各務原狂言囃子の会事業(船出の会)
各務原市まちづくり活動助成金 令和7年度交付事業の活動の様子を紹介します。(レポートの内容は、事務局の取材や団体からのヒアリングなどをもとに作成しています。)
まちづくり活動助成金 令和7年度事業
スタート助成2年目
事業概要
村國座で狂言と囃子の公演を行うことで、地域に根差す伝統文化の起源となる能や狂言への関心を喚起し、伝統文化を引き継ぐ次世代を育む。
予算
- 総事業費: 1,046,720円
- 助成交付申請額: 50,000円
- 用途:出演料、交通費、演目使用備品賃借料、レンタカー、会場費、チラシ印刷代、チラシ折り込み代、事務消耗品
第三回 各務原狂言と囃子の会を開催

令和7年10月19日(日曜日)午後2時〜4時15分、各務の舞台「村国座」にて、第三回各務原狂言と囃子の会が開催されました。子どもから高齢者まで幅広い年代の217人が来場し、舞囃子「小袖曽我」、狂言「川上」、能「籠太鼓」の公演を楽しみました。
この事業は伝統芸能の面白さや、その延長線上にある地域の祭りなどの伝統行事にも興味を抱く住民を増やすことを目的に企画されました。
能や狂言に初めて触れる方にも面白さが伝わるよう、作品の見どころや表現の意味などの解説や、舞台裏でしか見ることができない装束付けを間に挟むプログラム構成とされました。
親しみやすい雰囲気の解説に、会場からは驚きや歓声、笑い声が上がるなど、硬くなりがちな伝統文化を柔らかく見せる工夫への効果が感じられました。
また、会場の外、受付前には来場者が面に触れて体験ができるコーナーが作られていました。来場者は面を身に着け、「視界が狭い、後ろは全く見えない」、「これを着けて発声するのは大変そう」などと感想を語り合いながら写真撮影していました。
珈琲やお菓子を販売する露店、2店舗にも協力を得て、来場者同士がお茶を飲みながら話せる場も設けられ、地域住民を中心に、参加者同士がコミュニケーションをとる様子が見られました。
来場者からは、「令和6年度に来場して面白かったので、今回は2回目の参加です。普通の能の舞台では観られない内容も含まれていて、とても親しみが湧きます。また開催してもらいたいです。」、「知人に誘われて初めて参加しました。難しくないか不安でしたが、とても楽しめました。村国座に初めて来たけれど、素敵な場所ですね。また来たいです。」、「能楽の公演にこんなに人が集まると思わなかったけれど、公演を観て納得でした。」というコメントがありました。
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