地域街づくりについて

ページ番号1019290  更新日 令和5年9月11日

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提案

 各務原市も高齢化が急速に進んでいます、また少子化も進んでいます。こうしたなか、高齢者の見守りや子育ての支援など福祉の課題をはじめ、移動手段の確保、防犯防災、交通安全対策など地域の課題が多くあります。これらの地域課題を改善するため、地域の各種団体による活動が活発に行われています。これらの団体と住民の総合力で地域が抱える課題を解決し、住みよい地域を作る為、まちづくり組織を設置し、より効果的な地域づくりができるよう改善していく。これらが必要ではないか。関市では、平成24年~小学校区ごとに「地域委員会」を設置して、住民が主体となる地域づくりを推進されました。(行政の指導により)
 地域内の自治会や各種団体など、多くの住民の参加により、地域委員会が組織されている関市では多くの地域が活動しています。各務原市も地域委員会を推進していくとよいと思います。
(令和5年8月9日受付 安田 銀吾さん)
 

回答

 地域委員会(まちづくり協議会)は、多様な地域団体や市民団体で構成され、自主的に地域づくりを行う組織で、県内では岐阜市や関市などで設置されています。
 本市における地域の自治組織の運営形態としては、自治会、自治会連合会が組織の中心となり、すでに社会福祉協議会やシニアクラブなどの各種団体と連携しながら地域におけるつながりづくりや、防災・防犯・地域の見守りなどさまざまな取組が行われており、中にはまちづくり協議会を組織している地域もございます。
 市では自治会や、地域におけるまちづくり事業に対しさまざまなサポートを行い、地域コミュニティの活性化を図っておりますが、時代の移り変わりとともに、人々のライフスタイルや価値観は多様化し、地域や団体において、役員の高齢化や活動の担い手不足、加入率の低下などといった課題が顕在化しており、地域コミュニティを支える組織のあり方についてもさまざまなご意見がございます。
 ご提案いただきました、地域委員会もそのあり方の一つであり、市町村合併により市域が拡大し、それまであったきめ細かな地域コミュニティにおける取組が希薄となるなどの課題解消には一定の役割を果たしているものと考えますが、その一方で、行政主導でまちづくり協議会を設置しようとしたところ、地域の理解が十分得られず、混乱を招き、手詰まりの状態となった例も見られます。
 「活動の担い手・役員のなり手不足」などといった問題を抱えている状況下において、地域の自治組織を行政主導で一律に再編することは慎重に行う必要があることから、まずは現状の組織における負担軽減に取り組むとともに、「地域ネットワークの構築(各種団体とのつながりづくり、マッチング)」を進め、その地域の実情に合った活動や体制づくりを行っていくことが大切であると考えております。
 市内の各地域には、これまでの歴史や背景があり、それぞれ特色や特性をもった活動がすでに展開されています。全地域一律ではなく、その地域に合わせた支援や情報提供を行うとともに、個別のご相談に応じながら柔軟に対応してまいります。
(担当課:まちづくり推進課 電話:058-383-1662)
 

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まちづくり推進課 生活相談係
電話:058-383-1884
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