CHECK IT OUT!調べてみよう(農業)
もんだい
地図を見ると、まちの中央のあたりだけ、農地(緑色)が見られないね。
どうしてだろう、理由を考えてみよう!
ヒント
地図を見ると分かるとおり、各務原市の中央には、「各務原台地(かかみがはらだいち)」が広がっています。
台地というのは、まわりにくらべて高くなっている平らな場所のこと。各務原台地は、約5万年前に川がけずってできた地形で、まわりの低い場所より10メートルほど高くなっています。
地図を見てみると、市役所や航空自衛隊岐阜基地などが各務原台地の上に作られていることが分かります。
また、農地と台地の場所をくらべてみると、台地の上には農地があまりないようです。農地と台地には、何か関係がありそうですね。
こたえ
各務原の中央に広がる各務原台地は、実は、あまり農業に向いていない場所なんです。
理由としては、
- 台地の土が酸性(さんせい)で、農作物が育ちにくいこと
- 川が少ないうえ、水持ち(田などに水がたまること)も悪く、水が不足すること
などが原因でした。
そのため、各務原台地には昔から田畑はあまり作られず、ほとんどは広大な野原のままでした。
そこで、手つかずだった各務原台地に1971(大正6)年、飛行場が作られることになります。各務原台地が農業に向いていなかったことが、各務原の歴史に大きく影響しているんですね。
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