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平成31年4月 国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」

ID番号 K29477更新日 平成31年4月1日

国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」

「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博:そらはく)」がリニューアルオープンして、1周年を迎えました。
4月からは、宇宙エリアの展示を解説していきます。
解説するのは、博物館や航空機を愛してやまない方ばかり。機体への愛情あふれる皆さんが語る魅力や見るべきポイントをお楽しみください。

第12回目の解説者は、学芸課の高屋佐保子さん

高屋さんの写真

まずは、100分の1の国際宇宙ステーション全体模型と、「きぼう」の実寸大模型を見比べて、大きさをイメージしてほしいです。国際宇宙ステーションがいかに大きいかが分かると思います。実験棟の中に入ったら、そのリアルさに注目してみてください。国旗や、貼ってあるメモ、テープに書いてあるメッセージは本物とそっくり。実験棟の上にある送風機に手をかざすと、風を感じることができます。空宙博は、何も知らない人にも宇宙や航空に親しんでもらえる展示がたくさんあるので、ぜひ気軽に来てください。

国旗の写真

忠実に再現したメモの写真

送風機の写真

国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」とは

国際宇宙ステーションは、世界15カ国が参加する国際協力プロジェクトです。日本もその一つで、実験棟を開発していて、その名称が日本実験棟「きぼう」です。

「きぼう」全体の写真

【国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」】

船内実験室:長さ11.2メートル、外径4.4メートル、質量14.8トン
船内保管室:長さ4.2メートル、外径4.4メートル、質量4.2トン
開発:宇宙航空研究開発機構(JAXA)

国際宇宙ステーション(以下ISS)とは

1/100模型の写真

国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)は、現在、高度約400キロメートルの宇宙にあり、約90分で地球を一周している有人宇宙施設です。アメリカ、ロシア、カナダ、ヨーロッパ11カ国と日本の合計15カ国が参加して、共同で運営されています。施設内では通常6人の宇宙飛行士が約半年間、生活しながらさまざまな実験を行っています。これまで(2019年3月現在)に日本人宇宙飛行士では9人がISSに滞在しました。展示されているISS模型は、100分の1スケールのため小さいですが、実際の大きさは全長73メートル、幅109メートルもあり、面積は大人用サッカーコート1面分にも相当します。空宙博に展示されている実寸大模型の日本実験棟「きぼう」(以下「きぼう」)がISSの一部であることからも、その大きさを想像していただけるでしょう。

ISSが完成するまで

ISSの建設は、アメリカのスペースシャトルやロシアのソユーズロケットを使って部品を宇宙へ運び、1998年から2011年にかけて行われました。そして、「きぼう」の組み立ては、2008年から2009年にかけて、3回に分けてスペースシャトルで運ばれました。「きぼう」はISSの進行方向の先頭に設置されています。そのため、「きぼう」外壁には宇宙を漂う小さな隕石や宇宙機の破片などの宇宙ゴミ(デブリ)の衝突から身を守る防護壁を備えています。

「きぼう」の秘密をのぞいてみよう!

「きぼう」の内部に入ると…?

階段からの写真

「きぼう」の内部は、重力はほとんどありませんが、酸素は供給され、気圧は地上と同じく1気圧に保たれています。温湿度などを調整する空気調和装置は県内で製造されました。宇宙飛行士がTシャツ姿で実験を行うようすをテレビで見たことがある方も多いでしょう。

「きぼう」で、できる実験

実験棟の中の写真

ここでは実験棟という名前の通り、さまざまな実験が行われています。例えば、重力のほとんどない環境を利用して純度の高い素材を作り出す実験や、生物に与える影響を調べる実験、水の再生システムの実験などが行われています。実験装置は「実験ラック」という同じ大きさのラックに収められて設置されているので、入れ替えることもできます。

室内だけではない!室外でも実験ができます!

アームの写真

「きぼう」はその室外でも実験を行うことができる「船外実験プラットフォーム」と「ロボットアーム」を備えている点も特徴の一つです。船内実験室には船外実験プラットフォームに実験機器を運ぶための扉「エアロック」があり、ロボットアームを使って機器の設置や交換を行っています。ロボットアームは船内のコントローラーから操作することができますが、宇宙飛行士の負担を軽減するため、現在は、地上の管制などから指令を送って操作しているようです。
船外では宇宙環境下での実験が行われます。例えば、天体から放射されるX線を観測する実験や、ロボットアームから最小で縦・横・高さが10センチメートルの「キューブサット」と呼ばれる超小型人工衛星の軌道投入を行っています。これらの人工衛星は、ロケットを用意して打ち上げずに、ISSへ送られる宇宙飛行士の食糧や衣類や実験道具を積んだ補給船で一緒に運ぶこともできます。そのため、大学の研究室など、宇宙開発に巨額の資金を投入することが難しい機関の開発した実験衛星の軌道投入に利用されています。ちなみに、ISSへの補給は、参加各国が開発した補給船を送っており、日本も「こうのとり」という補給船を送っています。

これからも国際宇宙ステーションは見逃せません!

ISSへは今後も野口宇宙飛行士や星出宇宙飛行士が滞在しミッションを遂行する予定です。また2024年以降はISSの運営を民間に移行して、さまざまな実験以外にも商業的な活動も想定されています。旅行者としてISSに行くことができる日も近いかもしれません。

国際宇宙ステーション 日本実験棟「きぼう」はいかがでしたか?空宙博では、「きぼう」ロボットアームの操縦シミュレーションをすることもできます。さらに、2019年3月からは、新たに宇宙トイレの展示やISSと「きぼう」の映像公開が行われています。写真と一緒にご紹介した「きぼう」を見に、ぜひ博物館へお出かけください。

シミュレーションのようすの写真

体験する親子の写真

映像の写真

このページに関するお問い合わせ

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
〒504-0924 岐阜県各務原市下切町5丁目1番地
電話:058-386-8500 ファクス:058-386-9912