血圧を正しく知っていますか?

ページ番号1012982  更新日 令和3年12月8日

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そもそも血圧ってなに?

血圧とは、心臓から送り出された血流が全身へと流れていく際に、動脈の内壁にかかる圧力のことです。

収縮期血圧(最高血圧):血液を送り出すときに心臓が収縮したときの血圧。

拡張期血圧(最低血圧):次に送り出す血液を溜め込むために心臓が拡張しているときの血圧。

血圧の特徴

・血圧は常に変動している

食事、運動などの日常生活、精神的ストレス、年齢や気温など、さまざまな要因により変動するものです。夜間睡眠中の血圧は低く、起きて活動している日中は高くなります。緊張したりして、一時的に血圧が上昇しても、普段の血圧が正常であれば問題ありません。

・血圧が高くても自覚症状が乏しい

高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれ、ほとんど自覚症状がありません。

なぜ、血圧が高いといけないの?

高血圧は、血圧が高い状態が続くことです。血圧が高い状態が続くと、血管に圧力がかかるため次第に厚く硬くなり(動脈硬化)、血管本来のしなやかさがなくなり脆くなってしまいます。その結果、脳卒中や心臓病、慢性腎臓病(CKD)といった深刻な病気にかかる可能性が高くなります。

血圧の基準について

高血圧の基準は、病院で測定した場合と家庭で測定した場合で異なります。

【病院で測定した場合】

収縮期血圧が140mmHgHg以上 かつ/または 拡張期血圧が90mmHg以上

【家庭で測定した場合】

収縮期血圧が135mmHg以上 かつ/または 拡張期血圧は85mmHg以上

自宅で血圧測定をしましょう

血圧は常に変動しているため、病院などで測る診察室血圧が正常だとしても、安心はできません。正しい数値を知るために、家庭で血圧測定をすることが大切です。日頃から血圧をチェックして、高くなったら生活習慣を見直す、医師に相談するなど、早めに対処しましょう。日本高血圧学会では、起床時と就寝前の毎日決まった時間帯に測定することや、血圧に与える影響を一定にするために、以下のタイミングで測定することを推奨しています。

血圧測定のタイミング

朝の測定

・起床後1時間以内

・排尿後

・朝食前

・服薬前(降圧薬を飲んでいる場合)

・1~2分安静後

 

夜の測定

・就寝前

・排尿後

・1~2分安静後

高血圧を予防するために

まずは生活習慣を振り返ってみましょう。高血圧の予防だけでなく、他の生活習慣病も予防することにもつながります。高血圧といえば「減塩」です。食生活の中でも特に「減塩」が血圧と関係していることは研究で分かっています。

下記リンクにて、高血圧予防や減塩のコツなど一般の方向けの情報が載っています。ぜひご覧ください。

関連リンク

日本高血圧学会のホームページ

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健康管理課 保健指導第一係
電話:058-383-1115
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