公園の整備について
提案
1. バリアフリー化
1)市では「グリーンインフラ活用型都市構築支援事業」に基づき、整備年度が古い公園や再整備の必要性が高い公園のリニューアル整備として、公園緑地の整備、バリアフリー化、健康遊具の設置などが進められているのは喜ばしい事である。
2)そんな中、バリアフリー化について、私の住む周辺の公園ではバリアフリーが充分でない処が含んどである。
3)即ち、公園の入口に車止め、階段、又急なスロープがあり、車椅子やベビーカーでは入る事が出来ない状況にある。それは別紙のとおりであるが、これらは極く一部で市全体では整備年度が古い公園では含んどこの様なバリアーがあると推測する。
4)これらは各れも整備年度が古く、当時としては「質より量」の時代背景で、障害者、高令者、年少者などの生活弱者に対する配慮が充分でなく不得已なかった事と考えるが、時代の変化とともに現在はこれらの方々に対し、差別、不便があってはならないと考える。
5)従って、ア、階段はスロープとする。イ、急傾斜はスロープはゆるやかな傾斜にする。ウ、車止めは撤廃する。又撤廃は出来なくとも、その間隔を車椅子、ベビーカー等が通行可能な広さとする。様に整備する事を提案する。
2. インクルーシブ遊具の設置
上記の健康遊具の設置はもとより、障害の有無や年令にかかわらず、誰もが利用しやすいよう形状が工夫されているインクルーシブ遊具の設置を提案する。
3. 1.2.は障害の有無などにかかわらず、あらゆる属性の人々が楽しく過ごせるよう設計された公園、即ちインクルーシブ公園を標傍するもので、欧米では1980年代より普及している。我国でも2020年に東京世田谷区、砧公園に初整備され、その後神奈川県藤沢市、そして中部地方でも豊川市の豊川公園こども広場、富山県空港スポーツ広場「インクルーシブひろば」など全国に広がりつつある。
又、昨年5月には、伊勢市が障害のある子を持つ母親の願いにこたえて朝熊山麓公園にインクルーシブ遊具を設置している。
4. 当市でも、総合計画で掲げている基本理念の一つである「やさしさ」と、令和6年の市長筆頭あいさつで述べている「子育てしやすいまち」、「誰もが住みやすいまち」、「便利で快適に暮せるまち」、そして「緑の都市賞」や「住みやすい都市づくり国際賞」で国内外から高い評価を得ている「公園都市かかみがはら」として、インクルーシブ面に於ても積極的に推進を企り、公園全体がインクルーシブな考え方を実践する場となり、それに伴って各務原市全体が「インクルーシブなまち」になればと考える。
(令和6年2月29日受付 山田 安重さん)
回答
このたびは、ご提案をいただきありがとうございます。
公園施設の整備については、平成25年に施行されたバリアフリー法に基づく「各務原市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例」に定める基準において、施設の新設、増設または改築を行うときは条例に適合するものでなければならないとされています。
この条例において、出入口の基準は、
(1)幅120cm以上とすること。
(2)車止めを設ける場合は、90cm以上の間隔とすること。
(3)出入口からの水平距離が150cm以上の水平面を確保すること。
などと定められており、条例施行後に新設、増設または改築した公園については、基準に適合しています。また、遊具などについては、地元自治会と協議の上設置をしております。
そのため、条例施行前に新設、増設または改築した公園については、今後、リニューアル整備等で公園の更新を実施する際に、インクルーシブ遊具の設置なども含め地域住民のご意見を聞きながら、より利用者に優しい公園となるよう検討してまいります。
なお、現在整備を進めている新総合体育館に併設する総合運動防災公園においては、インクルーシブ遊具を設置する予定です。
(担当課:河川公園課 電話:058-383-1531)
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