グリーストラップ(油脂遮断装置)をご使用のみなさまへ

ページ番号1013629  更新日 令和4年1月5日

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飲食店や業務用厨房設備を設置している施設からの排水には、油脂を多く含んだ排水や食材くずなどのゴミが多く含まれ、そのまま放流すると、排水管内で油脂が冷却・凝固し、排水管を詰まらせる原因となるばかりでなく、下水処理場の処理能力を低下させ、河川の水質に悪影響を与えることになります。

グリーストラップ(油脂遮断装置)の設置により、排水中の油脂やゴミがグリーストラップ内に集められます。それらをグリーストラップ内で分離、除去することにより、下水道へ流れ出るのを防ぐことができます。このため、飲食店や業務用厨房設備を設置している施設において、グリーストラップを設置していただいております。
 

1.グリーストラップの適正な維持管理について

グリーストラップは、適正な維持管理がされていないと排水中の油脂や食材くずなどのゴミが十分に分離されず除去できません。
したがって、グリーストラップ設置者の皆様は、以下のようにグリーストラップの清掃を実施してください。

バスケットの清掃は1日1回

バスケットにはゴミや食品カスがたまります。少なくとも毎日1回取り外して清掃してください。

油脂(グリース)の除去は週1回

 トラップ本体に浮上した油脂は少なくとも週1回は除去してください。

本体底部の沈殿物の除去は月1回

トラップ本体の底部にたまる沈殿物(食品カス等)は少なくとも月1回は除去してください。

流入口・流出口の清掃は2~3カ月に1回

流入口・流出口にも油脂が徐々に付着します。少なくとも2~3カ月に1回は清掃をしてください。

(注)店舗の規模や排水状況等により汚れがひどい場合は清掃頻度を多くしてください。
(注) 清掃したあとは、廃棄物として適切に処理してください。

2.ばっ気装置の追加設置の禁止について

グリーストラップ内に集められた油脂は冷却・凝固され、浮上分離したものを除去することで機能を発揮するものです。ばっ気装置を使用すると、グリーストラップ内で集められた油脂が、凝固せずに撹拌されてしまいます。このため、油脂が分離・除去されないまま、宅内の排水管や下水道管に流出し、詰まりの原因となる場合があります。
つきましては、グリーストラップ内にばっ気装置を設置している場合は速やかに撤去をしてください。
 

※ グリーストラップの例

このページに関するお問い合わせ

下水道課
電話:058-383-7114
下水道課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。