HINADORIプロジェクト:自然と地域をつなぐツリーハウスづくり事業(HINADORIプロジェクト協議会)
各務原市まちづくり活動助成金 令和7年度交付事業の活動の様子を紹介します。(レポートの内容は、事務局の取材や団体からのヒアリングなどをもとに作成しています。)
まちづくり活動助成金 令和7年度事業
スタート助成1年目
事業概要
ツリーハウス制作とワークショップを通じて、地域の方々と共に自然資源の活用を考える事業。
予算
- 総事業費 306,360円
- 助成金交付申請額:100,000円
- 用途:竹割、竹割鉈、のこぎり、剪定ばさみ、鎌、ハッカー、ペンチ、ニッパー、ヘルメット、ブルーシート、しゅろ垣根縄、手袋、消耗品
虫ホテルとバードウォッチングゾーン作り(令和7年4月5日)
4月5日(土曜日) 午前9時30分~午後1時、国営木曽三川公園 かさだ広場・アウトドアフィールド「竹の広場」前で、ツリーハウスづくりのプロジェクトが開始されました。
当日は、スタッフ4人と講師、カメラマンが協力しワークショップを実施。大人2人、子ども6人が参加したほか、参加者家族が見学するなど、総勢24人が集いました。
ワークショップは、当初大人も子どもも同じようにツリーハウスづくりに取り組む内容を想定していましたが、小さい子には困難な内容が含まれることから、大人向けのワークショップと、子ども向けの「キッズクラブ」に分けて実施することになりました。
大人向けのワークショップでは、講師のアレサンドロ・セニガリエズィさん(プラスデザインスタジオ)の指導のもと、参加者は葦で編まれたすだれを使い、ツリーハウスの土台に葦の壁を設置する作業を行いました。
講師からは「日本の土壁では、壁の中にも竹や木材を使っていますが、ヨーロッパの建築では、竹のフレームに、葦を3レイヤーほど重ねたところに直接土壁を塗る工法が用いられています。」と説明があり、参加者からは葦の活用の可能性に驚きの声が上がりました。また、ワイヤーの突起には、けが防止のため、しゅろ縄が巻かれました。現地にはしゅろの木が自生しており、講師による特性の紹介がありました。参加者からは「この自然のネットが、この縄になるのか。」という声がありました。ワークショップの合間では、「葦やしゅろ縄は自然素材であるため、不要になった際に畑などにそのまま使うことができるね。」など、循環を考える会話も生まれていました。
キッズクラブでは、団体メンバーでありアーティストでもある小野摩耶さんが講師となり、子どもたちが現地に落ちている材料を使って「秘密基地」を作るワークショップを実施しました。子どもたちは現地にあるつる草や、伐採後の竹、草などを使い、それぞれ工夫を凝らして秘密基地を製作。大人の作業を見て、自分の秘密基地に活用する子もありました。次回も引き続き、秘密基地を充実させる予定です。
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