まちづくり参加セミナー「はじめてのまちづくり~各務原のご当地かるたをつくろう」を開催しました(11月9日)
令和6年11月9日(土曜日)午前10時から正午、市民交流スペースにおいて、まちづくり参加セミナー「はじめてのまちづくり~各務原のご当地かるたをつくろう~」を開催し、11人が参加しました。
まちづくり活動のツールとして「かるた」を使ってみよう
講師は、一般社団法人Do It Yourselfの代表理事でいらっしゃる東善朗さん。社会課題への対応について関心を持たない普通の人に「きっかけ」や「関わりしろ」をどうつくるかを、「社会課題についての問いかけを用いるコミュニケーション」と「ゲームの楽しさを生かすゲーミフィケーション」の2つのアプローチで研究・提案・支援されています。
今回のセミナーでは、「かるた」を例に掲げ、「かるたづくり」や「かるた遊び」がどのように社会課題への取り組みに活用できるのかを体験しながら学びました。
最初に、アイスブレイクとして既に製品となっている「防災かるた」を体験しました。
札を取る過程で、災害時の対応や備えについての知識を得られる内容で、ただ遊ぶだけでも
- 幅広い年代の人が参加できる
- 楽しみながら防災意識の向上が図られる
ほか、「札を取った人に備えの状況を聞く」、「札に書かれた追加情報を読み上げる」など、運営の仕方や目的次第では、より大きな効果が得られる可能性があることが伝えられました。また、「札を取った人が、次の読み札を選んで読む」、「真剣に取り組んでもらうために小さな景品を用意する」など、多くの人を関わらせ、場を盛り上げるコツについてもアドバイスがありました。
その後、参加者が持つ「まちづくり」のイメージを、付箋に書いて共有しました。
講師からは、「まちづくり」という言葉にはさまざまなとらえ方があると説明があり、今回のセミナーで意図する「まちづくり」は「自分たちの理想のまちに近づくように自分たちでできることから自ら実施する」というものであることを確認しました。
かるたづくりでは、各務原市教育委員会が発行する「かかみがはら手帳」を参考にして、各務原のまちの特徴をかるたに盛り込みました。
かるた制作中は、「どんなネタにした?」、「いい言葉はないかな?」など、参加者同士で会話をする姿も見られ、「こうした場面でコミュニケーションもとれるんだね。」といった声もありました。
18枚ずつ取り札と読み札が完成した後は、参加者同士でかるた遊びを体験。
「言葉が途中で終わってしまうと読みづらい」、「語呂がいいと読みやすい」、「説明文も貼ってあれば、勉強にもなるね」など、評価をし合いながら楽しみました。
総括では、「自治会では一緒に活動してくれる人が欲しかったが出てこなかった。」という参加者に対し、東先生からは、「声をかけてみたら、やるという人もいる。狙いを定めるために、イベントを開催し、コミュニケーションを取ってみては。一度断られていても、時期が変われば『やるよ』と言われることもあるので、また探ってから聞くといい。コミュニケーションを取る労力を惜しまないことが大事。」というアドバイスがありました。
参加者の感想
- 短い時間ではありましたが、楽しくかるたができたと思います。
- 最初は単なるかるたづくりだと思ったが、内容はまちづくりだった。
- 東先生とのコミュニケーションが取れて良かった。
また、米国のコミュニティの違いについて知ることができてよかった。
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