令和5年8月10日に県に改善計画書を提出

ページ番号1019216　更新日令和5年8月30日

改善計画書について

令和5年7月27日の行政指導を受け、下記の事項について、令和5年8月10日に県に改善計画書を提出しました。

PFOSおよびPFOAを含む⽔質管理⽬標設定項⽬の検査結果を公表し、関係者ヘの注意喚起を行うよう努めること。公表および注意喚起にあたっては、水道の需要者である市⺠等に対し、当該物質の毒性評価情報等の関連情報を提供する等、丁寧に説明を⾏うこと。

水道水質の検査については、水質検査計画に基づき実施しており、当該計画においては、水道法で定める水質基準のほか、独自項目に関する検査計画も記載しているところです。PFOSおよびPFOAについては、令和2年11月から、その他水質管理目標項目（27項目）については、令和4年度から検査を実施していますが、水質検査計画には位置付けておりませんでした。今後は、水質検査計画のうち、独自項目について「独自に行う水質検査」のとおり改訂を行うとともに、改定後の計画に従い、検査を実施いたします。なお、改定後の水質検査計画については、市ウェブサイトにおいて公表するとともに、県岐阜保健所へ提出いたします。また、検査結果については随時公表することとし、目標値等の超過を確認した際には、関係機関と協議のうえ速やかに注意喚起するとともに、必要な措置等について実施します。

三井水源地ほか4水源地の原水にて行った令和2年11月以降のPFOSおよびPFOAの検査結果については、令和5年7月28日に記者会見を行い、市ウェブサイトにおいても公表しました。今後の検査を実施した際には、随時追加更新していきます。

問い合わせの多い内容について、PFOSおよびPFOAに関するQAを、令和5年8月4日に市ウェブサイトにおいて公表しました。今後も問い合わせ状況を鑑み、随時追加更新します。

PFOSおよびPFOAの検査結果が暫定⽬標値を超過している事実を踏まえ、水道需要者の安全を確保する観点から、浄⽔中のPFOSおよびPFOAが暫定⽬標値以下となるよう、必要な対策を講ずること

PFOSおよびPFOAの濃度の経年変化や、季節変動等を把握するため、原水および井戸ごとのモニタリング調査を継続して実施します。検査結果に応じて検査の頻度や測定カ所を随時見直します。
原水集合水のPFOSおよびPFOAの濃度低減のため、令和3年5月より濃度の高い井戸を随時停止していますが、暫定目標値以下には至っておらず、短期間に収束に向かうとは考えにくい状況です。そのため、PFOSおよびPFOA濃度の低減対策として、既存の遊離炭酸除去施設を利用した活性炭による浄化システムを、令和5年12月末を目途に本格稼働できるよう進めています。この対策工事については、令和5年8月7日に契約を締結し着手しました。
恒久的対策として、令和8年度末の稼働を目途に、活性炭を利用したPFOSおよびPFOAの除去設備を現在の浄水工程に追加することを検討しています。令和5年度現在、当該設備の増設に係る基本設計業務を進めています。
工程等の低減対策の詳細については決定次第、おって報告するとともに、低減対策の進捗状況については、随時、情報共有を行います。

岐⾩県水道⽔質管理計画に基づき、⽔質監視地点における⽔質管理⽬標設定項⽬の検査結果を定期的に県に報告するとともに、目標値を超過した項目については直ちに報告すること

岐阜県水道水質管理計画に基づく水質監視地点における水質管理目標設定項目の検査結果については、令和4年度実施分の報告を完了しています。今後もすべての水源地において毎年1回以上検査を実施します。検査項目は27項目（農薬類は68項目）について実施する予定ですが、農薬類については市内における使用実績等の調査に基づき、随時検査項目の入替を行います。
PFOSおよびPFOAについては、水質管理目標設定項目として浄水で行うもののほか、原水および各井戸における検査を実施します。
検査結果は定期的に県に報告します。また、目標値を超過した項目については、直ちに報告し、対応について協議をさせていただきます。