奈良時代の銅製の重り「権」を特別公開(10月16日)

ページ番号1025932  更新日 令和7年10月17日

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真名越遺跡から出土した、奈良時代の銅製の重り「権」を、中央図書館3階歴史ギャラリーで特別公開しています。

古代の各務原の暮らしに思いを馳せる

特別公開している重り「権」を鑑賞する市民の方

今年7月、砂利採取工事に伴い、記録保存のために鵜沼真名越町にある真名越遺跡の緊急発掘調査を行ったところ、奈良時代の須恵器などとともに、銅製の重りが1点出土しました。この重りは「権(けん)」と呼ばれる、大宝律令で定められた度量衡のうち重量計測に使用するもので、さらに特徴的な形をしていることから、当時中央から地方の役所へ配布された重りの基準となる見本である「様(ためし)」であると考えられています。

市では、この「権」をより多くの人に見てもらうため、11月3日まで、中央図書館3階歴史ギャラリーで特別公開を行っています。この日、ギャラリーを訪れた市内在住の方は、「古くに作られた重りなのに、きれいな形を保っていることに感動しました。古代の各務原の暮らしにロマンを感じました」と、見入っていました。

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