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令和元年5月 自治会から生まれる「地域の輪」1ページ目

ID番号 K29858更新日 令和元年5月1日

令和元年5月 自治会から生まれる「地域の輪」の画像

皆さんは、自治会がどんな活動をしているいか、知っていますか。各務原市では、年々自治会加入率が低下しています。加入者が減ると、どのような影響が起こるのでしょうか。
自治会は、私たちの生活の中で最も身近で頼りになる組織です。今回は、自治会から生まれる「地域の輪」をテーマに取材を行いました。自治会から生まれる地域の結びつきや、人々のつながりの大切さや必要性を考えるきっかけにしてもらえたら、うれしく思います。

自治会とは

住みよい地域を作っていくための、一番身近な組織

自治会のイメージイラスト

「自治会」とは、その地域に住み、その趣旨に賛同する人は誰でも参加できる組織です。その主な役割は、生活環境の向上や、防災・防犯などの安全対策、住民同士の交流などです。
地域住民で作られる自治会は、住みよい地域を作っていくための、一番身近な組織ということができます。

自治会が必要とされる背景

近年、少子高齢化や核家族化が進み、地域のつながりが希薄化しており、お互いに助けることが少なくなってきていると言われています。一方で、ライフスタイルの変化により、単身世帯や高齢者のみの世帯が増加しており、地域での見守りや、いざという時の身近な支援の必要性は高まっています。

自治会加入率の減少傾向

自治会加入率のグラフ

各務原市の自治会加入率は、年々減少しています。自治会加入率の減少は、各務原市に限ったことではありません。「このような状況が続くと、地域が活気を失い、いずれ寂れていくのではないか」と危機感を募らせている地域は、全国各地に存在しています。

生活に必要な情報は、インターネットを通じて入手することができる現在、ごみステーションが設置されているアパートもあり、加入する必要性も感じにくいこともあるかもしれません。しかし、自治会の活動は、これだけではありません。自主防災組織の結成、交流を図る行事の運営、地域で困りごとがあれば、行政などと連携して解決策を考えます。「近い将来、引っ越す」ことを理由に、自治会に加入しない方もいるかもしれませんが、火災や地震などは、いつ起こるか分かりません。消防隊が到着するまでには時間がかかります。すぐに駆け付けられるのは近所の人。同じ地域に住んでいる者同士で、助け合うことが必要なときもあるのです。

自治会の大切さ~自治会から生まれる「地域の輪」に密着

市には自治会が387(平成31年4月現在)あり、私たちの生活に密接に関わっています。今回は、三井町と那加雄飛地区を例に、自治会から生まれる「地域の輪」を取り上げます。

三井町の例~公民館を「地域の輪」の拠点に

自治会長4年目を迎える岩井治夫さんにインタビュー

三井町第2自治会長の岩井治夫さんの写真

会社勤めをしていたときは、清掃活動以外は、自治会に携わったことはありませんでした。退職してから自治会役員を引き受けることに。私は、三井町で生まれ、三井町で育った人間です。「地域の皆さんに育ててもらった」という気持ちで、「今度は地元のために何かする時期だ」と思うようになりました。
自治会長を引き受けた1年目に、地域の公民館の建て替えに携わったことが、「地域の輪」を考える契機になりました。建て替え工事には、地域の皆さんの理解が必要でした。そのため、アンケートを取って意向調査をすると同時に、地域の負担をできる限り抑えられるよう、市の補助金制度なども調べて、建て替えを行いました。お金のやりくりと、建物の知識が必要でしたが、金融機関に勤めていた私と、建築士の資格を持つ隣町の自治会長が担当したので、うまく役割分担ができ、日当たりが良く、冷暖房を完備した公民館を作ることができました。
公民館が完成すると、「せっかく建て替えたのだから、もっと活用してもらいたい」と思いました。そこで、公民館を「皆が集まる場所」と位置付け、新たな活動に踏み出しました。

第1・3木曜日はボランタリーハウス「あんずの会」

桜の写真

第1木曜日は、地域の皆さんが漫才などのイベントや工作を楽しみます。第3木曜日はお茶会で、「みいカフェ」と名付けられています。ここには、三井町にお住まいの方に限らず、どなたでも参加することができます。また、地域にあるグループホームや介護施設にも声をかけ、施設の利用者の方にも利用してもらっています。
4月は特別に開催日を早めて、稲田園にお花見にやって来ました。春の陽気の中、満開の桜を目の前にすると、皆さんの表情は一気に明るくなりました!「わぁ、きれい」と話にも花が咲きます。稲田園の会場を借りて、お茶菓子やお弁当、お風呂を楽しんで、体も心も満足した1日を過ごしました。

「あんずの会」を主催する岩井里子さんにインタビュー

20年程前に、近隣ケアをやっている方から声を掛けられて、独居で暮らしている方の家庭訪問を始めました。その後、子ども会の役員のつながりや、近所の友人に声を掛けて、活動を広げ、ボランタリーハウス「あんずの会」を立ち上げました。公民館の建替以前は、月1回の活動をしていましたが、冷暖房施設がなく、参加する皆さんの健康状態も心配しなければなりませんでした。
公民館の建替により、バリアフリーで冷暖房も完備されたので、1年を通して安心して活動することができます。活動も月2回に増やしたことで、参加する皆さんが顔を合わせる機会も増え、お互いに誘い合って参加する姿も見られるようになりました。
私たち主催者は、子ども会の役員のつながりや、近所の友人同士で、「何かできることがあれば」という思いで集まったメンバーです。最近は、若い世代で、私たちの思いに共感してくださる方が手伝ってくれるようになりました。主催者側も広がりを持つことで、ボランタリーハウスの活動を続けていくことができます。「皆が集まる場所」となっている公民館が、人のつながりを作っていると実感しています。

第2・4木曜日は親子サロン「みいっこ」

親子サロン「みいっこ」のようすの写真

親子サロンは、もともと大佐野町を会場に行われていましたが、公民館の建替と同時に、三井町で「みいっこ」として開催することにしました。スタッフは、地域のボランティアが務めていて、自治会長の岩井治夫さんやあんずの会のメンバーなども一緒に活動しています。開催時刻の午前10時に会場を訪れると、スタッフの皆さんがお互いに声を掛け合いながら準備をしていました。

午前10時30分を過ぎると、1組の親子がやって来ました。お母さんが「今日は、上の子のお迎えがあるから、早く帰るよ」とスタッフに話しかけると、「○○ちゃん、よく来たね」と歓迎の言葉が飛び交います。次々と親子が訪れ、この日は10人以上が集まりました。子どもたちは、スタッフ手作りのおもちゃで遊んだり、スタッフの膝の上に載ったり。集まったお母さんたちも、お互いに近況報告。お母さん同士の会話を楽しんでいました。
2人のお子さんと参加した高田真由香さんは、「三井町の公民館で「みいっこ」が始まったころから通っています。2人とも親子サロンが大好きで、今日はご機嫌です。私も、ここに来ると、地域の皆さんに支えられているなと、心強く感じます」と、うれしそう話しました。

地元のお祭りに子どものイベントをプラス

三井町では、地域の神社で行う祭りがありますが、その祭りに合わせて行っていた「餅まき」を一時期止めていました。岩井さんを始めとした自治会役員の皆さんは、餅まきを自治会で復活させ、子どもたちも参加できるイベントにしました。子どもたちが参加すると、親族の皆さんが参加し、多くの人が集まります。親御さんに準備を手伝ってもらうことで、「地域のイベント」の意識が高まり、イベントも盛り上がるようになりました。

見えてきた課題

「みいっこ」スタッフの打ち合わせのようすの写真

岩井さんは、「立ち上げた活動や、復活させた活動をどうやって維持していくかが課題」と言います。この地域は、転入者が少ない地域。「行事に参加しよう」、「この地域になじもう」と思ってもらえる方を大切にして、活動に共感してもらえる方を少しずつ増やしていくことが必要だと考えています。そのために、「公民館を地域の輪の拠点にして、ここに来れば安心するという場所にしてくことが第一歩」と真剣な表情で話しました。

このページに関するお問い合わせ

まちづくり推進課
電話:058-383-1662
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