まちづくり参加セミナー「組織の特徴と選び方」を開催しました(7月23日)
令和7年7月23日(水曜日)午後1時30分から3時30分、産業文化センター2階第4会議室において、まちづくり参加セミナー「組織の特徴と選び方」を開催し、16人が参加しました。24日には当日参加できなかった1人が市役所に来庁され、市の職員からセミナー資料に沿って内容の説明を受けました。
自分たちの活動にぴったりな組織の特徴と選び方
今回の「まちづくり参加セミナー」の講師を務めたのは、杉山正和さん。
杉山さんは大手食品卸売会社で21年間、営業として企画提案や商品開発、売場づくりの提案などを経験し、2016年にSeki-Biz(関市ビジネスサポートセンター)の初代センター長に就任。2年間の任期を経て、2024年1月から関市の要請を受け、再びセンター長に復帰されています。
セミナーでは、地域で活動する任意団体が持続的に活動していくために必要な法人化の基礎知識を、事例を交えながらわかりやすく解説されました。
まず、任意団体のメリットとデメリットについて整理され、「活動の自由度が高く始めやすい」という一方で、「組織としての信頼性が低く、活動を広げたいときに選択肢が限られる」という点を、比較表を使って説明しました。
事業を長期的に継続・発展させていくには、社会的に信頼性の高い組織づくりが必要であり、その基盤となるのがコンプライアンス(法令遵守)とガバナンス(組織運営体制)の強化であることを強調しました。
また、法人化を考える具体的なタイミングとして、公的機関から事業を受託する時、法人として取引を始める時、補助金や助成金を受ける時、寄附を募る時、といった具体的な場面が紹介されました。
さらに、法人格の種類と特徴については、営利組織と非営利組織を軸に、NPO法人、一般社団法人(非営利型・営利型)、公益法人(社団・財団)、社会福祉法人、合同会社などを取り上げ、設立期間・費用、税制の優遇、活動の自由度などを比較して解説されました。
質疑応答では、講師と参加者が一緒になって、現状の活動や課題を整理しながら、組織をどう成長させていくか、やりたいことを実現するための資金調達についてなど、活発な話し合いとなりました。
地域での活動を一歩進めるためのヒントが詰まった、有意義な学びの時間となりました。
参加者の感想
- 大変わかりやすく、見やすかったです。今後のステップアップを考えることができました。
- 現在、任意団体なので、NPOか一般社団法人か検討中です。
- 公的・非営利活動・ボランティアなど、難しかったです。
- とてもためになりました。
- 先ず、内部の組織化を考えます。
- 人員の確保と資金が課題だと感じています。
- 随時相談ができる場所が、市役所のどこかにあれば教えて欲しいです。
- 事務手続きの負担が増えるので、だれかに委託するか検討が必要と感じました。
- 今後、組織の変更を、前向きに考えたいと思いました。
- 早口なのはよいのですが、話の終わりにかけて小声で聞き取りにくかったです。
- 一般社団法人化、ハードルが高いと感じました。
- 資金調達の勉強会があるといいなぁと思います。
- 任意ボランティア団体から一般社団法人にして行きたいです。支援していただく場所が欲しいです。
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