プレコンセプション(妊娠前)ケア

ページ番号1009852  更新日 令和7年4月1日

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「プレコンセプション(妊娠前)ケア」とは?

「プレコンセプションケア」について

プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うことです。プレコンセプションケアは医療、保健、教育、福祉などの幅広い分野で連携を図りながら推進していくこととされており、各務原市では男女ともに将来の妊娠を考えながら自分のライフプランに適した心身の健康管理を行うことを支援していきます。

ところで、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(Sexual Reproductive Health and Rights:SRHR)をご存じですか。「性と⽣殖に関する健康と権利」のことです。自身のセクシュアリティや望む時に望むだけの⼦どもを持つことをすべての⼈が⾃分で決められます。あくまでも、妊娠を希望するかは個人の自由です。しかし、早い段階から適切な知識を得て、健康で質の高い生活を送ることは、人生の選択肢を広げますし、近々妊娠したいと考えている女性だけでなく、女性の健康を支えるパートナーや家族にも知っていただきたいことです。

なぜ、「プレコンセプションケア」が必要なの?

(引用元:国立成育医療研究センタープレコンセプションケアセンターHP)

プレコンセプションケアを始めてみませんか?

将来の妊娠を考えながら生活や健康を維持するためのチェックシートです。妊娠前から適切な生活習慣を身に着けることは重要です。できることから始めていきましょう。

プレコン・チェックシート(女性用)

プレコン・チェックシート(男性用)

実践!プレコンの生活習慣改善

適正体重を目指しましょう

栄養不足による若い女性のやせ(BMI18.5未満)は、貧血や将来の骨粗鬆症の原因になります。一方、栄養過多や太り過ぎ(BMI25以上)は、将来、糖尿病や高血圧などさまざまな病気のリスクを高めます。やせも肥満も、不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。男性の肥満も不妊のリスクを高める報告があり、注意が必要です。BMIを計算して、いまの体重を評価してみましょう。

BMI=体重(キログラム)÷身長(m)÷身長(m)

適度に運動をしましょう

運動をすることで、血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。運動はこころの状態にもよい影響を与えます。日々の生活の中で、できることから始めてみましょう。

栄養バランスを整えましょう

主食・副菜・主菜・乳製品・果物 の5つのグループをバランスよく食べましょう。栄養不足による若い女性のやせは、貧血・肌荒れ・骨密度や筋力の低下などを引き起こします。月経不順や不妊、低出生体重児の原因にもなるなど、将来の妊娠、出産にも影響を与えます。

ストレスと上手に付き合いましょう

現代社会はストレスが多く、こころの不調を抱えやすいです。まずは、自分のストレスに気づきましょう。また、普段から自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。一人で我慢しないで、友達や家族に話してみましょう。また、体を動かす、腹式呼吸をする、気持ちを書き出してみるのもおすすめです。困ったときは、こころの専門家に相談してみましょう。

タバコはやめましょう

タバコはがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク因子となるなど、その影響はきわめて広範囲です。

アルコールは控えましょう

妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。「この量なら大丈夫」というものは確立していませんので、妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにしましょう。妊娠中は禁酒が原則です。

 

プレコンノート

プレコンノートを活用しましょう!

※上記の生活習慣改善の一例はプレコンノートより抜粋。

今、からだとこころが不調気味で悩みがある18歳以上の人にぜひ読んでほしいのがこの"プレコンノート"です。プレコンノートを使えば、プレコンセプションケアのポイントを学びながら5つのプレコンActionを起こす準備ができます。からだは毎日、一生懸命に活動しています。だから、からだやこころの悩みがあるのは当然です。そんな悩みを勉強や仕事に持ち込まないためには、しっかりしたメンテナンス=ケアが必要です。からだとこころの声をきちんと聴いて、5つのプレコンActionを、今日から始めましょう!

各務原市の取組み

予防接種

風しんワクチン接種促進対策事業

妊娠を希望する女性、抗体価が基準値以下の妊婦または夫または同居者を対象に費用を助成します。※ただし風しんにかかったことがある方、明らかに予防接種を受けた方は対象外。

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。

平成25年4月より、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に定期接種として実施しています。

子宮がん検診

対象者は、市に住民登録がある20歳以上(年度末年齢)の女性 ※対象外の場合もあり

 

ヤング健診

対象は、市に住民登録がある年度末年齢19~39歳の方。 ※対象外の場合もあり

若いうちから、定期的に健診を受けて生活習慣の見直しをしましょう。

女性のための健康相談

思春期、妊娠、不妊、流産、死産、メンタルヘルス、婦人科系疾患、更年期障害などの一般的な内容について、保健師による相談を行っています。
相談内容によっては、関係機関を紹介させていただきます。
・面接による相談(要予約)
<当日受付時間>平日 9時00分~11時00分
<相談時間> 1人30分程度
<場所>こども家庭センター (058-383-1116)
・電話による相談(随時)
こども家庭センター 058-383-1116

特定不妊治療助成事業

岐阜県では、保険を適用して行った特定不妊治療(顕微授精、体外受精)および特定不妊治療に伴い保険を適用して行った男性不妊治療に対し、支払った医療費(3割負担分)について、10万円を上限に助成をしています。

プレコンセプションケア外来

相談窓口

このページに関するお問い合わせ

健康づくり推進課
電話:058-383-7570
健康づくり推進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。