各務原市防災推進員について

ページ番号1019877  更新日 令和6年1月22日

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全国各地で地震や風水害などの自然災害が多発する中、ひとたび大規模な災害が発生したときには、断水や停電、電話の不通、道路や橋の損壊、多数の火災、さらには「公助」の主体である行政自身が被災するなど、すぐに消防や警察など防災関係機関の救援を受けられない可能性が非常に高くなります。そのような状況の中で求められるのが、「自助」、そして地域の防災力である「共助」です。
そのため、各務原市では、継続的に各地域で防災活動を行うことができる人材を育成するため、平成23年度より「各務原市防災ひとづくり講座」を開催し、講座修了者を「各務原市防災推進員」と位置付けています。
防災推進員には、例えば防災講習会の講師として、あるいは自主防災組織の一員となって訓練を企画運営されるなど、地域の防災リーダーとして活躍していただくことを期待しております。
また、防災推進員の有志で組織されている「各務原防災推進ネットワーク」では、勉強会を通じて防災の知識・技術を向上させるとともに、防災会議でのアドバイザー、災害ボランティア連絡会議への出席、防災ひとづくり講座の中で実体験に基づいた講演などを行っています。

防災推進員としての活動

  • 自主防災組織へ継続して就任
  • 自治会長や自主防災組織と協力・調整して、自主防災訓練の企画や実施、参加を呼びかけ
  • 地域の方々に防災について啓発するため、所属自治会の会合などにおける防災講話・講習
  • 災害発生時には自治会長を補佐し、あるいは先頭に立って避難誘導や避難所運営 など

これらの活動を自発的に行っていただくことで、「共助」の一端を担う地域の防災力の向上にお力添えいただくことをお願いしています。

防災推進員の人数

127名(令和5年12月1日現在)

防災推進員の活動状況

報告いただいた活動状況のうち、主なものを掲載しています。
防災力の向上をお考えの地区は、これらの活動を参考にしてください。詳細な活動内容は、各地区の防災推進員、または防災対策課までお問い合わせください。

防災関連イベントでの活動

  • 地域防災訓練に参加し、パーティションや簡易ベッド、仮設トイレなどの避難所開設の支援。(小中学校18カ所、令和5年)
  • 災害ボランティア連絡会議に参加し、被災者支援における行政と関係団体との連携体制を構築するとともに、意見交換の実施。(ネットワーク代表のみ参加、令和5年ほか)
  • 地域防災計画の修正および防災に関する重要事項を審議する「各務原市防災会議」にオブザーバーとして参加。また、本市の国民の保護のための措置に関する重要事項を審議する「各務原市国民保護協議会」にオブザーバーとして参加。(ネットワーク代表のみ参加、令和4年ほか)

各地区の活動

【鵜沼地区】

  • 地域の防災推進員も加入する自主防災会が主体となって避難所開設訓練を企画し、八木山小学校で開催された「防災キャンプin八木山」において訓練を実施した。これは、令和3年の大雨による避難所開設時に、自治会で避難所開設手順を確認できていなかったことが契機となったもので、当日は、参加者21名(うち防災推進員7名で、他地区からの応援の防災推進員3名を含む)により、避難所開設訓練(初動運営、トイレの確保、通信手段確保、食料・水確保)を行い、毎年交代する自治会役員に引き継ぎ可能な避難所開設手順書を作成するとともに、収容可能人数の把握をおこなった。また訓練を通じて知見や反省点を得ることができた。(令和5年)
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防災キャンプin八木山(令和5年)
  • 鵜沼南町における自主防災訓練において、自治会長、自主防災組織(防災推進員1名在籍)のメンバーあわせて30名が炊き出し訓練を行うとともに、経験を重ねている自主防災組織のメンバーが、新しく着任した自治会役員に対して備品の保管場所や炊き出し準備の手順を指導した。これは、大規模災害時の一時避難に際して、自力での避難が困難な避難行動要支援者を搬送できる力量を身につけることを目指して企画されたものであり、今後、避難支援訓練などの活動を予定している。(令和5年)
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鵜沼南町自主防災訓練(令和5年)
  • 地区の防災推進員が編集者となり、自治会内における防災だよりを発行し、地区における防災意識の向上を図った。(令和5年ほか)

【川島地区】

  • 川島地区の防災クラブ(防災推進員1名在籍)が主体となり、「防災連絡協議会」が設置できる環境を整えるための活動を開始した。これは、各務原市が長い間大規模災害に遭遇していないため、災害に大変弱い地域であることを住民に理解してもらえず、また災害時の被災状況を想像できないが故に地域ごとの連携も取れておらず当地域全体の防災意識が非常に希薄であることを危惧した防災クラブのメンバーが企画したもので、今後、「防災連絡協議会」の設置環境を整えるとともに、各地域被害想定地図および各地域防災備品設置状況一覧表の作成、防災連絡協議会の開催、防災見学会・防災研修会・炊き出し訓練などの活動を予定している。(令和5年)

【蘇原地区】

  • 蘇原清住町における地域行事(清住町夏休みふれあい大会)に防災推進員3名が参加し、防災クイズ、防災パネル、防災用品展示(30点余)を展示し、防災啓発活動を行った。(令和4年)
kiyosumi2022
清住町夏休みふれあい大会(令和4年)

【全地区】

  • 地域の防災力向上のため、自主防災訓練に参加した。(令和5年ほか)

その他の活動

  • 防災知識の更新と、自主防災活動の参考としていただくため、市主催による防災推進員を対象とした防災講演会を実施した。当日は28名の防災推進員等が参加し、「条例・規則改正等について」「大雨時の本市の対応について」「弾道ミサイル落下時の避難行動について」を熱心に聴講した。(令和5年)
  • 防災推進員の有志約20名が知識の共有を図るため、産業文化センターにおいて、避難所運営マニュアルをもとに自主的な勉強会を実施した。(令和4年)
  • 防災知識の更新と、自主防災活動の参考としていただくため、市主催による防災推進員を対象とした防災講演会を実施した。当日は29名の防災推進員が参加し、「日常活動に防災を埋め込む」という部外講師による講演を熱心に聴講した。(令和4年)
  • 防災推進員の有志が自主的な勉強会を企画し、災害時に防災備蓄倉庫の備品を適切に扱うため、那加第一小学校に設置してある防災備蓄倉庫内の備品を確認するとともに、テントや照明器具などの組み立てを行った。(令和4年)
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防災推進員勉強会(備蓄倉庫内備品確認:令和4年)

関連リンク

このページに関するお問い合わせ

防災対策課
電話:058-383-1190
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