新境川について
提案
前洞新町の土手の桜の木の間がスカスカなところがあります。植えてほしいです。
春から秋の間は、桜の木がないところはとても日当たりが良くなって、変な植物が大きくなったり、雑草が勢いよく育ってます。変な植物や雑草のせいでゴミが捨てられます。近所の清掃の日以外にも、良くゴミ拾いや草かりを手伝ったりします。そうしないと汚くなります。桜の木をちゃんと植えて、きれいな道と川にしたいです。お願いします。きれいに並んだ桜を見たいし、きれいになってもっと楽しみたいです。
(令和4年1月4日受付)
回答
このたびはご提案をいただきありがとうございます。
新境川の桜並木は、地元出身の歌舞伎役者・市川百十郎が昭和初期に1,200本を寄贈したことをきっかけとし、太平洋戦争を経て、約60年前、各務原市発足を記念して再度植樹されましたが、時間とともに段々と老木化してきました。
新たに河川の堤防に植樹することについては、樹木の根が弱った場合に地面にすき間ができ、大雨などによる河川増水時に堤防の決壊につながる原因となる可能性があるため、防災の面から法律で原則禁止されています。
しかしながら、新境川の桜並木はとても美しく、市民の皆様をはじめ、多くの観光客からも愛されています。そこで、市ではボランティア団体である『百十郎桜保全ボランティア』の皆様と一緒に、植栽されている桜の木をできる限り長生きさせようとその保全活動に取り組んでいます。1,000本以上ある桜の木を管理する中で、枯れてしまった枝や幹を剪定することにより、木のエネルギーを効率よく木の生命活動に回し、1本1本の桜の木の寿命を延ばすことにつなげています。
このようなボランティア団体の皆様の地道で息の長い活動が功を奏し、毎年、美しい桜を見ることができますが、それでも台風などによって完全に倒れてしまう木もあります。そういった危険な木は残念ながら、根元から伐採しなければなりません。このようなことから、桜並木に隙間ができてしまうこともあります。
桜の木が無くなることや、雑草が生い茂ることでゴミが捨てられてしまうことはとても悲しいことですが、桜並木のある美しい新境川を守るため、地域の皆様はじめボランティア団体の皆様が常日頃から清掃活動にもご尽力いただいており、心より感謝申し上げるとともに、市といたしましても、定期的な草刈りや枯木の剪定、ゴミの不法投棄対策、河川清掃に取り組むなど、美しい桜並木と新境川をいつまでも守ってまいります。
百十郎桜に関すること(担当課:観光交流課 電話:058-383-9925)
河川管理に関すること(担当課:河川公園課 電話:058-383-1535)
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