いちょう通りのいちょうについて

ページ番号1023087  更新日 令和6年10月24日

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提案

 毎日各務原市の会社に車通勤しているものですがいちょう通りのいちょうの高さを低くしてもらえませんか?大きくなりすぎて看板は見えにくいですし台風など強風で倒れないか心配です。
 また大部分のいちょうが電線まで覆ってます。これも強風で倒れたら電線が切れてしまうような気がします。もし倒れると道路など封鎖し緊急車両の通行の妨げにもなります。人に当たれば怪我人も出ます。他県ですと2,3メートルにそろえてあるところを見ました。下の方からも葉が出ているので切っても枯れないと思いますがいかがでしょうか?
(令和6年8月23日受付)

回答

 このたびは、ご提案をいただきありがとうございます。
 街路樹は、市民の皆様にとって身近な緑であり、安らぎや癒しといった心理的効果のほか、自動車から歩行者を守ること、火災時に延焼を防止すること、風の勢いを弱める防風林のような役割も果たすことなど、さまざまな働きを持っています。
 本市では、本市の緑化方針を定めた「緑の基本計画」に基づき、こうした街路樹による緑豊かで美しい街並みの創出等、「緑豊かな歩行空間のネットワークの形成」を推進しております。また、令和5年に行った「まちづくりに関する市民意識調査」では、市の魅力について、「自然が豊かであること」が一番高く、次いで「広大な公園や桜並木など、美しい景観があること」となっており、本市の緑化政策が市の魅力を高めている要素の一つになっていると捉えています。
 さて、いちょう通りのいちょうは、今から約50年前に植栽され、それが大きく成長し、全長約5.7キロメートルの壮大ないちょうの並木道となり、四季折々の景観を楽しませてくれます。
 その一方で、台風などの強風で街路樹が倒れた場合、ご指摘のような事故につながることも考えられますので、活力の衰えた樹木や、倒木・幹折れ・枝折れなどの危険性がある樹木を早期に発見し適切な処置を施すことで、樹木を健全な状態に保ち、事故を防止していかなければならないと考えています。
 そのため、これまで強風による倒木対策として行ってきた、枝を間引き風を受けにくくする透かし剪定に加え、その際、幹の腐食や空洞化、樹皮の剥がれ、キノコの発生などの異常が見られた場合は、業者から速やかに報告を受け、樹木医立会いのもと健全度を診断し、劣化が進行している樹木については植替えを検討いたします。
 街路樹の健全性を保つためにも、大小さまざまな看板をすべて見やすくするために低い高さに揃えることは出来ませんが、安全な道路交通に必要な道路標識や信号機、カーブミラーなどが街路樹の枝葉により局所的に支障となっている場合には、随時剪定を行っておりますので、そうした箇所は、現場を確認し、適切に管理してまいります。
 なお、いちょう通りなどにある電柱や電線は、街路樹がある条件の中で道路占用の許可を受けて電気通信事業者が設置しています。占用物件である電柱や電線と、道路の一部である街路樹が共存できるように、電気通信事業者によって電線の破断や火災を防止するため防護管を設置していただいたり、必要に応じて電線周囲の街路樹の剪定も行われています。
 今後も引き続き、適切な街路樹の維持管理により、緑豊かで美しい道路空間の創出に努めてまいります。
(担当課:道路課 電話:058-383-1614)
 

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