各務原市まちづくり担い手育成支援事業2024 第4回を開催(9月24日)

ページ番号1022983  更新日 令和6年9月30日

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空き家を活かし、エリアを沸かす

参加者の集合写真

市民協働のまちづくりのための新たな担い手の育成を目的とする「各務原市まちづくり担い手育成支援事業」の第4回を、9月24日(火曜日)午後7時~9時、「十'|TEN」(那加本町45)において開催し、参加者11人、観覧者3人が参加しました。

令和6年度事業の舞台は、各務原市民公園の西側に広がるエリアです。今まで使われず眠っていた空き家などの「場所」に、お店やイベントを始めたい「人」が集まり、まちの賑わいを創出する「こと」が始まろうとしているこのエリアで、これらの活動がどのように生まれ進んでいくのかを現場で感じながら、自分にできることを考え、実践していく全5回のワークショップを実施しています。講師役は戸高翼さん(つばさ商店 代表)に担っていただいています。

アイデアの具体化

第4回のテーマは、「ブラッシュアップ」。
前半では第2回・第3回で出されたアイデアをベースに、参加者それぞれが取り組みたい内容がより具体的なものになるよう、やりたいことの本質を見つめ直したり、可能性を話し合ったりしました。
また、後半では、第5回の「アクションプランの宣言」に向けた練習も兼ね、自分の考えを発表し合いました。

なお、第3回までに中心となっていた3つのアイディアのほかにも、
「紙飛行機のワークショップがしたい」
「対話型カードゲームを作っているのでアドバイスがほしい」
「SUP(サップ)の体験業をスタートさせたい」
なども出されました。

カフェ・ギャラリー・レンタサイクル

取り組んでみたい企画について話し合う参加者

発案者のブンタさんは、
「カフェに来店したお客さんが、飲み物を飲んでくつろぎ、ギャラリーに展示された手作りの工芸品など、自分の感性を触発してくれる商品を見てもらう。店先にさりげなく置いてある自転車を見て、『これ借りれるの?』といったところから、ごく自然に自転車を借りて、新那加エリアを気楽に探訪し、新那加エリアを『くつろぎやすい場所』と思っていただくことが、自分として捉えている『空き家を活かし、エリアを沸かす』です。」
と話し、前回の話し合いでレンタサイクルの話題が中心になってしまったものの、レンタサイクルそのものが主役ではないと感じていることを振り返りました。

その上で、最初の一歩として小規模で、環境政策課の不用品交換銀行などを活用してレンタサイクルを始めたいという意向を話すと、他の参加者からは
「カフェだったらアルバイト経験が生かせるかもしれない。」
「お菓子作りが好きなので、営業許可があるキッチンを借りてカフェで販売するお菓子を作れるかもしれない。」
「ボランティアで自転車の整備ができると思います。」
といった協力の申し出がありました。

松原文具店跡地の新たな価値の創造

アイデアの具体化をする参加者のようす

発案者のコメちゃんは、
「松原文具店跡地のビルを使って、1階に文具のヴィンテージショップ、2階にクリエイターが集まるレンタルスペース、3階に屋内キャンプ場を設けて、趣味を通じて人と人が出会う場所が作れたら。ターゲットは父親世代。仕事をやめたら居場所がない、家で好きなことはできない、という人たちが、今まで培った技術などを活用して楽しむ居場所のイメージ。資金面に課題も感じている。」
と話しました。

これに対し、参加者からは
「このビルの案は、同じ世代の人が同じトライブをもって楽しめる人たちが集まっていることに魅力があり、コンセプトカフェに近いように感じる。1階は、場の雰囲気が自分に合うかどうか判断する材料として、中にいる人が見えやすい、クリエイターが集まる場を持ってきたほうがよいのではないか。」
という意見があり、コメちゃんは
「それもよいが、地元の人に愛着があった文具店を1階に持ってくることで、地元の人から愛される場所にしたい。」
と、これまでのまちの歴史も大切に考えていることを話しました。
一方で、他の参加者から
「このビルは構造が複雑なので、最初から『ここにはこのスペース』とするのではなく、まずは1階だけなど絞って使いながら、必要に応じて場を広げていくとよいのでは。」
といった意見が出されると、
「一度にすべてリノベーションをすることは難しいので、そのほうが妥当かもしれない。」
と、一歩目を踏み出すにあたって現実的な内容に近付きました。

観覧者からは
「本格的なリノベーションの際は、何をするか、何人で使うかによって、リノベーションの方法も変わる。トイレの数や浄化槽などの大きさも影響する。」
「1つのエリアだけ借りることができるのか、オーナーとの交渉も必要。」
など、改修や実際の使用に関する懸念事項も出されました。

その後、
「リノベーションなどの前に、ビルの存在やこういった活動について知ってもらう機会があったほうが、活動者が広がって面白いのではないか。」
という意見から、
「屋上を使って一時的なイベントができないだろうか。」
と具体的な話が生まれました。その際、
「水やトイレが使えないといった問題をどうクリアにするか。」
という話し合いもありました。

フットワーク軽く来られる子どもたちのつどいの場

発案者のスミさんはこの日仕事の都合で欠席でしたが、発案を深掘りしたイメージ画像を参加者に共有し、やりたいことを伝えました。


子ども会が無くなりつつあること、最近子どもたちが屋外で遊んでいる姿を見かけにくくなったことなどを課題としてとらえ、「異なる学校に通う子どもたちが集まり、コミュニケーションを取ることを目的とする場づくりがしたい。」とのことで、会場の可能性は屋外・屋内含めさまざまな可能性を考えられました。
具体的にやってみたいこととしては

  • イベント(市主催のイベントに合わせた開催)
  • 果樹園(青空子ども果樹園のイメージ)
  • アクティブ(あそび会議、紅葉や川や雪などの自然あそび)
  • 室内(料理教室、ボードゲームなど)

などをイメージしているとのこと。
料理教室なら手伝いたい、母親目線で協力したい、などといった参加者の声がありました。

参加者からの感想

あなたの思う、まちづくりとは?(第4回終了時点)

  • 人と人が出逢う場所、そして笑顔が生まれる場所
  • 幸せな人が増えること
  • 1回目に回答したことは基本的に変わらず、
  • 場所に加え、面白い人がいること、その人に出会うこともまちづくりかなと思いました。
  • 人と話し合える場所を増やすこと
  • 点が線になって輪になる。この喜びを感じつつあります。自分達で作り上げることができる、ますます身近にまちづくり・地域を楽しむ感覚を感じています。
  • 愛着づくり
  • 人づくり
  • 街の中で、居心地のよい時間をつくるための取組すべて
  • 楽しく暮らすための土台作り
  • 自分のやりたいことを持ち寄ってみんなで作る
  • 人と人が支えていきつくっていくこと
  • 街で縦のつながりと横のつながりをつくっていくこと オッサンでも参加しやすい街づくり

次回の予定

次回は10月8日(火曜日)午後7時~9時、「市民交流スペース」(市役所低層棟1階)にて開催する予定です。
「アクションプランの宣言(市長との懇談)」として、参加者が各自のやりたいことや、自身の思うまちづくりについて発表します。

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