現総合体育館のあり方

経緯

現在の総合体育館は、築40年が経過し、老朽化が進んでいます。また、現在の総合体育館が抱える、「駐車場が少ない」、「一部の競技コートの規格に対応できていない」などの課題を解決するため、現在の総合体育館とは別のエリアに新たな総合体育館を整備することとし、その完成は令和11年度ごろの見込みとなっています。
このような背景を踏まえ、現在の総合体育館の今後のあり方について検討しました。

経過

令和5年6月から7月にかけて「体育館・格技場の利用に関するアンケート調査」を実施し、その結果や現総合体育館の現状を踏まえながら検討を重ねた結果、令和5年11月29日に下記の結論に至りました。

結論

新総合体育館整備基本構想策定時に、現総合体育館を活動拠点としているスポーツ協会所属の各種目団体のすべてが、拠点を移すまたは条件次第で拠点を移すと回答しています。また、令和5年6月から7月に実施した「体育館・格技場の利用に関するアンケート調査」の結果によると、現総合体育館を利用している約1割の人が今後現総合体育館を利用しないと回答し、約6割5分から7割の人が新総合体育館と併用して現総合体育館を利用すると回答していることから、現総合体育館の利用者は減少することが見込まれます。
一方で、現総合体育館の利用率と抽選倍率は高く、また、アンケート結果から希望通り施設が確保できていない人が多数いることが分かり、その市民需要は高いことから、新総合体育館建設後であっても現総合体育館の利用者が著しく減少するとは考え難い状況です。
現総合体育館は昭和58年に建設し約40年が経過しましたが、個別施設計画において、その使用目標年数を令和30年としており、まだ使用に耐え得る状況にあります。
以上のことから、新総合体育館建設後の市内一円の体育館（総合体育館、地区体育館、学校体育館など）の利用状況などを注視しつつ、当面の間は適切な維持管理を行いながら現総合体育館を有効活用していきます。