山後2号墳 発掘調査

ページ番号1005298  更新日 令和5年5月11日

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発掘調査の成果

住宅地開発にともない消滅する山後2号墳の緊急発掘調査を平成30年秋に実施しました。

山後2号墳とは、那加山後町一帯に所在する山後古墳群のうちの1基です。かつては9基の古墳があったと伝えられますが、現在残っているのは6基です。いずれも6世紀後半~7世紀に築造された古墳であると思われますが、現在まで発掘調査の事例がなく詳細は不明でした。

約1か月にわたる調査の結果、墳丘の東側1/3程が失われていましたが、死者の亡骸を安置した横穴式石室を確認することができました。石室は西側に入口が設けられ、山から切り出した石材を積み上げた壁、拳大の石を敷き詰めた床が良好に残っています。石室の中からは副葬品と思われる須恵器、勾玉、ガラス玉などが出土しました。

古墳の完掘状況
完掘状況
古墳石室内の発掘調査の様子
石室内の発掘調査の様子

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