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井戸健太さん
23歳 那加楠町在住
視覚障がい(1級)この春、岐阜県岐阜盲学校保健理療科を卒業。あん摩マッサージ指圧師の資格取得技能試験にも合格。さらに、はり師・きゅう師の資格取得を目指して、同校専攻課へと進学し、現在も在籍中。
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市では平成22年度から、障がい者の就労支援を目的に技能検定費の助成を行っています。
この制度の利用者で、今年3月にあん摩マッサージ指圧師の資格を取得した井戸さん。今は、さらに岐阜盲学校の専攻科へ進み、はり師・きゅう師の資格を取るために勉強する毎日です。 |
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――あん摩マッサージ指圧師の資格を取ろうと思ったきっかけを教えてください |
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| 高校時代から、目は悪くなっていたのですが、19歳の時、当時していたアルバイトもつらいと感じるほど、視力が落ちてしまいました。そんな僕の様子を見た両親から、盲学校へ通って、あん摩マッサージ指圧師の資格を取った知り合いの話しを聞いたのがきっかけです。それまで、全く考えもしなかった盲学校への入学を決めました。 |
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| ――受験資格を得るまでの3年間は大変でしたか |
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そうですね。学校なので、中間テストや期末テストもありますし、内容も専門的で覚えることが多いので、勉強はがんばりました。僕たち視覚障がい者は、「見る」ということがまず大変です。教科書の字もそのままでは読めません。内容を理解する前に、字を読むところから苦労しました。僕の場合は、「拡大読書器」という機器を使って、教科書の字を見える大きさに拡大したり、見やすい白抜き文字に変換して授業をうけていました。 |
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それと、入学した年の保健理療科の生徒は、僕一人だけだったので、卒業までの3年間、ずっと一人で授業をうけました。毎日、先生とマンツーマンで指導を受けられたのはよかったと思いますが、となりで話せる相手や、一緒にがんばる仲間がいなかったのは、ちょっとつらかったです。 |
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| ――専攻科へ進学して、はり師・きゅう師の資格取得をめざしたのはなぜですか。 |
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| 保健理療科在学中に、筑波大学の理療科教員養成施設のことを知りました。この学校にいる先生方のような、理療科の教員になるための施設です。そこを受験するには、今もっているあん摩・マッサージ師のほかに、はり師・きゅう師を合わせた、3つの免許が必要なんです。そこで2年間勉強して、理療科の教員になることが、今の目標です。そのために、今はこの学校の理療師の心得を胸にきざみながら毎日がんばっています。 |
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| ――教室にギターが置いてあるのですが。 |
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| 僕のです。ギターは好きで、いつも授業の合間に弾いて、気分転換しています。5〜6年前から弾き始めました。目が不自由なので、学校内にも音楽が趣味という人は多いです。去年は、この春に卒業した先輩たちと、よく休み時間に集まって一緒にギターを弾きました。楽しい思い出です。 |
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