令和6年度交付事業取材レポート

ページ番号1021465  更新日 令和6年5月8日

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取材レポートでは、各務原市まちづくり活動助成金 令和6年度交付事業の活動の様子を紹介します。(レポートの内容は、事務局の取材や団体からのヒアリングなどをもとに作成します。)

おいしく食べていっぱい遊ぼう事業(結愛ポート)

夏野菜の植え付けのようす

5月5日(日曜日)午前9時~10時、蘇原島崎町の畑で「夏野菜植え付け」が行われ、14人が参加しました。

夏野菜の植え付けでは、畝を立て、ナス、トマト、ズッキーニ、スイカ、バジルやジャガイモの苗を植え、ヘチマ、オクラ、花オクラなどの種を蒔きました。多くの肥料が必要なもの、牡蠣殻石灰を用いるもの、マルチシートを使うものなど、植物の特性を代表の各務亜紀さんに教わりながら、子どもや保護者、ボランティアスタッフが協力し合って作業を行いました。団体の畑において、肥料には家庭から出た生ごみを微生物の力で分解したものを用いていますが、植え付けと同時に肥料作りも体験させることで、自分が食べたものが野菜の育成に使われる循環を実感できるような工夫もされていました。
また、同日午前11時~午後1時には、蘇原申子町にある団体拠点「おひさまのおうち」でイベントに向けた開放日を設け、参加者同士でたこ焼きを作って食べながら、10月のイベントに向けた相談を始められました。

10月まで、月に1回を目安に開放日を設け、「おいしいものをお腹いっぱい食べる」、「やりたいことをやる」ための、子どもたちの自主的な行動を引き出し、サポートされる予定です。

各務原狂言囃子の会事業(船出の会)

「金岡」公演のようす

4月27日(土曜日)午後2時~4時、村国座において、船出の会による「各務原狂言囃子の会」が開催されました。来場者およそ180人のうち、初めて狂言に触れる方が全体の1/3を占めました。

船出の会代表の船戸昭弘さんのあいさつの後、演者である三宅近成さんが能楽の成り立ちや、今回公演する「棒縛(ぼうしばり)」「金岡(かなおか)」の2つの演目について内容の解説を行いました。
「棒縛」では、太郎冠者と次郎冠者が盗み飲みをしないように主人に縛られながらもお酒を美味しそうに飲む場面があることから、市内の蔵元・林本店が、歌舞伎役者の名前を冠したお酒「百十郎」の振る舞いで協力し、公演前後や休憩中の来場者同士の会話を盛り上げました。また、「金岡」は、演者も人生で数えるほどしか演じない貴重な演目であることが紹介されました。2つの演目の間には、素囃子「獅子」が演奏され、船戸さんは、解説で獅子が身近な存在であることを伝え、露が落ちる静けさやボタンの花についた露を口にする様子など、音が表現している風景を、観覧者がイメージしやすいようかみ砕いて伝えられました。

40代の男性参加者は、「初めて狂言を観ました。もっと難しいかと思ったけれど、事前に解説があったおかげで思った以上に楽しめたので、また機会があれば観てみたいです。」と話しました。また、事前に鼓体験に参加した女性は、「実際に鼓を触って、いかに難しいかわかっていたので、凄さがより実感できました。」とコメントしました。

各務原市立那加中学校ビオトープ再整備事業(つゆ草の会)

那加中学校ビオトープ那加庭での蛍の幼虫放流式

4月7日(日曜日)9時~10時、那加中学ビオトープ「那加庭」にて、蛍の放流式が行われました。
桜・チューリップ・芝桜が美しく咲くビオトープ「那加庭」に、つゆ草の会の皆さん(14名)・生徒会執行部の皆さん(5名)・地域の皆さんが集まり、つゆ草の会の皆さんが育てられた500匹の蛍の幼虫を、参加された皆さんの手で放流しました。
6月頃には、蛍の幼虫が蛹から羽化して夜空を舞う予定です。令和5年は約200匹が羽化したので、令和6年は300匹が羽化することを皆さん期待されています。
(注)「ビオトープ」ですが、令和5年度、那加中学校の生徒さん達の校内公募により「那加庭」と命名されました。学生さん達は「那加庭」と呼んでおられます。(生徒会長さん談)
会の終わりには「サプライズイベント」として、生後一か月の鴨の赤ちゃん(8羽)のお披露目が有りました。立派な鴨に成長することを皆さん期待されています。
 

各務原狂言囃子の会事業(船出の会)

中山道鵜沼宿脇本陣での小鼓体験のようす

4月6日(土曜日)午後1時~3時、中山道鵜沼宿脇本陣において、船出の会代表の船戸昭弘さんによる小鼓体験が行われ、市内外から16人が参加しました。
最初に、小鼓について説明がありました。体験に使用した小鼓の胴は、およそ50年前、400年前、600年前のものなど。参加者は、「高さや幅はどれも同じだけれど、年代や作者によって彫り方が異なり、音にも差がある。」という船戸さんの説明を聞きながら実物を手に取って眺め、歴史の流れを感じました。
体験では、能楽や狂言で使用する小鼓の持ち方・打ち方の基本をレクチャー。小鼓の音には「チ・タ・プ・ポ」の4種類があること、掛け声を出しながら演奏すること、「ミツジ・ツヅケ・トリ・ノムテ」の4つのパターンがあることなどの説明がありました。
能や狂言の舞台の話では、4月27日(土曜日)の公演について紹介がありました。また、「セリフがある部分では小鼓を打つことはないので、床几をたたみ、横を向いて座ってリラックスしている。出番が近づくと徐に床几を取り出して準備を始める。」などの裏話には、参加者が「知らなかった。」と興味津々で聞き入りました。
川島地区在住の女性は、「先日、鵜沼宿でチラシをみて、絶対に参加したいと思って再訪した。」と話し、今後予定されている川島ライフデザインセンターの小鼓体験講座や村国座で の公演についても興味を示していました。

令和5年度事業取材レポートは以下リンクからご覧いただけます。

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