各務原市まちづくり担い手育成支援事業2024 第1回を開催(7月9日)
市民協働のまちづくりのための新たな担い手の育成を目的とする「各務原市まちづくり担い手育成支援事業」。若者が担い手としての一歩を踏み出すきっかけとなるように実施しています。平成29年度から令和5年度までに延べ90人の参加者が地域の魅力に触れ、自身にできることを考えて取り組みました。令和6年度は16人の参加者がこの事業に取り組みます。
今回、7月9日(火曜日)午後7時~9時、市民交流スペース(各務原市役所低層棟1階)において第1回を開催し、参加者15人、観覧者3人が参加しました。
空き家を活かし、エリアを沸かす
令和6年度事業の舞台は、各務原市民公園の西側に広がるエリアです。今まで使われず眠っていた空き家などの「場所」に、お店やイベントを始めたい「人」が集まり、まちの賑わいを創出する「こと」が始まろうとしているこのエリアで、これらの活動がどのように生まれ進んでいくのかを現場で感じながら、自分にできることを考え、実践していく全5回のワークショップを予定しています。講師役は戸高翼さん(つばさ商店 代表)に担っていただいています。
まちと私
第1回目前半は、講師の戸高さんから、まちとご自身の関わりや、転機となった出来事、現在の活動に至る経緯などのお話をいただきました。
- 学びの森は、ただの通り道だった。
- 「岐阜にはなんもない」と自分で言っていた。けれど、「なんもないなら帰らんでいいやろ」と他人に言われたら、ちょっとカチンときた自分に気が付いた。
- 被災地で「なんもなくなったから、何でもできる」という言葉を聞いて、地元を「余白があってチャレンジのしやすい場所」だと思うことができた。
- 岐阜巡りをしていた時に知り合った尾関加奈子さんから誘われて訪れたマーケット日和で、学びの森が人であふれ、それまで見てきた景色と違っていたことに刺激を受けた。
- KAKAMIGAHARA STANDオープン。アルバイトをしていたとき、目の前に広がっていた学びの森がきれいに見えた。
- KAKAMIGAHARA STANDを交流拠点・文化の発信拠点にしよう、と決まり、窓口になるために、就職内定先を断ってKAKAMIGAHARA STANDに就職することにした。
- KAKAMIGAHARA STANDの窓口として関わることに違和感を持つようになり、まちのあり方を考えた。結果、かかみがはら暮らし委員会がコミュニティとして再編成。自分も退職し、一人のメンバーとして関わるように。
- 一人でできることには限りがある。那加商店街のかつての賑わいも、複数の人の力でつくられている。
- 幼少期からの趣味は、ごみ集め。現在は不要になったものを必要な人に使ってもらう「PEP UP CIRCLE」という活動もしている。
那加エリアにある活動拠点とその背景、これから
後半には、現在の那加エリアの活動拠点や関係先、背景、今後の展望などについて説明がありました。
- BELL HOUSE・どて焼き酒場 奏
- 株式会社OUR FAVORITE CAPITAL、
「KAKAMIGAHARA AtoZ PROJECT」
「まちなかウォーカブル推進事業」
「那加from Park構想」 - TOUAMACHI KAIKAN(旧東亜町会館)
- 十’|TEN
- 花と喫茶karakuru …など
説明を聞いた後には、これらの場所で自分がどんなことに取り組んでみたいか、参加者が自己紹介を兼ねて発表しました。
参加者からの感想
今後取り組んでみたいこと
- 自分の意見を率先的に言えるようになりたいです。
- 各務原市で活躍してる人の話を聞きたいです。
- 街の賑わいが広がっていく様子を見たいです。
- 古民家の活用に興味があります。
- 人との関わりを強くしていきたいです。
- 各務原・那加地区についてまだまだ知らないことばかりなので、バックグラウンドを知った上で昔と未来がつながる地域の活かし方、楽しみ方を模索したいです。事業の参加者さんは興味ある方々の集まりですが、実際に続けていく時には何より地元の方、地域の方の理解や楽しいと思える事が大切だと思います、そのためにも事業に関わる建物や人だけが盛り上がるのではなく、地域との調和を1番大切に模索してみたいです。
- 那加エリアに新たな出会いの場を作って、写真でもあったような昭和の栄えた通りを徐々に取り戻したいです。自分の目標は親子カフェを開くこと。同じ考えを持った人達と意気投合して願いを実現させたいです。
- レンタサイクルとカフェの併設したギャラリースペースを事業として計画したいと思いました。
あなたの思う、まちづくりとは?(第1回終了時点)
-
空き家や空き地や公園などを活用して市民が自己実現できる環境づくり
-
まだ想像できていません…
-
那加エリアすべての住民が過ごしやすい街を作りたいです。
-
店を開いたり、イベントを開催したりして、人が集まるきっかけを作ること
-
家から徒歩とか自転車で行けるような
学校 店 カフェ 居酒屋 公園
などなどなんでもいいけど。
なんか人が集まる場所・コミュニティ
があって、
そこに行ったらいつもいる人がいて
そこに行ったら新しい出会いもあって
そういう場所がいろんなところに
広がっていって
それらがさらに繋がっていって
そしてこのまちが好きになること
この街の良さをもっと知ってもらいたい
知ってもらうという事?
かなーとぼんやり。 -
笑顔が溢れる場所づくり、活気がある場所づくり
-
幸せな人が増えること
-
地域で行われるイベントや行事にまずは参加すること
-
各務原市の場で出会い、住んでる人も観光として来る人も、たまたま来た人も楽しい!新しい!住んでみたい!また来たい!と思えるようなまちにすること
-
そこに暮らす人々がそれぞれの場所を再認知して、その場所の特色を発信し合うこと
その他意見
-
いろんなことをしている人が集まっていて、話を聞いていてとても面白かったです。
-
たくさんの学びと出逢いがあり、楽しい時間を過ごす事が出来ました。今後も楽しんで活動に参加させていただきます。
-
はじめましての方と知り合えて、那加地区のこれからのプロジェクトも知ることができて有意義な時間でした。次回以降は参加者のみなさんのお話しも聞けるのを楽しみにしています。
次回の予定
次回は7月23日(火曜日)午後7時~9時、「現場見学とアイディア出し」をテーマに、「十’|TEN」(那加本町45)にて開催する予定です。
このページに関するお問い合わせ
まちづくり推進課
電話:058-383-1997
まちづくり推進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。