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藤田亜希さん

藤田亜希さん

川島松倉町在住
昭和51年生まれ

各務原市で唯一、盲導犬「ワイズ」とともに歩む女性。 パソコンを得意とし、自分のホームページも持つ。 視覚障害や、盲導犬への理解をひろめる活動にも市内外を問わず積極的に参加している。


盲導犬ワイズとともに

――各務原市内では、盲導犬とともに歩まれているのは亜希さんお1人だそうですね。
 はい。私も市役所でお聞きして、ちょっとびっくりしました。
 私は、学生時代に盲導犬と歩いている学校の先生に出会ったこと、そして、遠足で訪れた盲導犬協会で初めて盲導犬の体験歩行をしたときの嬉しさが、盲導犬と歩きたいという気持ちにつながり、7年前に中部盲導犬協会へ申請したのです 。
藤田さんと盲導犬ワイズの写真

―― ワイズと初めて会った時の様子を教えてください。
 盲導犬といっても、人間と同じ。初対面のときは、お互いに「どんな性格かなあ」なんて探りあっていたのを覚えています。今では、私とワイズは2人で1人、セットのような感じです。
 今日も、午前中にワイズと一緒に一宮へ出かけていました。バスも電車も名古屋の地下鉄だって大丈夫です。もし、迷ったり、困ったりしても、周囲の人に声をかければ皆さん手を差しのべてくださいます。ワイズが正確に私を導いてくれますし、都会は人だらけ。困ったらすぐに周囲の方に声がかけられるので、歩きやすいですよ。かえって、自宅周辺を散歩しているときのほうが困るくらい。何か聞きたくても、道を歩いている人が少なくて、なかなか出会うことがありませんからね。

――ワイズと出会ってからの亜紀さんの変化をお聞かせください。
ワイズと歩く藤田さんの写真  世界が劇的に広がりました。1人で、電車やバスを使ってどこにでもいける。買い物にだって行ける。行動範囲がいっきに広がりました。パソコン職業訓練にも通うことができましたし、視覚障害者用パソコン講座(一宮市)にも参加できました。そこで勉強できたおかげで、パソコンについての知識がまったくなかった私が、今では自分のホームページを開設してワイズとの日々なども綴っています。
  そうそう、ホームページは、写真の加工以外は全部、自分でタグ(ホームページのプログラム)を打って作成しています。障害のある方にも読みやすいように、いろいろと研究しました。また、障害をもつ方だけでなく、犬好きな方なんかもホームページを見ていただいているようで、とってもうれしいです。

 このように、ワイズと出会わなければ、パソコンを始めとするいろいろな勉強もできなかっただろうし、なんといっても、それを通じて、知り合うことができた、たくさんの人との繋がりを、とてもありがたく感じています。ですから、私が社会に貢献できることがあるならば、協力させていただきたいと考えています。 そんな気持ちから、視覚障害者や盲導犬への理解を、体験談なども交えて学校などでお話させていただいたりもしています。先日訪れた那加第二小学校では、子どもさんたちに点字についてもお話させていただきました。
小学校で点字について授業している写真
 今後も、自分自身を高めるべく、毎日をすごしていきたいなと思います。


―― 誠実な人柄で、あたたかな雰囲気があふれている亜希さん。お話をうかがっている間、亜希さんが視覚に障害をお持ちだということを忘れてしまうほど。その優しい心の中に、行動力としっかりとした考えをお持ちの素敵な女性でした。

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