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令和2年1月 「必ず起こる災害に備える~防災ひとづくり講座~」 1ページ目

ID番号 K32645更新日 令和2年1月1日

令和2年1月 「必ず起こる災害に備える~防災ひとづくり講座~」の画像

地震や台風など、防ぎようもない自然災害は、尊い命や大切な財産を一瞬のうちに奪ってしまい、日々の生活を脅かす「恐怖」でもあります。毎年やってくる台風は、豪雨や長雨をもたらせば、浸水被害も想定されます。さらに、近い将来、マグニチュード8程度の巨大地震が高い確率で発生するといわれています。
地震や水害の恐怖と隣り合わせで暮らす私たちは、「怖い」とばかり言ってはいられません。過去の災害を教訓に、災害時の被害を少しでも減らせるように、「必ず」起こる災害に備えていく必要があります。
市は、平成23年度から「防災ひとづくり講座」を開催。災害が発生したときに備え、日ごろから活動する地域の防災リーダーを育成してきました。9回目の開催となる今回、講座に密着取材し、防災への備えに熱心に取りくむ受講者の皆さんの声を聞きました。

「防災ひとづくり講座」とは

「自助」「共助」の必要性

段ボールベッド作りのようすの写真

地震や台風などの災害による被害を減らすためには、地域の住民による自主防災活動など、「自助」「共助」の力が必要です。
地域の防災活動に主体的・継続的に取り組み、また、防災に関する正しい知識や技術を習得した防災リーダーを育成するのが、「防災ひとづくり講座」です。

平成23年度から開催。すでに219人が修了

ワークショップのようすの写真

「防災ひとづくり講座」は、平成23年度から、毎年行われており、これまでに219人が学んでいます。9回目を迎えた今回は、20人が受講しました。
この講座のすばらしいところは、何度も継続して受講している方がいること。そして、継続して受講されている方が、新たな受講生を誘って参加していることです。
いざ災害が起こったとき、1人でできることには限界があります。同じ意識を持つ仲間が、「今、何を優先すべきか。何を行うべきか」を共有して行動に移すことができるのは、とても心強いものです。

「防災ひとづくり講座」では、どんなことを学ぶの?

講座は4日間で、時間は午前9時~午後4時30分。時間をかけて、密度の濃い内容を学びます。認定NPO法人レスキューストックヤードを中心に、市防災対策課や消防本部、社会福祉協議会などが講師を務め、災害をさまざまな切り口から捉え、講義を受けたり、ワークショップなどが行われたりしました。
折しも、台風19号による豪雨で、長野県が甚大な浸水被害を受けた時期と重なりました。講師から「今日の講座が終わったら災害支援に向かう」、「昨日、長野県から帰ってきた」などの発言もありました。これまでの災害支援の実体験が数多く紹介され、受講した皆さんは熱心に耳を傾けました。
講座は、1日ごとにテーマが設けられていて、「今日は、何を身につけるための講座なのか」が分かりやすく構成されていました。

  • 1日目(10月27日) 予測される災害の実態と避難生活について考える
  • 2日目(11月16日) 災害ボランティアセンター・災害ボランティアの役割を理解する
  • 3日目(11月17日) 減災対策の具体的な手法を学ぶ
  • 4日目(12月  1日) 地域防災力向上のためにできることを考える

4日間の講座を取材~受講者の視点から~

レスキューストックヤード・浦野愛さんの写真

講座の最終日。この日、午後のワークショップを担当したレスキューストックヤード常務理事・浦野愛さんが、受講生の皆さんに質問を投げかけました。
「4日間を通して、最も印象に残った取組は?」
このテーマに沿って、受講者が話し合った内容を踏まえながら、4日間の講座を振り返ります。

1日目:過酷な避難所生活の実態~私たちは何ができるのか?~

1日目のテーマは、「予測される災害の実態と避難生活について考える」。午前中に、「各務原市で予想される自然災害と対策」の講義を聞いた後に、「過去の災害における過酷な避難所生活の実態」の講義・ワークショップが行われました。

配慮が必要な方への対応や心のケア~大切なことは、人間の尊厳がそこなわれないこと~

これまでの避難所生活の実態が3つのケースで示されました。

  • 足の不自由な高齢者がトイレに行きづらく、食事を我慢してしまう事例
  • リウマチに苦しむ女性が、「人にわかってもらえない」と感情を閉ざしてしまう事例
  • 重度の障がいを持つ本人と家族が、心ない言葉に傷ついた事例

1日目のワークショップのようすの写真

会場では、再現ビデオが流されましたが、「再現」とわかっていても心が痛む事例ばかりでした。
「こういったことが起こらないためには、どうすればよかったでしょう」との浦野さんの問いかけに、受講者は3つのグループに分かれて話し合いました。
「避難所で、気軽に声を掛けられる人がわからない。印をつけるとよい」
「話を聞いてあげられる存在があるとよい」
「福祉用のスペースがあるといいのでは」
誰もが真剣に考え、さまざまな意見が出ました。浦野さんは、「本人が何を求めているのか、必ず耳を傾けてください。自尊心と排泄は密接に関係しています。大切なことは、人間の尊厳がそこなわれないことです」と強調して、次の内容を話しました。

避難所生活で命と尊厳と健康が維持され、活力を失わないために必要な要素
  1.  トイレ・寝床・食事・衛生環境が整っている
  2.  人との関わりが絶たれない
  3. 「暮らし」の感覚を失わない、自分でできることは自分でやる(掃除・洗濯・調理・移動など)
  4.  行政、医療・看護・保険福祉の専門職との連携

「でも、実際には、実働者や調整役が圧倒的に不足していることが課題です」と、浦野さんは言葉を続けました。

消防団の先輩から勧められて受講

馬場一朗太さんの写真

馬場一朗太さん(蘇原外山町)
現在、地域の消防団に所属しています。先輩に勧められて受講しました。避難所生活のワークショップは、深く考えさせられる事例でした。大きな災害があると、避難所生活は長引くことが予想されます。生活物資が限られた中でも、工夫と心遣いで、「暮らし」を維持していかなければ、全員が疲弊してしまうと感じました。「暮らし」を維持していくための知恵がたくさん詰まったワークショップでした。

2日目:災害ボランティアセンターの開設~やることがたくさんありすぎて、パニックに~

ボランティアセンター受付の写真

2日目のテーマは、「災害ボランティアセンター・災害ボランティアの役割を理解する」。参加者の多くが印象に残ったのは、「災害ボランティアセンター受付模擬演習」でした。午前中に、関市社会福祉協議会の方などから「2018年度 関市水害の現場から」と題した講義を聞いた後に、市社会福祉協議会が中心となって進められました。

ボラティアと被災者をつなぐ場所~「頼れる」という安心感~

ボランティアセンター受付の写真

「災害ボランティアセンター」は、全国の社会福祉協議会が主体となって設置されます。災害が発生すると、行政の力だけでは、1人ひとりの困りごとに対応することは困難です。災害ボランティアは、行政だけでは手が回らないところに、支援の手を差し伸べてくれる大切な存在です。
この日は、センターに訪れるボランティアの受付業務、個々の活動とのマッチング、活動のオリエンテーションなど、災害ボランティアセンターの受付の模擬演習に取り組みました。
受講した皆さんは、受付業務に精一杯で、なかなか次のステップに進むことができませんでした。演習が終わると、一斉に「何もできなかった」との落胆の声。一方で、実際に災害が起こった際のボランティアセンターの設置の難しさや大切さを実感した演習になりました。

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電話:058-383-1900
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