まちづくり担い手マッチング事業 事例発表会を開催しました

ページ番号1012881  更新日 令和3年11月11日

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令和3年10月23日(土曜日)午後1時30分~3時、「まちづくり担い手マッチング事業 事例発表会」を開催しました。

事例発表会は、感染症予防の観点から対面での発表を避け、オンライン会議システムによる発表をYouTubeでライブ配信。ライブ配信の観覧が難しい方に向けて、サテライト会場(産業文化センター2階第3会議室)を設けました。ライブ配信は10月25日(月曜日)までに、94回再生され、サテライト会場には5人が来場しました。

開催内容

まちづくり担い手マッチング事業は、さまざまなテーマで活動している「まちづくり活動団体」同士が結びつくきっかけを作り、団体の得意なこと・できることが提供できる場を拡げる(マッチングする)ことで、「地域の困りごと」を「地域で解決」していく「市民によるまちづくり」の促進を図ることを目的にしており、令和3年度事業では、56の団体・法人・個人がマッチングリストへ情報を掲載しています。

事例発表会では、令和2年度から行われているマッチングの事例紹介や、ゲストによる協働の体験談・アドバイスを配信。また、講師とゲストが、令和3年度参加団体の情報を掲載した「マッチングリスト」を参考に、新たなマッチングを提案しました。

講師

一般社団法人かかみがはら暮らし委員会 代表理事 長縄尚史さん

ゲスト

  • 中山道鵜沼宿ボランティアガイドの会 会長 片岡稔さん
  • 古民家えんがわ 主宰 後藤里奈さん
  • 各務原市ラジオ体操連盟 理事 真野敏さん
  • ドローン撮影・動画配信などのボランティア 杉山正幸さん
  • フェニックスグループ「ゴザーレプロジェクト」プロジェクトリーダー 長縄康浩さん・事務局 吉田理さん・山田美穂さん

1.マッチング事例紹介・クロストーク

クロストークの様子

複数の団体のマッチング事例を動画により事務局からご紹介した後、ゲストから体験談やアドバイスを座談会形式で発表いただきました。

  • コロナ禍でたくさんの協議が必要だったが、まず一歩、どんな形でもいいからやってみようとスタートした。(片岡稔さん)
  • 一人では何もできないと諦めかけたが、他団体さんの協力を得ながら今に至る。出会いがやれることを拡げてくれた。(後藤里奈さん)
  • テーマが共通する団体だとイメージしやすかった。テーマが違うと当初はイメージしにくかったが、コラボレーションにより新しい視点を得ることができた。積極的に情報を得る、自分から連絡する、見に行く、が大切。(真野敏さん)
  • 皆さんが気が付かない部分を提案するようにしている。ラブレターを出しただけではなく、相手の困りごとや状態を確認したうえで提案することが大切。(杉山正幸さん)
  • こちらがこういうものを作りたい、というのではなく、皆で地域を育てる・一緒に作っていくことを目的に、集まった人と対話を心掛けている。(長縄康浩さん)

2.マッチング提案

マッチングリストを見る会場参加者の様子

ゲストたちが令和3年度のマッチングリストを見ながら、「勝手にマッチング提案」を行いました。サテライト会場では、参加者が配信を見ながらマッチングリストを眺める様子が見られました。

  • 自然の大切さのメッセージを伝えながら、みんなで植樹したい!(長縄康浩さん)
  • 施設に入るなどのために地域を離れる高齢者の思い出・持ち物・人とのつながりを、ストーリーにして地域と共有するプロジェクトはどうか。(長縄康浩さん)
  • 場所を提供されている拠点で、障がいをもった方々の作品を販売したい。(山田美穂さん)
  • 高齢者施設が不登校の子や障がいを持つ子の居場所になり得るのでは。(山田美穂さん)
  • 子ども食堂・障がい者支援の団体・外国人の支援をしている団体などと、畑サロンが協働できるのでは(長縄尚史さん・市)
  • Tri-Angleのオンラインセミナーをお手伝いできそう。(杉山正幸さん)
  • 外国人支援団体と日本文化を伝える団体同士、飲食物を扱う団体と陶芸の団体同士は相性がよいのでは。(真野敏さん)
  • 料理を教える団体は高齢男性の団体に料理教室が提供できるのでは。(真野敏さん)
  • 出張クラブサークルも活用ができるのでは。(真野敏さん)
  • ボランティアガイドも観光の一翼を担っていると思うので、観光の一部として史跡巡りが活用してもらえるのでは。(片岡稔さん)
  • 居場所になる団体同士が連携し、情報・資材・人の交流ができるのでは。(後藤里奈さん)
  • 居場所になる団体と居場所に彩を添える団体とは一緒にできることが多いのでは。
  • 例えば、古民家えんがわで食に関わる団体が羽釜と薪でごはんを焚いて、外国人や子どもに関わる団体と一緒におにぎりや味噌作りをするのはどうか。そこで人形劇や音楽の演奏などを披露してもらうこともできる。(後藤里奈さん)

内容の詳細は、ページ下部の関連リンクから、動画をご確認いただけます。
また、具体的に団体名が出された提案については、第三者からのマッチング提案として、後日まちづくり推進課からラブレターをお届けする予定です。

3.講師総括

講師の長縄尚史さん

講師の長縄尚史さんは、トークゲストの皆さんの発表を総括し、「団体の皆さんが、自分たちのやりたいことを全力で楽しむことが一番大切で大前提だが、そこに関わる人たちが幸せになっていくのも大切。その連鎖が、地域を良くしていくのでは。」「この事業を経て『地域の人たちが自分たちで地域を良くしていく』というのが、市民協働の形として新しい各務原市の普通になれば。」とお話しされました。

参加者からの感想

  • 令和2年度から参加していて、動きがないと思っていたが、他団体が動いていることを知ることができた。自分たちも何かに参加したい。
  • 各団体の協働への取り組みが具体的に伝わってきた。今後の活動推進についても理解できた。
  • さまざまなつながりを感じた。
  • より多くの団体が協働することで、さらに充実した活動ができると思った。
  • もっと多くの人の意見が聞けると面白い。
  • 生の声で、実際に集まって行いたい。
  • SNS上での交流も行いたい。

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このページに関するお問い合わせ

まちづくり推進課
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