令和6年1月1日

ページ番号1019784  更新日 令和6年1月1日

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令和6年 年頭あいさつ

市制施行60周年記念式典の写真

年始にあたり、昨年を振り返り、今年の展望を申し上げます。

活気あるまち

昨年の5月8日、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、少しずつ以前の日常が戻ってきました。おさんぽマルシェやマーケット日和などのイベント、地域の夏祭りや市民運動会など、多くの人で賑わう様子に、人や地域がつながる機会の大切さを改めて感じています。
一方で、エネルギーや食料品などの物価高騰が続き、市民生活や事業者の経営に影響を及ぼす中、市ではプレミアム付商品券事業や価格高騰重点支援給付金給付事業、中小企業などのエネルギー高騰対策事業といった支援を行いました。今後も、社会経済情勢や、国・県の動向を注視しながら、必要な支援を適時適切に実施していきます。

健康寿命の延伸

コロナ禍に新しく始めた事業のひとつに、高齢の方の運動習慣を定着することを目的とした「ICTを活用したウォーキング事業」があります。昨年は定員を拡大して開催しました。参加者からは「目標がありがんばれた」、「歩数を意識するようになった」、「事業終了後も継続している」などのうれしい声があり、事業の成果を実感しています。今後も、加齢により心身の機能が低下する状態「フレイル」を防ぐために、自分の健康状態を把握するフレイルチェック事業を各地域で実施し、運動や食生活の改善、外出などのきっかけへとつなげていきます。

子育てしやすいまち

保育所を利用する保護者の経済的負担を軽減するため、3歳未満児の保育料も引き下げました。さらに、保育所のICT化を推進し、保護者の利便性の向上と、安心して子どもを預けられる保育環境の充実を図っています。
そして、誰もが住み慣れた地域で安心して学べるように、令和7年4月の開校を目指し、「各務原市立かかみがはら支援学校(仮称)」の整備事業を着実に進めています。未来の宝である子どもたちが各務原市で心豊かにたくましく成長していくための取組を、全力で行います。

誰もが住みやすいまち

市内に住む外国の方が年々増加傾向にある中、誰もが安全に安心して暮らせるよう、外国人親子向けの日本語教室や洪水ハザードマップ多言語化事業などを実施しました。今後も、本市で暮らし、働き、学ぶすべての人が、国籍や文化の違いにとらわれず、お互いを理解し、認め、共存する、「多文化共生社会」の実現に向けた取組を推進していきます。

便利で快適に暮らせるまち

JR蘇原駅は通勤通学の利用者がとても多い駅ですが、駅前が整備されておらず、無秩序に自転車が停められ、送迎者の乗入が難しいなどの課題がありました。令和3年に駅前広場の整備に着手し、今年度末には、ふれあいバスや送迎者が安全に乗り入れできるロータリーや、250台収容できる駐輪場のほか、トイレや休憩所などが完成する予定です。
また、名鉄新那加駅の南口についても、駅前広場や駐輪場などの整備を進めるなど、駅利用者の利便性、安全性を向上させ、鉄道駅を中心とした賑わいを創出し、魅力と活力あるまちづくりを進めていきます。

新たなスタート

今年度は市制施行60周年という節目の年であり、昨年の11月4日には記念式典と市庁舎完成式典を開催しました。新たに完成した低層棟が、市民の皆様の憩いの場や交流拠点となるよう、つながりや賑わいを創出していきます。そして、新庁舎が防災対策の拠点としての役割を果たすため、あらゆる災害に備えた訓練を積み重ねていきます。
また、水道水の有機フッ素化合物の課題については、低廉で清浄な水道水を安定供給するため、恒久的な対策として、健全な水環境の確保とともに、より確実で安定的な性能を有する水道施設の建設を全力で進め、市民の皆様の安全・安心で快適な暮らしを守っていきます。

総合計画の集大成

平成27年度より10年先を見据えてスタートした各務原市総合計画は、令和6年度が最終年度になります。「笑顔があふれる元気なまち」の実現に向け、すべての分野において共通の方針である「つながりづくり」を加速させ、市民、行政、地域、企業、団体などが「結」びつきを深め、あらゆる世代の皆様がしあわせを実感できる取組を全力で推進していきます。

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