段ボールコンポストを利用して生ごみから堆肥をつくろう!
家庭から出るごみの約1割が生ごみです。ごみの減量に是非チャレンジしてみよう。
段ボールコンポストとは・・
段ボール箱を利用した生ごみ処理容器です。段ボール箱に基材を入れ、微生物の力によって生ごみを分解し、堆肥を作るものです。
1.準備をしよう!用意するもの
(1)段ボール箱 1個
(2)基材 ・ココピート/15リットル ・もみ殻くん炭/10リットル
(3)風がとおるような形状の台
(4)スコップ
(5)生ごみ
(6)虫よけキャップ
いらなくなったTシャツの袖と首の部分を縫い合わせる等して作ります。
■段ボールコンポストの作り方
手順(1)段ボールを箱状に組み立てよう
底が抜けるのを避けるために二重底にして底を強化します。
<ポイント>
- ガムテープはクラフトを使おう。
- 最小限のガムテープで固定しよう。
- 虫の侵入を防ぐため、隙間や穴をガムテープで目張りしよう。
手順(2)風通しのよい網目状の台に段ボールを置こう
直接地面に置くと、底が湿って段ボールが壊れやすくなります。通気性を良くするために土台を用意してください。
手順(3) 基材を投入しよう
あらかじめ混ぜた基材(ココピート、もみ殻くん炭)を段ボールの6割くらいまで入れる。
2.段ボールコンポストを利用しよう
生ごみを投入してみましょう。
1日500グラムから800グラムを目安として投入してください。
(生ごみの量は少なくてもかまいません)
生ごみ投入の手順
前日に入れた生ごみ部分のみよくかき混ぜる。
中心部に穴を掘って、生ごみを入れる。
上から基材をかぶせておく。
虫よけキャップをかぶせる。
生ごみ投入のポイント
投入物について
- なるべく細かくしてから入れると分解が早くなります。
- 生ごみの水切りはしなくても大丈夫です。
- 貝殻は分解しないので投入しないでください。
- 玉ねぎ、トウモロコシ、タケノコの皮等の乾燥したものは分解されるまでに時間がかかります。
- 廃油、魚のあら、炭水化物は微生物の分解促進になります。
置き場所について
- 雨にあたらない場所に置く。
- 風通しのよい場所に置く。
- 可能であれば日当たりがよい場所が望ましい。
温度管理について
微生物が順調に分解していると、段ボールの中身が20℃から40℃程度まで上がります。
寒い季節は微生物の働きを助けるため、日なたなど暖かい場所に置き、廃油や米ぬかなどカロリーの 高いものを時々入れるなど工夫が必要です。
においが気になる場合について
通気性のよくない状態の場合があります。スコップを縦に差し込み、しっかりと空気を送り込みましょう。
虫対策について
台所の生ごみも密封保管して、虫に卵を産ませないようにしましょう。
段ボールコンポストにきちんとガムテープで目張りし、虫よけキャップをかぶせて虫に卵を産ませないようにしましょう。
3.熟成させよう
投入期間3カ月から6カ月程度経過し、基材がべたつき、分解するまでに時間がかかると感じた時が熟成を行う時期です。
熟成の必要性
段ボールコンポストへの生ごみ投入を終了した時点では、堆肥ではありません。
未熟な堆肥を土の中に入れると、土の中で熟成がはじまり、植物の根を傷めることがあります。
熟成の手順
1週間に1回程度1リットルから2リットルの水分を加え、基材全体をよく混ぜて分解を促進します。
熟成期間は、夏期で2週間から1カ月、冬季で1カ月から2カ月程度で、生ごみの形がなくなり、水分を加えても温度の上昇がなければ熟成完了となります。
4.肥料の完成
お疲れ様でした。堆肥の完成です。
自宅で野菜や花を育ててみましょう。
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