馬具・陶馬(とうま)

ページ番号1005291  更新日 令和3年2月12日

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各務原市の遺跡から出土した馬具・陶馬の紹介

馬具(ふな塚古墳・大牧1号墳出土)

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馬具の種類と名称

古墳に納められた副葬品の中には、葬られた人の権威を示す勾玉などの装飾品や刀などの武器のほか、馬飾りが見つかることがあります。馬は古墳時代に初めて大陸からもたらされたもので、きらびやかな飾りをつけられた馬は、権力の象徴となっていました。

陶馬(各務寒洞窯跡・稲田山古窯跡出土)

写真5
陶馬

大陸から伝わった風習のひとつで、川や井戸の水に関わる祭祀や、雨乞いなどのまじないに用いられたとされます。
当時、牛や馬を水神にささげるために生贄にすることがあったようで、その代わりのものとしてこうした土製品が作られました。そのほか、よいことを運んでくる神様の乗り物「神馬」として祀ったり、またはその逆に疫神の乗り物とされ、伝染病など悪いものを運んでこないように陶馬の一部をわざと壊すなどして、厄除けにしたとも考えられています。

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