各務原市の木
各務原市誕生10周年を記念し、郷土を緑と花でつつまれた美しい街にしようと、市民から公募し、昭和48年6月8日、市の木に「マツ」が選ばれました。
アカマツ(マツ科)
アカマツは、各務原市内のいたるところの里山に自生している、幹がうすい赤褐色の木です。海岸近くに生えるのはクロマツで、幹が黒っぽく、葉も大きく長いです。それに対してアカマツは、女性的で、葉がやわらかく細い、幹が赤褐色できれいという特徴があります。したがって、アカマツを「雌松(めまつ)」、クロマツを「雄松(おまつ)」とよぶこともあります。
このアカマツ林ではマツタケが採れることでも知られています。昭和35年ごろまでは、里山で足の踏み場もないほど生えていたそうです。当時は、里山も「しばかり」「まつばかき」などが定期的に行われ、手入れがよく行き届いたアカマツ林でした。その後、家庭燃料も、ガス、石油などに変わり、「まつばかき」などの手入れを全くしなくなり、マツタケが生えなくなりました。
最近は、松枯れ被害が多く出ています。これは、大気汚染による酸性雨などの影響で弱ったアカマツが、「松食い虫」のマツノザイセンチュウに蝕まれたことによるものとされています。
このページに関するお問い合わせ
環境政策課
電話:058-383-4232
環境政策課 環境保全係へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。