水道水におけるPFOSおよびPFOAに関するQ&A

ページ番号1018833  更新日 令和7年4月4日

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水道水におけるPFOSおよびPFOAについて、お問い合わせの多いご質問を掲載しております。

Q1.有機フッ素化合物とは何か?

有機フッ素化合物の代表的なものとして、PFOS、PFOAがあります。これらは環境中で分解されにくく、近年、環境残留性や蓄積性、長期毒性の疑いなどから国際的に製造等が禁止されています。令和2年4月1日に、国の水質管理目標設定項目(暫定目標値:PFOS、PFOAの合算値で50ng/L以下)に設定されました。

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Q2.人への健康被害は?

動物実験では、肝臓の機能や仔動物(動物のこども)体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されていますが、どの程度の量や濃度で身体に入るとどのような影響を及ぼすかについては未だ確定的な知見は無く、現在も国際的にさまざまな知見に基づく検討が進められています。PFOS、PFOAの摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例は、現時点では、確認されていません。

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Q3.三井水源地の区域に住んでるが、水道水を飲んでも大丈夫か?

令和5年10月23日に応急対策が完了しています。
それ以降、浄水では国の暫定目標値50ng/Lを上回ったことはありませんので安心してご利用いただけます。

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Q4.PFOS、PFOAが暫定目標値(50ng/L)を超える水道水を飲んでも大丈夫なのか?人体にはどのような影響を及ぼすのか?

PFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)が人体に及ぼす影響については、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るかについては、未だ確定的な知見がありません。そのため、現在も国際的にさまざまな知見に基づく検討が進められています。
暫定目標値である「50ng/L」とは、体重50kgの人が水を一生涯にわたって毎日2L飲用したとしても、健康に悪影響が生じないと考えられる水準として設定※されたものです。これまで国内において、PFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)の摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりません。
また、現在も最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取扱いについて、環境省が設置している「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」など専門家による検討が進められているところであり、市といたしましても、その動向を注視している状況です。
現在、三井水源地では、活性炭を使用した浄化システムが令和5年10月から稼働しており、PFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)の濃度を暫定目標値以下に低減した水道水を供給しています。

※ 詳細は環境省が公表している「PFOS、PFOAに関するQ&A集(2024年8月時点)」P8のQ5の解説をご参照ください。

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Q5.令和2年11月に暫定目標値を超過したことを把握していたにもかかわらず、すぐに公表しなかったのはなぜか?事実の隠蔽ではないか?

ご指摘のとおり、PFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)の数値が暫定目標値を超過していることを把握した時点で、市民の皆様には速やかに公表すべきでした。当時においては、
〇 人体に及ぼす影響に関する確定的な知見がなかったこと。
〇 水道法に定める水質基準については、当然にすべての項目を遵守していたこと。
〇 国内において、PFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)の摂取が主たる要因とみられる
 個人の健康被害が発生したという事例が未だ報告されていなかったこと。
〇 十分な対応策がないままに市民に公表することによって、かえって市民の不安を煽るおそれ
 があったこと。
などの事情を総合的に勘案した結果、数値の高い取水井の停止措置や、数値の低減策の検討を優先して行っていたものであり、決して事実を隠蔽する意図はありませんでした。
しかしながら、市民生活に直接影響を及ぼす水質の問題については、仮に、十分な対応策がなかったとしても、速やかに公表すべきであったと考えています。

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Q6.自分の家は対象区域に入っているか?

以下の配水区域図からご確認ください。ご不明な場合は、お手数ですが水道部水道施設課浄配水係(058-383-7115)までお問い合わせください。

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Q7.活性炭による浄化施設の状況は?

三井水源地の曝気槽に活性炭による有機フッ素化合物の低減機能を追加する工事を令和5年8月に着手し、同年10月23日に完成しました。これにより、三井水源地から供給する水道水は、PFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)の濃度が暫定目標値以下となっています。

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Q8.最新のPFOS・PFOA濃度はいくつか?

三井水源地では、活性炭によるPFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)の濃度の低減を行っておりますが、活性炭に通す前と後の濃度を1週間に1回検査しています。最新の検査結果については、市ウェブサイトおよび広報紙で公開しています。

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Q9.三井水源地に設置した活性炭の入れ替えは?

活性炭による有機フッ素化合物の濃度低減の効果は徐々に減少していきます。国が定める暫定目標値を超えないようにするため、毎週行っている検査の結果を踏まえ、活性炭の交換を行っています。現在のところ、概ね4か月に1回の頻度で活性炭を交換しています。活性炭の交換状況は市ウェブサイトで公開しています。

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Q10.三井水源地以外の水源は問題ないか?

三井水源地以外の水源地(西市場水源地など)では、PFOS(ピーフォス)およびPFOA(ピーフォア)の濃度を半年に1回検査しています。現在まで国の定める暫定目標値を超えたことは1度もございません。検査結果は市ウェブサイトで公開しています※。

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Q11.PFOSやPFOA以外の有機フッ素化合物についてはどのような状況か?

有機フッ素化合物の一種であるPFHxS(ピーエフヘクスエス)は、令和3年4月1日に必要な情報・知見の収集に努めていくべきとされる要検討項目に追加され、さらに、令和5年11月28日に第一種特定化学物質に指定されることが決まり、製造や輸入が禁止されることになりました。PFOS(ピーフォス)などのように目標値は定められていませんが、検査結果は市ウェブサイトで公開しています※。

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Q12.今後について、どのような対策を検討しているのか?

【水道水について】
令和6年度に水質改善対策委員会を設置し、今後の対策について中期的および長期的な視点で検討を進めていきます。

【井戸水・地下水について】
県と市が共同で設置した専門家会議等の意見を踏まえ、国や県と連携しながら、必要な調査や対策、要望活動を行っていきます。
なお、令和5年8月から県と市が連携して実施した各務原市のPFOS・PFOAにかかる地下水調査および河川等調査などの結果を市ウェブサイトで公開しています※。

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<参考資料>

【参考】環境省が公表しているQ&A

【参考】環境省のリーフレット

市の対応について詳しくは、下記ページをご覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

水道施設課
各務原市三井東町4-32
電話:058-383-7116
水道施設課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。