舟やまを通じた世代間コミュニケーションの活性化と伝統行事の継承事業(かわしま川まつり保存会)
各務原市まちづくり活動助成金 令和7年度交付事業の活動の様子を紹介します。(レポートの内容は、事務局の取材や団体からのヒアリングなどをもとに作成しています。)
まちづくり活動助成金 令和7年度事業
まちづくり助成1年目
事業概要
かわしま川まつり、おがせ池夏まつりでの舟やま存続のため中古舟を購入し、祭り経験者の知識・知恵を次世代に繋ぐ過程で、世代間コミュニケーションの機会維持と、伝統行事の継承を図る。
予算
- 総事業費 1,609,990円
- 助成金交付申請額:300,000円
- 用途:アルミ艇3艘、桧GR材、桧KD間材、ボルト、ナット、ワッシャー、会議室使用料
かわしま川まつりの準備・開催・片付け(令和7年7月26日・27日・28日、8月3日)
7月26日(土曜日)午前6時〜11時、令和7年度に購入したアルミ艇に衝突防止の木枠を付けた1艘と、元からあるFRPの2艘と組み合わせて、かわしま川まつりで使われる舟やま1やまの組み立てが行われました。購入時にはアルミ艇へ木枠を取り付ける作業がまつりに間に合わない可能性がありましたが、無事に1艘分の作業を終え、活用できたとのことです。経験の長い年長者から指導を受けながら、30~40代の若手メンバーが中心になって作業を担いました。
7月27日(日曜日)にも朝から提灯をつけるなどの作業を行い、昼間にリハーサルを行ったあと、午後7時からセレモニーと道行きを経て、宵やまを行いました。舟やまへは50人(メンバーと太鼓40人、船頭10人)が乗船しました。
メンバーたちが舟やまに乗り込むまでの準備の時間には、三ツ池やかた保存会の特別演奏が行われました。三ツ池やかた保存会は、市内各地域に残る祭り囃子の維持発展を目指し、三ツ池はもちろん、他地域の祭りにも積極的に協力をされています。今回のかわしま川まつりでは、特別演奏だけでなく、毎週日曜日の太鼓練習にも指導者として参加されており、舟やまにも3人のメンバーが参加・乗船しました。特別演奏では三ツ池やかたの3曲に加え、小伊木やかたの1曲も披露しました。
7月28日(月曜日)午前7時〜11時には後片付けが行われました。
現地の大人たちによる片付けと並行し、倉庫脇で子どもたち11人が、年長者や保護者の指導のもと、舟やまに使用した行燈の障子はがしを行いました。
子どもたちは、「絵日記に書く!」など盛り上がりながら和気あいあいと作業を行いました。指導にあたった岡本さんは「継承していくためには、小学生のうちにまつりのお手伝いを経験して、自分たちのまつりだという意識を持ってもらうことが大切だと思う。働きかけをしてくれる保護者の方に感謝している。中学生以降に忙しくなっても『この日だけは』と少しでも参加してくれるようになったら嬉しい。」と話されていました。
8月3日(日曜日)午後3時~4時には、改めて舟や備品の後片付けが行われました。従来のFRPの舟は状態を保つためにビニールシートをかけて保管されていますが、シートの重ね方や紐の結び方次第では、シートが外れてしまったり、間から水が入ってしまうとのことで、経験のある年長者のメンバーから若手メンバーが教わりながら作業をしていました。
今回の川まつりを機にメンバーとなった方も2名いらっしゃるということで、新しいメンバーからは「初めてのことばかりでほとんど何もわからないけれど、教えてくれる人がいることはありがたい。こうして祭りをしてくれていたのだということを、関わるようになって認識した。先人たちは凄い。」という言葉がありました。
作業の後には、親睦会を兼ねた反省会を行われたとのことです。
アルミ艇の購入・納品(令和7年6月25日)
6月25日(水曜日)午前10時から11時30分、犬山市にある木曽川観光の倉庫から、川島渡町にある舟置き場まで、アルミ艇2艘が輸送され、納品が完了しました。納品には、かわしま川まつりでも舟の輸送を行ってきた株式会社松居重建が協力し、設置しました。
作業中は、トラックやクレーンにより舟置き場前の道路の半分をふさぐため、地域住民が安全に通行できるよう、団体メンバー2人が誘導灯などを使用して車や歩行者の誘導を行いました。
舟は最終的に重ねて保管しますが、今回は、アルミ艇に木材を取り付けたり、ペイントを行ったりといった作業がしやすいよう、並べて置かれました。
7月27日(日曜日)に開催するかわしま川まつりまでには、舟を使えるようにするための作業が間に合わないため、令和7年度は従来のFRP製の舟3艘を使った1やまで開催されますが、まつりを通して新しい舟の周知も行い、協力者など、まつりに関わる方を増やしていく予定です。
購入するアルミ艇の確認(令和7年6月17日)
6月17日(火曜日)午前9時から10時、犬山市にある木曽川観光の倉庫で、団体メンバー2人と木曽川観光株式会社の社員3人により、かわしま川まつり保存会が購入するアルミ艇2艘の現状確認が行われました。
アルミ艇は、かつてライン下りに使用するために用意されたもので、「名鉄遊船」の文字がその頃の名残を表しています。近年は花火の打ち上げのみで使用され、使用頻度が低いので、劣化も少ないとのこと。元々使用していたFRP製の舟に比べ、半分以下の重量で、風雨による劣化が少ないため、今後も長期間使えるといいます。
アルミ艇をクレーンで移動させ、倉庫のすぐ横を流れる農業用用水に浮かべたところ、水漏れもなく安定して浮くことがわかったため、予定通り購入を決められました。6月25日(水曜日)午前中にアルミ艇と請求書を受け取り、支払いを行う予定です。
アルミ艇には衝突防止の木材を取り付ける必要があり、すぐに祭りで使えるわけではありませんが、団体副会長の林さんは、「木材を取り付けたり、子どもたちにペイントできる機会を提供したり、協賛者のロゴマークを付けたりする作業を行いながら、『みんなの祭り』として関わってもらいたい。将来的には地域内外から来場者が大勢訪れるまつりにしていきたい。」と話していました。
新旧メンバー座談会(令和7年5月11日)
5月11日(日曜日)午前9時から11時、かわしま川まつり保存会の会議と座談会が行われ、高齢者が中心の旧メンバーと、若手が中心の新メンバー、合わせて18人が集いました。
最初に、旧メンバーを代表して、尾関富良さんよりあいさつがありました。コロナ禍以前からまつりの継続が難しくなっており、若手メンバーが加入して令和6年度に再開されるまで、4年間開催できなかった期間があったことなど、団体のこれまでの歩みとこれからの体制への期待が語られました。
令和6年度の振り返りを経て役員交代があり、後半には、新しい代表者となった池田大さんから、令和7年度実施計画についての説明がありました。「かわしま川祭り運営委員会」という団体名と「かわしま川まつり」というまつりの名称で書き文字が異なることや、事務所所在地が渡町の公民館であることによる不便などについて話し合われた結果、団体名と会則の変更も決まりました。(旧団体名:かわしま川祭り運営委員会 ⇒ 新団体名:かわしま川まつり保存会)
旧メンバーからは、周知方法や協賛募集と掲載、おがせ池とのやりとりのほか、準備時間や協力者への依頼に至るまで、経験を生かしたアドバイスがありました。また、旧メンバーが作成したTO DOリストには、連絡すべき相手や担当したメンバー名などが残されており、新メンバーの指針となりました。
会の後には新メンバーが残り、役割分担や外部連携について話し合われました。
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