―― そうですか。ではそれから手話を覚えたんですか?
いえ、私は手話はあまり使えないんですよ、多少は分かりますが。聴覚障害者というとみなさん「手話で会話をするんだろう」と思われがちですが、手話を使える人は少ないんですよ。
耳が聞こえない、聞こえにくい方の人口は非常に多いんです。人口の5%とも10%とも言われています。ただみんな言わないだけなんですよ。だから特に手話を知らない中途失聴者にとっては要約筆記者が必須なんです。
各務原市にも難聴などの人が大勢いると思うんです。そういう人が気軽に外に出て、いろいろなイベントに参加できるように、講座や講演会にも要約筆記の方をつけていただけると大変ありがたいですね。やはり聞こえないと講座などに参加するのも足が遠のいてしまいます。多くの人が必要としていると思いますよ。
私は最初に難聴になってからというもの「きっとこのまま聴覚を完全に失ってしまうのではないか」という思いがありました。そこで「中途失聴者手話教室」で手話を習ったんです。でも病状は進行もしないけれど後退もしない、という状況が続いて原因不明のまま、ここまできました。そういったわけで手話よりも要約筆記のほうに力を入れることになりました。
私は「かがみの会」というサークルにはいっています。ボランティアの方たちはみんな本当に良い方ばかりで、それにすごい情熱をもっているんです。私もそれに動かされました。
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