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平成29年10月 「介護を支える~家族にできること・地域にできること」1ページ目

ID番号 K21500更新日 平成29年10月1日

平成29年10月 「介護を支える~家族にできること・地域にできること」の画像

現在、「老老介護」や「介護疲れ」といった言葉は、メディアで目にしない日はないくらい一般的な言葉として使われています。今回は、県内に住む97歳の祖母を介護する両親と同居するA子さんの手記から、介護について家族ができることや地域にできることを考えていきます。

A子さんの場合は、両親が祖母を介護をしています。「介護に関わる社会問題を、自分のこととして捉えることができていなかった」と言います。今年の8月末、介護する家族を支えないと、家族が崩壊してしまうのではないかという不安に襲われたできごとがあり、自省の意味も込めて、取材に協力してくれました。

家族の変化

A子さんの手記から

コンビニ・お酒のイメージイラスト

父のようすが「少し変だな」と感じたのは、今に限ったことではありませんでした。「怒りっぽくなったな」、「お酒を飲む量が増えてきたな」、「日中に横になっている時間が多くなったな」と感じることはありましたが、それを介護疲れによるものと考えていませんでした。現実を突きつけられたのは、8月下旬の週末。父が真夜中に私を起こし、「眠れないから、お酒が飲みたい。コンビニに連れて行ってほしい」と言ったのです。

父は、現在72歳。60歳で定年退職し、第2の就職で66歳まで真面目に勤め上げました。仕事を続けたかったのかもしれませんが、仕事から離れると同時に、祖母を介護するようになりました。

地域にできること

家族に介護が必要になったとき、相談できる窓口があります。「地域包括支援センター」は、市内7カ所に設置され、社会福祉士や保健師、看護師・主任ケアマネージャーの資格を持つ職員が、本人や家族の生活上の相談などに応じ、各種保健福祉サービスの内容などを紹介、関係機関との調整などを行います。無料でご利用いただけます。

祖母と介護する両親について

A子さんの手記から~両親は在宅介護を選択~


動作介助のイメージイラスト

父方の祖母は現在97歳。祖父は他界しており、90歳近くまで身の回りのことを1人でこなしてきました。そんな祖母が、冷蔵庫に食品が入りきれないほど買い物したり、、部屋が荒れてきてしまったり、傷んだ食べ物を口にして体調をくずすことが多くなりました。

「祖母を1人で生活させるのは危険かもしれない」と考えた両親は、父が1週間に数日ずつ泊まり込みで世話をすることに決めました。祖母が体調をくずすことは減りましたが、状況は快方に向かうことはなく、だんだんと「誰かが見ていないと生活に不安がある」状態になっていきました。
祖母とどう向き合っていくか(介護していくか)を考えたとき、両親は「できるだけ、本人が慣れ親しんだ家で過ごしてもらおう」という気持ちで一致し、考えられる選択肢の中から、在宅介護を選択しました。

地域にできること

介護保険サービスを受けるには

介護認定の申請が必要です。認定される要介護度に応じて、受けられるサービスに違いがあります。

介護保険サービス以外にも受けられる市独自のサービス

在宅介護を選択した場合、「各務原市要援護高齢者台帳」に登録することで、下記のサービスや助成を受けることができます。

「各務原市要援護高齢者台帳」とは

市内に居住する原則65歳以上の高齢者で、虚弱なひとり暮らしの方や高齢者世帯の方などで、何らかの援護の必要な方を登録している台帳です(介護保険の要介護認定者は、40歳以上の方でも登録することができます)。
台帳は、市・地域包括支援センターや民生委員委員など、高齢者を支援するための情報として活用されます。
問い合わせ 高齢福祉課高齢福祉係(電話:058-383-1779)

このほかに、「高齢者いきいき生活サポート」のサービスを受けることができます。人生経験豊かで元気な高齢者が、虚弱な高齢者にとって、ままならない作業をワンコイン(有償)で引き受け、暮らしのお手伝いをします。
問い合わせ 高齢福祉課地域支援係(電話:058-383-2124)

その他の支援制度

A子さんの手記から~父による介護~


排泄介助のイメージイラスト

父が祖母の家に泊まり込んで介護する日が始まったのが6年前。父は、食事作りや掃除といった家事をこなしながら、祖母と終日時間を共にすることになりました。当初は、祖母の意識もはっきりしていたため、父は時間を見つけて、近くのプールに出かけたり、スキーに出かけたり、「自分の時間」を持つことができました。

しかしながら、祖母の認知症が重くなってくると、父は「自分の時間」が持てなくなり、祖母の気分の波も激しくなってきました。気分が良ければご飯を食べますが、気分が沈むとハンガーストライキを起こすこともあります。利用していたデイサービスに、「行きたくない」と布団から出てこようとしないことも増えてきました。食事をとらないと、便通が悪くなり、体調をくずす原因になります。トイレに行くときは、父は時間をかけて見守り、夜にトイレに行くときにも付き添えるように、祖母の寝室のドアには鈴を取り付けました。このころから、父はぐっすりと眠ることができなくなりました。

A子さんの手記から~3年目から2人で介護~

祖母は現在、要介護認定区分では「要介護3」であり、以下の状態と定義されています。

  • みだしなみや掃除など身の回りの世話、立ち上がりの動作がひとりでできない。歩行や移動など、ひとりでできないことがある
  • 排泄が自分できない。いくつかの問題行動や理解の低下がみられることがある、など
  • 日常生活の動作の中で、ほぼ全面的に介護が必要

デイサービスで送迎車に乗るイメージイラスト

現在は、デイサービスを週に2回、月に5日間程度のショートステイのサービスを受けています。デイサービスに出かけると、祖母にとっては生活の刺激になりますが、神経が高ぶりすぎてしまい、自宅に帰ってから気持ちを落ち着かせる時間が必要になります。ショートステイの場合も同じです。自宅にいるときとは違い、車いすに乗っている時間が多いのか、足がむくんでしまい、戻ってくると足の痛みを訴えるので、むくみを鎮める時間が必要です。そんな祖母は、介護施設に入所できる要介護状態にありますが、両親は「在宅介護を選択を変えませんでした。

「父のようすがおかしい」と母が感じたのは、泊まり込み介護が始まって3年目に入ったときでした。それ以来、父と母は交替で、祖母の自宅に泊まり込んでいます。
私は「2人だから負担が半減したのでは」と楽観的に考えていましたが、現実は違いました。昨年は、父と母が立て続けに交通事故にあい、家族に大きな衝撃が走りました。また、父は、庭木の剪定でハシゴから落ちてしまい、足を引きずるようになりました。2人とも精神的にも体力的にも限界に来ていたのだと思います。父から真夜中に声をかけられたのは、そんな時でした。

このページに関するお問い合わせ

高齢福祉課
電話:058-383-2124
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。