写真展「鵜沼」-空中歩道・鵜沼地区の活性化を目指して事業(住みよいまちづくりを考える会)

ページ番号1025039  更新日 令和7年12月2日

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各務原市まちづくり活動助成金 令和7年度交付事業の活動の様子を紹介します。(レポートの内容は、事務局の取材や団体からのヒアリングなどをもとに作成しています。)

まちづくり活動助成金 令和7年度事業

まちづくり助成2年目

事業概要

写真展「鵜沼」と鵜沼・各務原市の風土・歴史のパネル展示、講演会の開催等により空中歩道・名鉄新鵜沼駅西ロータリー・名鉄新鵜沼駅周辺地域・鵜沼南町河川公園、更には鵜沼地区の活性化を目指す

予算

  • 総事業費 182,720円
  • 助成金交付申請額:60,000円
  • 用途:賞品、インクカートリッジ、写真プリント、講師謝礼、レンタカー、A型看板、コピー用紙、写真スキャン、表彰用紙、文房具

講演会「各務原が生まれる -村國男依から各務氏へ-」

講演会と見学会のようす

11月30日(日曜日)午後1時30分~4時、鵜沼南町会館で第三回講演会「各務原が生まれる-村國男依から各務氏へ-」が開催され、市内外から28人が来場しました。
鵜沼南町区長の坂井さんは、「後半には天狗谷遺跡も見学します。歴史背景について話を聞いてから見学するのと、そうでないのとでは見えるものが違うと思うので、有意義な時間になさってください。」と挨拶されました。

「最近、この近くで『権』が出土しました。各務原の地がどんな歴史を辿って今に至っているのか知って、鵜沼地域をますます楽しんでいただけたら。」と団体代表の大竹さんから趣旨説明があり、市職員による講演が始まりました。講演では、「日本書紀」などから、壬申の乱前後の歴史や、大海人皇子(のちの天武天皇)の舎人であった村國男依の活躍、各務氏の貢献などが紹介されました。また、「倭名類聚抄」をもとに「各務郷」・「村国郷」の現在の位置とともに、村国神社は各務氏の勢力下である各務郷であった可能性が高いことや、今の江南市のあたりまでが村国郷であったと思われることなど、新しい見解が示されました。

後半は天狗谷遺跡へ移動し、現地を見学しました。昭和59年8月から60年8月にかけて発掘され、当時、須恵器の窯跡7基、灰釉陶器の窯跡1基、竪穴式住居1基、円墳2基が発掘されたうち、須恵器窯跡と灰釉陶器窯跡、円墳が保存されています。保存施設となっていますが、普段の見学では窯跡を保存する建屋の中には入ることができません。この日は職員の引率のもと建屋内に入り、窯跡を見学しました。
初めて天狗谷遺跡を訪れた参加者も多く、「名前は知っていたけれど、こんなに詳しく見学できる場所だと知らなかった。ちょっとしたテーマパークのよう。また友人と訪れたい。」、「各務原市がかつて歴史遺産の保存や教育に力を入れていたことがわかり、大切にしたいと思った。」という声がありました。また、普段から歴史に親しむ参加者からは「普段はフェンス越しに見ていたものを間近で見ることができて感動しました。」などの感想がありました。
大竹さんは、「鵜沼地区の魅力はまだまだ多くあるので、この先も多くの魅力を紹介し、足を運んでもらうきっかけをつくっていきたい。」と話されていました。

<写真展・鵜沼> 開会・表彰式(令和7年10月5日)

表彰式のようす

10月5日(日曜日)午前11時、鵜沼駅空中歩道にて、「写真展『鵜沼』」の表彰式が行われました。令和6年度は写真のみの募集でしたが、今回は絵画部門も設けられ、対象が広がりました。児童生徒の部も含め90点程の応募があり、27人が入賞。浅野市長や坂井鵜沼南町区長より表彰状を受け取りました。

会場では、表彰式に家族で来場した皆さんが、応募作品の前で記念撮影をするようすが見られました。「空中歩道を通るのは初めて」とおっしゃるご家族も多く、住みよいまちづくりを考える会のメンバーは「空中歩道の存在を知ってもらうよいきっかけになった。」と事業成果を振り返りました。
表彰式の挨拶では、団体代表の大竹さんから、11月30日に予定している歴史講演会「各務原が生まれる-村國男依から各務氏へ」の案内があり、鵜沼地域の賑わいにつなげたいという思いが語られました。

今回の事業周知には、自治会の負担軽減のため回覧ができなくなった地域があるなど、令和6年度より工夫が強いられましたが、市内公共施設や小中学校、子ども園や幼稚園、周辺地区の自治会などのほか、JAぎふ、中山道鵜沼宿ボランティアガイドの会、喫茶ジョイガーデン、犬山市公共施設や白帝文庫などに個別に声を掛け、あたたかい協力を得られたということです。

団体では今後、この空中歩道で作品展示を続けるだけでなく、周辺で活動するさまざまな団体とも協働することで、空中歩道のさらなる活用や鵜沼地域の活性化につなげていく意向を持たれています。

作品を対面受付(令和7年7月12日・13日)

対面受付のようす

7月12日(土曜日)・13日(日曜日)午前9時~正午、鵜沼駅空中歩道にて、「写真展『鵜沼』」の応募作品の対面受付が行われました。

1日目は、スタッフ6人が待機。10人を超える応募があり、写真や絵画が多数持ち込まれました。作品のメール応募をした方も、「届いていますか?」と確認に訪れられ、団体メンバーと顔を合わせることができたとのことです。写真と絵画を持ち込んだ片岡さんは、「普段はブログで発信しています。ブログをご存じない方にも作品を見ていただく機会になれば。」と話し、発表機会があることを歓迎しました。

2日目は、スタッフ5人が待機。4人の応募がありました。地元出身ながら現在は東京に住む方が、スマートフォンで撮った写真を提供しながら、外からの目線で地域の魅力を伝え、地元の発展への想いを語る場面もあり、対面ならではのコミュニケーションが生まれていました。

当日持ち込みのほかに、ウェブサイトやメールでの応募が複数あるとのこと。作品は8月15日(金曜日)まで受付されます。

ステキな写真研修

2回目を開催(令和7年6月14日)

実習で撮影に挑戦する参加者のようす

6月14日(土曜日)午後1時30分~3時30分、鵜沼南町会館において、「ステキな写真研修」の2回目が開催されました。

講師は前回に引き続き、岐阜にある写真スタジオ「スタジオhiyori」の森祐輔さん、尾関あゆみさんが担い、鵜沼南町、緑苑、蘇原など、地域内外から14人が参加しました。

2回目は、基本的には1回目と同じ内容ですが、雨天であったため屋外での撮影実習ができず、室内に撮影エリアを設けて実習を行いました。大竹さんのお宅で咲いたアジサイや、スタジオhiyoriが用意した小物をテーブルに設置し、2種類の撮影エリアができました。参加者は2グループに分かれてそれぞれのエリアで撮影を行い、座学で学んだ手法に挑戦していました。同じものを撮影するため、参加者間で切り取り方や魅せ方の比較も行われ、自然に交流が生まれました。

撮影後には、トリミング、彩度・輝度・コントラストなどの調整などの加工を学ぶ時間が設けられました。明るさの事前調整に失敗した写真や、惜しいレイアウトの写真も、後からの調整次第で期待した状態に近づけられることを学び合い、地元住民の皆さんは「今後のお知らせに使う写真などにも活用ができそう。」と喜んでいました。

代表の大竹さんは、「講座は2回とも盛会で、参加者の満足度も高かった。周知には課題を感じましたが、鵜沼空中歩道に置いたチラシは通行者に手に取っていただけている様子なので、興味は持っていただけていると思います。写真展に向けて、発信を続けていきます。」と話しました。

1回目を開催(令和7年6月8日)

スマートフォンを使った写真研修のようす

6月8日(日曜日)午後1時30分~3時30分、鵜沼南町会館において、「ステキな写真研修」が開催されました。講師は岐阜にある写真スタジオ「スタジオhiyori(ヒヨリ)」の森祐輔さん、尾関あゆみさんが担い、16人が参加しました。

最初に鵜沼南町区長の坂井忍さんより、「自分も一眼レフカメラを使って撮影しますが、後から見ると、よいと思う写真はそんなに多く残っていません。皆さんが振り返ったときに、『いいね』と思える写真を残してもらえたら。」と挨拶がありました。

講座は2部に分けて行われ、前半は座学で、小物を使ってレンズの使い分けや、明るさの調整、ピントの合わせ方、グリッド線の表示の仕方や構図を学びました。後半は実技で、河川敷公園に出掛けて実際の風景を撮影しました。振り返りでは、参加者の皆さんが撮影した写真をスライド表示し、学んだことを生かした写真を紹介し合ったほか、編集で得られる効果も学び合いました。

最後の挨拶では、代表の大竹さんより、「ぜひ、今日撮影した写真も写真展にご応募ください。」と挨拶がありました。

参加者は、「知らなかった機能をたくさん知ることができました。日常生活でスマホカメラを使うことが面白くなりそうです。」と、犬山城やツインブリッジ、河川敷に生えている植物などを撮影した写真を他の参加者に見せ合いながら盛り上がっていました。

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