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坊の塚古墳発掘調査

ID番号 K16860更新日 平成31年4月3日

平成30年度(第4次)坊の塚古墳発掘調査が始まりました。

坊の塚古墳 上空から

今回の調査は、主に前方部にトレンチ(細長い溝)を設定しておこない、前方部の構造や規模を明らかにしていきます。

坊の塚古墳の発掘調査は、山後2号墳の緊急発掘調査によって中断していましたが、11月21日から再開しました。調査は12月下旬頃まで行う予定です。

なお、12月22日(土曜日)に、現地説明会を実施する予定です。

 

平成29年度(第3次)の発掘調査が終了しました。

坊の塚古墳(上空より)
坊の塚古墳(上空より)

各務原市埋蔵文化財調査センターは、坊の塚古墳の整備保存に向けて平成27年度から毎年、範囲・内容確認のための発掘調査を行っています。

石槨(遺体を納める石で囲われた埋葬施設)本体を調査しました。

昭和初期の記録によると、明治18、19年頃に一度盗掘(記録では発掘)があったとされます。後年に堆積した土を取り除くと、古墳本来の構築土が現れました。調査の結果、盗掘は想像以上に深く行われており、石槨は大きく壊されていました。

発掘調査の様子1
発掘調査の様子1

発掘調査の様子2
発掘調査の様子2

複数の蓋石、多数の板石を確認しました

 

石槨の構築材である多数の板石(壁)と4枚の蓋石(天井)を確認することができました。蓋石は第1次調査で発見されたものと合わせて5枚となり、すべてが天井として並べられていたとすると、石槨の長さは5m以上であったと推定されます。

破壊された石槨内の調査(上より)
破壊された石槨内の調査(上より)

石槨模式図

「献上土器」、「滑石製品」が出土しました。

 

石槨内からは、石製品や土器、土製品等のさまざまな遺物が出土しました。石製品は、斧形、刀子形、勾玉、管玉、臼玉が出土しています。これらは遺体と一緒に納められた副葬品であると思われます。

一方、土器、土製品は小型丸底壺、高坏のほか2種類の食物形土製品が出土しました。小型丸底壺は内外面が赤く塗られており、高坏は脚部を欠いています。食物形土製品は丸く薄い円盤状のモチ形土製品1点と、魚形土製品2点です。いずれの魚も7~9cmのかわいらしいもので、目や口らしき表現が認められます。

出土した食物形土製品
出土した食物形土製品

出土した滑石製品
出土した滑石製品

今後の調査

第4次調査では、古墳の前方部と周りの周壕の調査を予定しています。新たな成果は随時、中央図書館3階の歴史ギャラリーにて公開していく予定です。

また歴史ギャラリーでは、昨年度までに出土した土器などの遺物も展示・公開しています。お近くにお越しの際には、ぜひ見学にお立ち寄りください。

このページに関するお問い合わせ

埋蔵文化財調査センター
各務原市那加門前町3丁目1-3 中央図書館3階
電話:058-383-1123
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。