本庁舎の耐震診断結果について
本庁舎の耐震診断の実施
各務原市本庁舎は、昭和48年に竣工した建物で、昭和56年以前の古い耐震基準で設計・建設されています。市では、建物の安全性を確認するため、本庁舎の耐震診断を平成25年度に実施しました。
耐震性基準
Is値とは
建物の地震に対する強さ(耐震性能)を表す指標で、数値が大きいほど耐震性が高くなります。
一般的にはIs値が0.6の建物は、昭和56年からの新耐震基準と同等の耐力を有するとされ、震度6強~7程度の規模の大地震発生時に安全であるとされています。
なお、官庁施設は用途などの種類ごとに耐震安全性の目標値Is値が定められています。例として、災害時に拠点となる庁舎のIs値は0.9以上が必要とされています。
Is値の目安
0.3未満 倒壊または崩壊する危険性が高い
0.3以上0.6未満 倒壊または崩壊する危険性がある
0.6以上 倒壊または崩壊する危険性が低い
CTU・SD値とは
地震による水平方向の力に対し、それに対応する建物の強さを表す数値で、値が高いほど地震に強い建物とされています。Is値が高い場合でも、この値が0.3未満の場合は、倒壊の危険性があるとされています。
耐震診断結果
診断結果
本庁舎の耐震診断結果は次のとおりです。
階 | Is値 | CTU・SD値 |
---|---|---|
6 | 0.50 | 0.51 |
5 | 0.65 | 0.66 |
4 | 0.40 | 0.41 |
3 | 0.39 | 0.40 |
2 | 0.36 | 0.37 |
1 | 0.34 | 0.34 |
B1 | 0.44 | 0.45 |
階 | Is値 | CTU・SD値 |
---|---|---|
6 | 0.63 | 0.64 |
5 | 0.52 | 0.53 |
4 | 0.46 | 0.47 |
3 | 0.40 | 0.40 |
2 | 0.37 | 0.37 |
1 | 0.28 | 0.29 |
B1 | 0.40 | 0.41 |
まとめ
東西方向および南北方法ともに、一部の階を除き、Is値0.6を下回っており、中でも1階の南北方向では、Is値が0.28であり、倒壊の危険性が高いとされる0.3を下回っているという結果となりました。
また、1階の南北方向のCTU・SD値が0.29となっており、目安の0.3を下回っています。
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