【360度3D】頭部だけが見つかったニワトリ形の埴輪

ページ番号1005197  更新日 令和4年10月8日

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鶏頭埴輪(市重要文化財)

鶏頭埴輪の写真

 那加柄山町にある柄山古墳(からやまこふん)は、全長82メートルの前方後円墳で、県の史跡に指定されています。昭和32年、柄山古墳周辺の整備の際に発見されたのが、この鶏頭埴輪(けいとうはにわ)です。

 埴輪は、古墳の墳丘(ふんきゅう)上に並べるなどして使用された素焼きの焼き物で、簡素な筒形の「円筒埴輪(えんとうはにわ)」がその大多数を占めますが、人物や家屋、船などを模した「形象埴輪(けいしょうはにわ)」も見られ、ニワトリをモチーフにしたこの鶏頭埴輪も形象埴輪のひとつです。

 柄山古墳の鶏頭埴輪は頭部だけが発見され、高さ11.6センチメートル。竹管を押し当て表現された目のほか、鶏冠(とさか)やアゴの肉ひげなど、ニワトリの特徴がよく表れています。また、表面には顔料が残り、本来は赤く塗られていたと考えられています。

 この鶏頭埴輪は、柄山古墳を知るための唯一の資料として貴重な資料です。

3Dモデルで見てみよう!

大同大学の協力により、資料の3Dモデルを作成・公開しています。
実際に手に取って資料を見ているかのように、近づけたり、裏側をのぞいてみたりと、自由に資料を観察してみてください。
(協力:大同大学情報学部情報デザイン学科・横山研究室)

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