HINADORIプロジェクト:自然と地域をつなぐツリーハウスづくり事業(HINADORIプロジェクト協議会)
各務原市まちづくり活動助成金 令和7年度交付事業の活動の様子を紹介します。(レポートの内容は、事務局の取材や団体からのヒアリングなどをもとに作成しています。)
まちづくり活動助成金 令和7年度事業
スタート助成1年目
事業概要
ツリーハウス制作とワークショップを通じて、地域の方々と共に自然資源の活用を考える事業。
予算
- 総事業費 306,360円
- 助成金交付申請額:100,000円
- 用途:竹割、竹割鉈、のこぎり、剪定ばさみ、鎌、ハッカー、ペンチ、ニッパー、ヘルメット、ブルーシート、しゅろ垣根縄、手袋、消耗品
鳥の餌場作りワークショップ(令和8年3月21日)

3月21日(土曜日)午前9時30分~午後1時、川島のプラスデザインスタジオにて、HINADORIプロジェクト協議会の主催で「鳥の餌場作りワークショップ」が開催され、大人4名、子ども6名が参加しました。
鳥の餌場は、屋外で使用する想定であるため、防虫・防腐効果を高めるために木材を炭化させるところからスタートしました。この手法は、特に雨風にさらされる建物の外壁材として昔から使われてきたものだそうです。参加者たちは各自バーナーを使って表面を焼き、布で磨きました。バーナーは2種類用意され、じっくり焼いたものと、強い火で焼いたものの雰囲気の違いを、各自の好みに合わせて楽しんでいました。
焼き板を蝶番で3枚組み合わせ、端になる2箇所にドリルで穴を開けて、パラコードを通して吊るすと、三角形の可愛い鳥の餌場が誕生しました。4月にツリーハウスを設置予定のかさだ広場・アウトドアフィールドで見られる鳥の話題なども出され、建築手法を学ぶとともに自然との共生を考える、充実したワークショップとなりました。
葦簀(よしず)作りワークショップ(令和8年2月21日)

2月21日(土曜日)午前9時30分~午後1時、プラスデザインスタジオ(川島河田町)にて「葦簀づくりワークショップ」が開催され、大人4名、子ども6名が参加しました。
講師のアレサンドロ・セニガリエズィさんは冒頭、「葦簀の材料である葦は、各務原・岐阜・一宮などの河川敷に、自然に生えています。過去のワークショップでは、葦をみんなで河川敷に取りに行きましたね。自然の素材には、無料で手に入るものがたくさんあります。現代はみんな忙しいので、お金を出して他の人にやってもらっているけれど、昔の人には時間がたくさんあったので、自然の素材を自分たちで使える形に加工していました。今日は、『葦簀』を作ります。同じ作り方で素材を変えるだけで、茅簀や菰なども作れますよ。」と説明してワークショップを始めました。
縄には初心者でも視認しやすいよう黒い麻紐を使いました。また、麻紐を締めるための重しとして使う「槌の子」には、アオダモの枝を活用しました。
参加者は、太さや長さ、上下のゆがみなどを見ながら好みの葦簀になるよう葦を選び、一本一本編み合わせました。途中で青竹を入れてアクセントにする参加者もあり、各自、個性が光る葦簀を完成させました。
参加した子どもたちは、「草だけど、何枚も組み合わせたら壁になるってすごい!」、「秘密基地の出入り口にするといいんじゃない?」、「もっと大きいのも作れるかも。」など、楽しそうに想像を膨らませ、以降のワークショップを楽しみにしていました。
ツリーハウスの材料を自然に返す(令和7年7月12日)

7月12日(土曜日)午前9時30分~午後1時、かさだ広場・各務原アウトドアフィールドにて、HINADORIプロジェクト協議会の主催で「トレッキングとツリーハウスの材料を自然に返す」が開催され、大人4名、子ども5名が参加しました。
最初に、講師のアレサンドロ・セニガリエズィさんから、ツリーハウスは解体後に竹の棒と竹炭になったと説明がありました。参加者が一人一人竹の棒と竹炭を手に、トレッキングしながら森に入り、ツリーハウスづくりのために竹を伐採した竹林に戻すことで、素材の循環を学びました。
トレッキングでは植物や虫などの観察を楽しみました。森の中には蚊が多く、対策をしていても虫に刺されてしまった参加者もありましたが、塩が解毒に使えることを教わり、各自が試していました。
虫の多さや暑さなどから、後半は予定から少し内容を変更。かさだ広場での遊具あそびの時間を設けた後、ゴミ拾いをしながら公園内をトレッキングしました。プラゴミを拾うと1ポイント、大きいゴミは3ポイント、などと点数をつけながら、111ポイント分のゴミを拾うことができました。日陰も使いながら安全に実施され、環境への意識向上が図られました。
竹ワークショップ~竹炭づくり~(令和7年6月7日)

6月7日(土曜日)午前9時30分~午後1時、プラスデザインスタジオ(川島河田町)にて、HINADORIプロジェクトの「竹ワークショップ VOL.3 竹炭作り」が開催され、2名が参加しました。
竹炭づくりに使われたのは、5月3日(土曜日)に解体されたツリーハウスで使われていた竹の一部です。ツリーハウスの床、土台となる部分は、今後もツリーハウスとして活用されますが、壁や屋根、装飾に使われていた素材は自然に還したり、生活に使ったりすることで、循環を学びます。
最初に、新品のペンキ缶の蓋に穴を開けた容器に納まるような長さになるよう、ノコギリで竹をカットし、缶に敷き詰めました。その後、七輪の網の上に缶をセットし、1時間加熱して、竹が炭になるまで火をくべました。参加者は講師のアレサンドロさんに「竹には油が多く含まれているので、着火しやすいけれど、火が大きくなりやすいので、竹だけで燃やすことは危険。着火剤として、他の薪と組み合わせてうまく使って。」「缶の穴から均等に煙が出るように、火加減を調整するといいよ。」などのアドバイスを受けながら、竹炭づくりを行いました。
完成した竹炭は、燻製の匂いを残したり(虫よけ、畑への散布用)、水に漬けてから干して匂いを取ったり(消臭剤、吸湿剤用)、塊のまま使ったり、パウダー状にしたり、と、用途に応じてさらに加工します。ワークショップでは、すり鉢でパウダー状の竹炭を作ったほか、市販されている食用の竹炭を入れたお茶や竹炭を練り込んだお菓子も楽しみました。
ツリーハウス展示(令和7年4月26日)

4月26日(土曜日)、国営木曽三川公園公園 各務原アウトドアフィールドにて、HINADORIプロジェクト協議会のワークショップで制作されたツリーハウスの展示が始まりました。
子ども連れの家族や通りがかりの地域住民を中心に、多数の来場者が訪れ、スタッフ4名と講師のアレサンドロさん、カメラマンの奥村さん・高田さんの6人が、来場者にツリーハウスを案内したり、その様子を記録したりしました。
また、ツリーハウスを設置した南側にある「竹の広場」では、協力者4人がオープニングイベントとして子どもたちへの遊びを提供しました。
ツリーハウスは、4種類5回のワークショップを経て、下から1.3メートルの高さに吊り上げられた直径2.6メートルの土台に、現地で採取した竹の骨組み、河川敷に生える葦の壁、麻袋に落ち葉や草を詰めたものに笹を重ねた屋根などが土台から1.8メートルの高さまで取り付けられました。講師のアレサンドロさんは、「半径5キロメートルの範囲にある素材で建物を建てると、環境によい状態を保つことができる」と、循環を意識した建築について解説。今回の建築材料の85%は自然素材だと話しました(残り15%は土台やワイヤーなど安全に関わる部品)。今回のツリーハウスは、自然と喧嘩をしない柔軟な考え方も象徴しているそうで、「ぶつかり合うとお互いに怪我をしてしまうけれど、ゆれることでお互い心地よい環境にできる。自然のバイブルに合わせると未来は明るくなると思う。」と話されていました。
子どもへの遊びの場では、絵本やお絵かき、海洋ごみアートの紹介などのほか、おが屑プールやスラックライン、INDO BOARD(インドゥーボード)、トランポリンなどが用意され、子どもたちが思い思いに楽しんでいました。
虫ホテルとバードウォッチングゾーン作り(令和7年4月5日)

4月5日(土曜日) 午前9時30分~午後1時、国営木曽三川公園 かさだ広場・アウトドアフィールド「竹の広場」前で、ツリーハウスづくりのプロジェクトが開始されました。
当日は、スタッフ4人と講師、カメラマンが協力しワークショップを実施。大人2人、子ども6人が参加したほか、参加者家族が見学するなど、総勢24人が集いました。
ワークショップは、当初大人も子どもも同じようにツリーハウスづくりに取り組む内容を想定していましたが、小さい子には困難な内容が含まれることから、大人向けのワークショップと、子ども向けの「キッズクラブ」に分けて実施することになりました。
大人向けのワークショップでは、講師のアレサンドロ・セニガリエズィさん(プラスデザインスタジオ)の指導のもと、参加者は葦で編まれたすだれを使い、ツリーハウスの土台に葦の壁を設置する作業を行いました。
講師からは「日本の土壁では、壁の中にも竹や木材を使っていますが、ヨーロッパの建築では、竹のフレームに、葦を3レイヤーほど重ねたところに直接土壁を塗る工法が用いられています。」と説明があり、参加者からは葦の活用の可能性に驚きの声が上がりました。また、ワイヤーの突起には、けが防止のため、しゅろ縄が巻かれました。現地にはしゅろの木が自生しており、講師による特性の紹介がありました。参加者からは「この自然のネットが、この縄になるのか。」という声がありました。ワークショップの合間では、「葦やしゅろ縄は自然素材であるため、不要になった際に畑などにそのまま使うことができるね。」など、循環を考える会話も生まれていました。
キッズクラブでは、団体メンバーでありアーティストでもある小野摩耶さんが講師となり、子どもたちが現地に落ちている材料を使って「秘密基地」を作るワークショップを実施しました。子どもたちは現地にあるつる草や、伐採後の竹、草などを使い、それぞれ工夫を凝らして秘密基地を製作。大人の作業を見て、自分の秘密基地に活用する子もありました。次回も引き続き、秘密基地を充実させる予定です。
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