日本文化創生協会」の代表理事を務める井戸輝雄さんから、「幕末に作られ受け継がれてきた貴重なピアノを保存し、その音色を市民の皆さんに聞いてほしい」と、ピアノを引き取って修理したいとのお申し出をいただきました。

美保さんのご厚意により、ピアノは井戸さんに譲られ、現在は、熊谷美術館(山口県萩市)が所蔵する日本最古のピアノの修理も手掛けた栃木県のピアノ工房に持ち込まれ、修理前の調査が行われています。

井戸さんは、ピアノの修理後には、各務原にゆかりのある歴史的な楽器として活用していきたいと考えており、市とともにコンサートなど、広く幕末のピアノの音色を聴く機会を設けていくことを予定しています。

市ウェブサイトや市公式ツイッターでは、工房で修理を受けるピアノの状況をお伝えし、150年前の姿を取り戻していく経過を適時お知らせしていきます。

修理までの軌跡

専門家による調査(令和元年5月13日)


専門家による調査のようすの写真

民家の取り壊しに伴い、発見されたピアノの状態や構造などを確認するため、いったん市内の倉庫で預かって調査を行いました。
ピアノは、鍵盤を押せば音が出る状態ではあるものの、一部の弦が切れていたり、押下した鍵が戻らないなど、あちこち損傷していました。
日本ピアノ調律士協会の調律技能士と、井戸輝雄さんがピアノを調べ、ダンパーの構造や弦の細さなど、構造が現代のピアノと異なることを確認しました。

ピアノ工房での修理へ(令和元年7月11日)


ピアノ工房への修理に出されるようすの写真

井戸輝雄さんのお申し出により、アンティークピアノの修理に実績のある、栃木県のピアノ工房で修理を行うことが決定しました。
この日、工房のスタッフが各務原市を訪れ、井戸さんと元の所有者の方が見守る中、保管場所からピアノが運び出され、修理を行う栃木県の工房へと専用車で搬送されました。
現在は、ピアノ修理前の事前調査が行われており、工期など修理に関する詳細は決まっていません。修理作業の進捗など、修理の状況をウェブサイトなどでお知らせしていきます。

このページに関するお問い合わせ

文化財課
電話:058-383-1475 ファクス:058-389-0218
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。