胎児期から乳幼児期 よくある質問

ページ番号1004026  更新日 令和3年2月12日

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質問妊娠中のタバコやお酒は、なぜダメなの?

回答

 タバコの煙に含まれる有毒な物質の主なものにニコチンや一酸化炭素があります。それらは、血管を収縮させたり血液が酸素を運ぶ能力を低下させたりして、おなかの赤ちゃんに十分な酸素や栄養を送ることができなくなります。こうしたことは、赤ちゃんの発育に影響をおよぼします。
 低出生体重児が産まれる割合は、一般にタバコを吸う妊婦は、吸わない人に比べると約2倍高くなり、子どもの出生体重は、平均で200グラム少ないです。また、妊婦の喫煙による自然流産の発生の割合は、約2倍。早産で産まれる割合は、約1.5倍、周産期死亡率(妊娠満22週以後の死産と産まれて1週未満の新生児死亡の割合)は約1.4倍高くなるといわれています。
 妊娠期にアルコールを摂ることが習慣になると、知的障害、発育障害を伴う胎児性アルコール症候群の子どもが産まれる割合が高くなります。脳の形成異常に対しては、アルコールにタバコが加わることによってさらに発生率が高くなることが動物実験によって確認されています。

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