エンターキーを押すと、ナビゲーション部分をスキップし本文へ移動します。

  • ホーム
  • くらしの情報
  • 各務原の魅力
  • イベント
  • 市政情報
  • 事業者の方

現在の位置 : ホームウェブマガジン › 平成29年11月 各務原の歴史を解き明かす「埋蔵文化財調査センター」1ページ目


ここから本文です。

平成29年11月 各務原の歴史を解き明かす「埋蔵文化財調査センター」1ページ目

ID番号 K21753更新日 平成29年11月1日

平成29年11月 各務原の歴史を解き明かす「埋蔵文化財調査センター」の画像

各務原市内に残された、古墳や古代寺院、集落・屋敷跡などの、さまざまな遺跡。市埋蔵文化財調査センターでは、これらの遺跡の発掘調査、出土資料の整理保存を行っています。今月の特集では、各務原の歴史を解き明かす、埋蔵文化財調査センターをご紹介します。

埋蔵文化財の発掘・調査・研究を行う、市埋蔵文化財調査センター

数多くの遺跡が残る、各務原市

木曽川中流域の北岸にあって、濃尾平野の北辺部に位置する各務原市。市の中央部には、東西約9キロメートル、南北約2キロメートルにわたって各務原台地が広がり、縄文時代には大地の縁辺や台地上の小河川のほとりに人々が住み始めました。古代から人々が生活を営んできた各務原には、数多くの遺跡が残っています。これらの遺跡は法律上「埋蔵文化財」と呼ばれています。

中央図書館3階の埋蔵文化財調査センターでは、埋蔵文化財の発掘・調査・研究を行っています。最近では、鵜沼地区の真名越遺跡や、第2次新加納坪内陣屋跡、鵜沼古市場遺跡などの発掘調査を行いました。平成27年度に始まった市内で最も大きい古墳「坊の塚古墳」の発掘調査は、今年で3年目を迎えました。

坊の塚古墳発掘調査

坊の塚古墳の写真

各務原台地東部の段丘崖上にある、県指定史跡の「坊の塚古墳」。この古墳は、4世紀末ごろに造られたと思われる、全長約120メートルで県内2番目の大きさを誇る前方後円墳です。市教育委員会では、古墳の保存と活用を目的とした発掘調査を、5年計画で実施しています。

平成27年度、28年度の調査結果

基底石と藁石の写真

埴輪列の写真

平成27・28年度の調査では、後円部の墳頂部から下部までの斜面の調査を行いました。これらの調査では、墳丘全体に葺石が貼られていることや、後円部の墳丘が3段築成であること、墳頂部には円筒埴輪が並べられていたことが分かりました。これらの成果から、後円部の形状を明らかにできたとともに、古墳の保存状態が良好であることが判明しました。

平成29年度調査の目的

今年度は、後円部の墳頂部にある埋葬施設の調査を行いました。埋葬施設である石槨(せきかく。竪穴式石室とも呼ばれる)があった場所は過去に盗掘を受けており、発掘調査前から墳頂部は大きくへこんでいました。今年度は、この盗掘の跡から石槨の詳細を明らかにするために、7月から調査を開始しました。

4枚の蓋石、さまざまな遺物が出土

盗掘坑内からは、石槨の蓋石が4枚見つかりました。今年度に発見された蓋石は、長軸2メートル、短軸1メートルで、平成27年度に見つかったものに比べ、やや小規模でした。
このほか、勾玉や石製斧などの滑石製模造品や食物形土製品、土器、壺型埴輪が出土しました。多くの副葬品は盗まれてしまっていますが、貴重な遺物が残されていました。

出土した蓋石の写真

魚形土製品の写真

貴重な経験ができました!

発掘調査のようすの写真

実際に発掘を行った調査担当者にお聞きしました。

発掘調査は、「宝さがし」ではありませんが、遺物が見つかるととても楽しいです。住居跡などを調査する機会は多いのですが、今回のような大型古墳の発掘調査はとても機会が少ないので、貴重な経験ができました。今回見つかった大きな蓋石などをどうやって運んだのかなど、さらに興味が湧きました。

平成29年度発掘調査の成果

今回、盗掘坑内を調査することで、埋葬施設がどのようなものであったかを想定することができました。これまで3年間の調査で、後円部の墳丘構築状況が明らかになりました。残念ながら石槨は大きく壊されていますが、残存状況から石槨や墳壙の位置、構築方法が分かりました。
それだけでなく、古墳の築造年代を示す埴輪や副葬品など、葬送・供養儀礼を知るための重要な資料が得られました。これまでの成果から、坊の塚古墳と美濃・尾張地域の古墳との関連性がみえてくるかもしれません。

遺跡に行ってみよう!

市内に残る遺跡の中には、公園として整備され、実際に訪れることができるところもあります。気軽に足を運んでみませんか。

炉畑遺跡

炉畑遺跡公園の写真

県指定史跡である炉畑遺跡は、各務原台地のほぼ中央に位置する縄文時代中期の集落遺跡。発掘調査では、竪穴住居跡などが見つかり、当時の姿に復元されています。現在は公園として整備されており、春には桜を楽しむこともできるスポットです。

所在地:各務原市鵜沼三ツ池町6-342

天狗谷遺跡

天狗谷遺跡の写真

この遺跡がある須衛町は、古墳時代から鎌倉時代まで続いた焼き物の生産地でした。発掘調査によって、天狗谷遺跡が規模の大きい窯場であったことが判明し、奈良時代の須恵器窯(2号窯)と、平安時代の灰釉陶器窯(1号窯)を発掘調査当時の姿で保存しています。同時に発掘調査が行われた古墳時代末期の古墳1基も保存され、石室を見学することも可能です。

所在地:各務原市須衛字天狗谷2403の5

旗本徳山陣屋公園

旗本徳山陣屋公園の写真

この公園は、平成12年に行われた発掘調査をもとに、門や井戸、庭園を復元し、江戸時代の陣屋風景を感じられるよう整備されています。平成18年には、日本の歴史公園100選選定審査会により、歴史的・文化財的価値が高い日本の公園100に選ばれました。

所在地:各務原市那加西市場町3-115

このページに関するお問い合わせ

埋蔵文化財調査センター
各務原市那加門前町3丁目1-3 中央図書館3階
電話:058-383-1123
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。