かけはしプロジェクト事業(Star Ray)
各務原市まちづくり活動助成金 令和7年度交付事業の活動の様子を紹介します。(レポートの内容は、事務局の取材や団体からのヒアリングなどをもとに作成しています。)
まちづくり活動助成金 令和7年度事業
スタート助成1年目
事業概要
不登校や発達障害に悩む親子が孤立せず安心して相談、情報共有ができる場を提供し生活の質の向上を目指します。
予算
- 総事業費 171,125円
- 助成金交付申請額:100,000円
- 用途:講師料、カメラマン謝礼、会場費、チラシ印刷代、セルフカフェ材料費、竹の水鉄砲、ワークショップ材料費、借り物競争など材料費、菓子材料費、消耗品、コピー代、保険料
衣装制作ワークショップ&ファッションショー(令和7年10月26日)

10月26日(日曜日)午前9時30分〜正午、那加福祉センターでStar Ray主催の衣装制作ワークショップとファッションショーが開催され、一般申込15人とその保護者が参加。団体メンバー8人と有志ボランティアスタッフ5人、その子どもたちも一緒に、制作やファッションショーに臨みました。
団体は、衣装制作に使う材料として、カラフルなポリ袋やテープなどと小物を準備。ハロウィンをテーマに飾り付けたり衣装のサンプルを用意したりして参加者親子を迎え、子どもたちの「こんな感じの衣装にしたい!」という気持ちに寄り添いながら、制作をアドバイスしました。
思い思いの衣装を制作した子どもたちは、午前11時30分からファッションショーを行いました。室内に用意されたランウェイでは、保護者や他の参加者の前で各自がレッドカーペットを歩き、ポーズを決めました。
団体代表の江口さんは、ファッションショー前の挨拶で、「忙しい日常では、ゆっくり親子で制作する時間もあまりないと思います。この機会に親子のコミュニケーションやお子さんたちの個性を楽しんでいただければ幸いです。」と話しました。
ファッションショーは当初、カカミガハラパークブリッジの敷地内で行われる予定でしたが、雨天のため那加福祉センター内に変更となりました。レッドカーペットはカカミガハラパークブリッジ内「遊び創造Labo」の協力で用意されました。また、PEP UP CIRCLEの協力を得て、参加者がハロウィン仮装でまち歩きを楽しむことができるよう、那加周辺のお店をまわる既存のスタンプラリーを配布し紹介しました。雨天のため「後日でも、ぜひまち歩きしてみてください。」と案内するに留まりましたが、参加者からは「那加駅周辺には、新しいお店もたくさんできているんですね。晴れているときに行ってみたいです。」という声がありました。
会場では、午後から引き続き同会場内で遊ぶことができるよう、段ボール迷路も制作されました。巨大な段ボールは、今仙技術研究所やPTA連合会などの協力を得て用意しました。蛍光ペンで絵を描き、暗闇の中をブラックライトで照らしながら遊ぶことができる内容とし、親子は非日常を楽しみながら、他の参加者とも交流を楽しみました。
アクティブファミリーデイ(令和7年9月23日)

9月23日(火曜日・祝日)午前10時〜正午、学びの森において、「アクティブファミリーデイ」が開催され、8人のスタッフが見守る中、70名の親子が参加しました。菓子食い競争・パン食い競争、障害物競走、借り物競争など、運動が得意でなくても楽しめる競技やコミュニケーションにつながる競技を楽しむ場とされ、参加親子が思い思いに楽しむ様子が見られました。
借り物競争では、未就園児から大人まで、声を掛け合ってゴールを目指しました。「お友達」というカードを引いて戸惑っている子には、スタッフから「今、ここでお友達になったらいいんじゃない?」と声掛けがあり、協力してくれた子と実際に仲良くなる、という場面も見られました。イベントの終盤には、子どもたちから「もう一回やりたい!」と借り物競争のアンコールがありました。
競技を途中離脱する子どもたちもいましたが、一人一人の特性を見守り、親子ともに無理なく参加できる雰囲気をつくられていました。競技は年代別に行われ、同じ年代の子どもを見守る保護者同士が自然と仲良くなれる余裕もありました。
スタッフには、団体メンバーだけでなく、まちづくり担い手マッチング事業のミニ交流会がきっかけでつながった「一般社団法人健康応援隊」も加わり、受付や記録撮影を手伝いました。「運動前後の水分補給に」と、一般社団法人健康応援隊の構成員であり子どものキャリア教育を提供している「道しるべ」より、企業協賛として水の提供もありました。イベント終了後には健康応援隊が子どもの保護者へ「健康づくりアンケート」を行う機会が提供されました。
サマーブルーアドベンチャー(令和7年7月13日)

7月13日(日曜日)午前11時〜午後1時、総合運動公園キャンプ場において、「サマーブルーアドベンチャー」が開催され、未就園児から小学校高学年までの子どもとその家族60名が来場しました。スターレイメンバーとその配偶者など、10名がスタッフとして対応しました。
会場には水鉄砲を持参していない参加者も楽しめるよう、貸出用の水鉄砲やビニールプールが用意されたほか、絵の具あそびやシャボン玉遊びのコーナーも設けられました。
代表の江口さんからのあいさつやスタッフの紹介のあと、参加者は赤チームと青チームに別れて各自が身に着けた「ポイ」を狙って撃ち合うチーム戦や、おとなスタッフを子どもが狙う鬼ごっこのような遊びで水遊びを楽しみました。後半には、吊り具の「こより」を濡らしてお菓子を落とすシューティングゲームを行い、目当てのお菓子に懸命に水をかける子どもたちの姿が見られました。年齢の枠を設けて難易度を変える工夫により、未就園児から小学生まで全員が楽しめる内容になりました。
暑い日でしたが、テントを張って日陰を用意し、途中には何度も水分補給の時間を設け、全員で遊ぶ時間を1時間に留めるなど、熱中症対策を行うことで安全に配慮して開催していました。
「私の水鉄砲を、知らない子が使っている。」というトラブルもありましたが、「どう話をしたら気持ちよく返してもらえるか」と考えて話しかける、成長のきっかけになりました。「自分も名前を書いていなかったからいけないのですけど、これは私のものなので、貸出の水鉄砲と交換してもらえませんか。」という言葉に、水鉄砲を使っていた子も快く「知らなかった、ごめんね。」と応じていました。
参加した小学生の家族は、「同級生の保護者から誘われて参加しました。家族だけではこのように広い場を用意したり全力で走り回ったりすることが難しいので、場を用意してもらえてありがたいです。子どもたちを遊んでいただいている間に、少しゆったりと休憩しながら、子どもたちのようすを見守りたいと思います。」と話しました。
第2回ウェルカムガーデン(令和7年6月25日)

6月25日(水曜日)午前11時〜午後1時、那加福祉センター研修室において、「ウェルカムガーデン」が開催され、3名が来場、2名のメンバーが対応しました。
参加者の一人からの「自分が親からされて苦痛だったことから『~ねばならない』という強制をしないように意識しているが、子どもに自分の考えを無意識に押し付けてしまい、自己嫌悪に陥ることがある。」という話には、他の参加者や団体スタッフから、「私も、親との丁度いい距離感が難しい。」、「自分の子どもを通して、自分ももう一回、子ども時代を生きなおしているのかもしれないね。」などのリアクションがありました。
終盤には、訪問保育士や家事代行といった働き方の話が出され、情報交換が始まりました。子育てをしながら働きやすい方法を探している方が多いとのことで、参加者は具体的な話が聞けたと喜んでいました。
もやもやすることを声に出せることで、考えが整理できる、スッキリする、と、参加者同士が「話す場」のありがたみについて語り、「この事業以外にも、いろんな方が主催するお話し会が知れたらいいのに。」、「それぞれにつながっている場が他にもあると思うから、紹介し合いませんか。」と意見する場面もあり、団体代表の江口さんが、「Star Rayで一度まとめてみましょうか?情報をいただけますか?」と応じていました。
第1回ウェルカムガーデン(令和7年4月23日)

4月23日(水曜日)午前11時〜午後1時、那加福祉センター会議室において、StarRayによる「かけはしプロジェクト」のイベントの一つとして、「ウェルカムガーデン」が開催され、1名が来場、2名のメンバーが対応しました。
かけはしプロジェクトは、イベントを定期開催して子どもを持つ親が集うきっかけをつくり、子育て中の悩みを話す場、保護者達の居場所やストレス解消の場、子どもを守るためのアドバイスを受けられる場となることを目指して実施されています。
この日は、初めてのイベントで、新しい参加者の交流会として開催されました。天候が悪く、来られる予定だった方の来場がありませんでしたが、「開催時間中であれば、いつ来てもいい、いつ帰ってもいいよ。来られなくても大丈夫だよ。」というスタンスで声を掛け、子どもの機嫌などにより思い通りに動けない親がストレスを感じないような工夫をされていました。
会場では、絵本やマット、トンネル、塗り絵など、子連れで訪れても子どもが退屈せず安全に遊べるような用意をされたほか、保護者向けには雑談がしやすくなるような工夫としてセルフカフェの材料も用意されました。
また、来場者親子が次回も来たくなるよう、スタンプカードやステッカーなどを自作して提供されました。
参加者は雑談の中で、「読書」や「切り絵」、「健康」、「農業」など、自身の興味があることについて話しながら、家庭と仕事と自己表現についてStar Rayのメンバーに相談。代表の江口さんは「趣味をこのように発信したら、仕事にもつながるかもしれない。」「世間的にこのような需要がある。」と、参加者へアドバイスして希望溢れる未来の話に導いていました。
その後、話題は自然と子どものことに移り、「このような傾向についてどう思う?」「こんなときはどうしている?」というように気軽な相談の場となり、団体が発行している情報紙に掲載の支援先について情報提供がされていました。
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