川島地区の庁舎の変遷を見届けた鬼瓦

ページ番号1009390  更新日 令和3年2月24日

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旧川島村役場鬼瓦の写真
鬼瓦(上)昭和47年の旧川島町役場(下)

この瓦は、旧川島村(町)役場の屋根に葺かれていた鬼瓦です。鬼瓦といっても、恐ろしい鬼面は彫られておらず、代わりに川島の「川」という漢字が施されています。大きさは幅52センチメートル、高さ30センチメートルで、字の下には、木曽川の流れを思わせる波頭のモチーフが描かれています。

では、この鬼瓦が葺かれていた役場は、どんな建物だったのでしょうか。

下の写真が、昭和47年まで使われていた旧川島町(村)役場です。川島地区の歴史を振り返ると、明治22年(1889)に小網島・松倉・河田島・松原島・笠田の5村が合併し「川島村」が誕生。当初の村役場は、現在の川島松原町(西養寺の東側)にありましたが、昭和2年(1927)に移転しました。移転に伴い新しく建てられた庁舎が、写真の旧川島町(村)役場です。

場所は、現在の川島小学校の敷地南西にあたり、当時には珍しい洋風の木造建築ででした。昭和31年、町制施行とともに「川島町役場」となり、その後昭和47年に役場が道路南側に移転するまでの間、町民に親しまれました。

鬼瓦は、役場の移転・解体時に町民の方によって保管されており、令和2年12月に市へ寄贈されました。現在、川島市民サービスセンターのロビーでこの鬼瓦を展示し、川島地区の役場の変遷とともに皆様にお伝えするミニ企画展を開催しています(3月26日まで)。

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