ミドルシニアのキャリア形成事業 (一般社団法人ビーエルエス協会)
各務原市まちづくり活動助成金 令和7年度交付事業の活動の様子を紹介します。(レポートの内容は、事務局の取材や団体からのヒアリングなどをもとに作成しています。)
まちづくり活動助成金 令和7年度事業
スタート助成1年目
事業概要
超高齢化社会におけるミドルシニアの人生後半に対する不安軽減。
シニア世代に突入する前のミドルシニア世代の方々のキャリア形成と継続的なカウンセリング。
予算
- 総事業費 191,600円
- 助成金交付申請額:100,000円
- 用途:報償費(講師謝礼金、カウンセリング)、需用費(紙、インク、チラシ印刷、テキスト)、使用料(会場費)、委託料(チラシデザイン製作費)
ミドルシニアの人生を明るく活き活きと!(令和7年7月20日、7月27日)
- 第1回セミナー:7月20日(日曜日)午前10時〜正午 各務原勤労会館会議室2 参加者12人(講師2人)
- 第2回セミナー:7月27日(日曜日)午前10時〜正午 各務原勤労会館会議室2 参加者14人(講師2人)
人生100年時代と言われる現代において、40代、50代、60代を迎えるミドルシニア世代は、健康面や働き方、家族のことなど、多くの不安を抱えながら日々を過ごしています。しかし、その不安を漠然としたままにせず、「自分のキャリアを見える化し、これからの人生を前向きにデザインする」、そんな学びの場が、各務原市の令和7年度まちづくり活動助成金「ミドルシニアのキャリア形成事業 ~ミドルシニアの人生を明るく活き活きと!~」として開催されました。
このセミナーの特徴は、ただ話を聞くだけのセミナーではないことです。
参加者一人ひとりに配布されたのは、「100年キャリア見える化ノート」というワークブック。
これを使い、自身のこれまでの経験や強み、これからの希望を整理しながら、どんな暮らし方や働き方をしたいのかをじっくり考えます。
当日は同世代の参加者同士でテーブルを囲み、これまでのキャリアや人生のターニングポイントについて語り合いました。
「昔はこういう仕事をしていてね」、「こんなことに挑戦してきたよ」、参加者の話には、それぞれの人生の軌跡が詰まっています。
セミナーでは、特に「漠然とした不安を言葉にすること」が重視されていました。
「なんとなく将来が心配」という思いを、具体的にどんな心配なのかを整理することで、その不安をどう解決できるかが見えてくるのです。
参加者の一人は、「退職後の生活を考えると不安ばかりでしたが、書き出してみたら、まず何を準備すればいいのか分かってきました。」と感想を語りました。
セミナーでは、個人ワークだけでなく、グループディスカッションが大きな役割を果たしています。
同じ世代が集まって話をすることで、「自分だけじゃないんだ」と感じられたり、「こんな生き方もあるのか!」と新しい気づきを得られたりします。
これは、地域の中で孤立しがちなミドルシニア世代にとって、とても大切な機会です。
参加者の方からは「もっと皆さんと話したかった。」、「自分の話しも聞いて欲しいけど、皆さんの話をもっと聞きたかった」と言う感想を聞きました。
一般社団法人ビーエルエス協会は、ライフキャリアサポート講習などの人づくりに取り組んできた団体。
今回のセミナーも、地域課題を地域の力で解決して、地域の住民の「学び」と「安心」を支える新たな挑戦です。
今回のセミナー参加者の特典として、8月から12月まで、毎月2回、無料で個別相談を受けることができます。
またセミナー参加者以外の希望者も、無料個別相談を受けることができます。(※現在、個別相談の日程調整が行われております。)
今回のセミナーで生まれた「気づき」や、「つながり」が、参加者一人ひとりのこれからの毎日を少しずつ明るく照らしていくことを期待いたします。
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