自治会活動について

ページ番号1019197  更新日 令和5年8月24日

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提案

 私の住んでいる「尾崎西町1-3」の自治会は昨年住民の総意で解散となりました。県営アパートの住民の高齢化、役員の負担などいろいろな理由でした。しかし、私自身は本当に自治会が無くなってもいいのだろうか?万が一の時(災害等)何のまとまりもなくてもいいのか?とても疑問に思っています。
 実際今の所困る事はありませんが出来れば解散の時に市の方から説得して欲しかった、よい点悪い点を説明して欲しかったと思っています。
 今は正直、天災等起こった時の体制に不安があります。
 ずっと安心して各務原市に住み続けたいと思っているので市の見解も知りたいです。
(令和5年7月11日受付)

回答

 このたびは、ご提案をいただきありがとうございます。
 自治会に関する市の考えについてお伝えさせていただきます。
 自治会は、地域住民の助け合いにより、自分たちの地域を住みよいまちにしていくことを目指し、自主的に取り組む団体です。
 現在、自治会においては、広報紙の配付や防犯灯の維持管理、ごみステーションの管理、定期的な美化・清掃活動などを行っているほか、市や関係団体などと連携しながら、防災・防犯など地域生活に密着した課題についても取り組んでいます。その他、地域によって違いはございますが、独自の取組として地域住民の交流・親睦を深める場として、夏祭りや運動会など、年間を通じてさまざまなイベントを行っており、こうした取組を通じて、地域住民同士のつながりを深めていく活動をしています。
 市にとりまして、地域のつながりの中心的な役割を担う自治会は、協働してまちづくりを進めていく重要なパートナーであります。また、地域住民の皆様にとりましても、生活に身近な拠り所として大きな役割を果たす存在であると考えております。しかしながら、時代の移り変わりとともに、人々のライフスタイルや価値観は多様化し、地域につながりを求める意識は希薄になりつつあるのが現状です。市といたしましては、現在、自治会活動に対しさまざまなサポートを行っておりますが、地域コミュニティの中心的な役割を果たす自治会の持続可能な運営に向けて、今後も引き続き、積極的に支援してまいりたいと考えております。
 このような中、当該地域については、事前にご相談をいただいた中で自治会の意義や重要性など市の考えをご説明させていただきながら、自治会の存続へ向けた検討をしていただくようお願いしてまいりました。最終的には、自治会を解散されたということですが、ぜひお隣近所、地域におけるつながりは大切にしていただきたく思います。
 ご提案の中で不安を感じてみえる災害時の体制ですが、まずは、自分の命は自分で守る、「自助」の取組が大切です。市では、日頃から準備しておいた方がよい備蓄品などを掲載した防災ハンドブックを作成し各ご家庭に配布しておりますので、こちらをご参考に、非常食等を入れた非常持出袋のご準備やご自宅での家具の転倒対策など、災害に備えていただきたいと思います。
 次に大切なものが、ご近所や身近にいる地域の方々と協力し助け合う「共助」となります。「向こう三軒両隣」という言葉もありますが、災害など、いざというときは親身になって助け合える存在です。東日本大震災でも「地域の(ご近所の)力が大きな助けになった」と言われているように、大きな災害の際は、救助隊の到着まで自分たちの生命・安全は自分たちで守らなければなりません。
 そのためには、日頃の声かけや連絡体制、役割などを決め、隣近所や地域で見守る環境を整えておくことが大切だと思います。また、地域の公民館などを拠点としたサークル活動やボランティア活動などにも積極的に参加していただき、顔の見える関係を作っていただければと思います。
 最後に、災害時の「公助(市)」の取組としては、災害発生の恐れがある場合や、災害が発生した場合には、市職員が一丸となって各避難場所の開設を実施し、全力で皆様の安全確保に努めて参ります。それに合わせて、市の情報メールや公式LINE、Twitterなどで警報の発令や避難所の開設などの情報を発信いたしますので、まだご登録いただいていない場合は、ぜひこの機会にご登録いただきますようお願いいたします。
 突然、地域での拠り所が無くなってしまったことに対する不安はいかばかりかとご推察いたしますが、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
(担当課:まちづくり推進課 電話:058‐383‐1662・防災対策課 電話:058‐383‐1190)
 

このページに関するお問い合わせ

まちづくり推進課 生活相談係
電話:058-383-1884
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