水害対策および土砂災害時の避難について

ページ番号1006225  更新日 令和3年2月12日

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提案

 昨年より鵜沼宝積寺町へ住まわせてもらい、地域内のコミュニケーションもよく、快適に過ごさせてもらっていますが、この地区で声を聞いている中でどのように対策がなされているのか気になり提案書を書かせてもらいました。
 一つ目は水害です。7月8日の大雨の際もそうですが、木曽川の氾濫が気になります。昔も氾濫によりこの地区は水害が出ており、対策を取っているとは思いますが、今回も水量が多く怖い思いをしました。今後に向けた対策案がどのようになっているか地区の方々も気になっていますし、私自身も知りたいです。
 二つ目は土砂災害時の避難についてです。この鵜沼宝積寺地区は、山を登った鵜沼第三小学校が近くの避難所になっています。
 しかし、この地区は山からの土砂災害の危険があるイエローゾーンに設定されている場所も多い地区となっています。災害により土砂災害があった場合、もしくはその危険がある状況となった場合の避難時、山を登るしか手段がありません。
 また、この地区は高齢者の方も多く住んでいます。助け合って避難所に向かうのはもちろんの事だとは思いますが、避難所へ向かう事自体が危険であり、また距離もあるため“身を守るための避難”がとても負担になりかねないと感じていますし、近所の方との話の中でも出てきます。
避難所について、何かいい案、方法は無いものでしょうか。
(令和2年7月14日受付)

回答

 このたびは、市長へのご提案をいただきありがとうございます。
 7月4日からの停滞した前線の影響で普段の木曽川の水位よりも高い状態であった所に7月8日の豪雨が重なり、水かさが更に増した状態となり、ご心配されたことと存じます。
 さて、一つ目の「今後に向けた水害への対策案」につきましては、現在、木曽川の管理者である国土交通省において、護岸整備を計画しています。
 国は平成24年度から26年度にかけて、鵜沼駅東部第二土地区画整理事業に合わせて護岸を整備しました。引き続き、平成27年度に上流側の残り400mの区間について設計を進め、平成28年度には各関係機関と協議を行いました。
 しかし、この区間については、文化庁より貴重な岩場やかつて宝積寺と対岸の犬山をつないでいた渡しの痕跡があることから、景観に配慮した計画の見直しを求められ、工事着手ができない状況となりました。
 その後、令和元年9月のまちづくりミーティングにおいて、地元自治会から早期の護岸整備を国に要望されました。市としても以前から要望を行っていましたが、改めて市と地元自治会役員により国に強く要請した結果、整備に向けて設計の見直しをするとの回答を得ました。
 市は今後も、早期の工事着手に向け、更に強く働きかけてまいります。
 二つ目の「土砂災害時の避難」につきましては、市では、災害時に災害から命を守るための指定緊急避難場所および、災害の危険がなくなるまで一定期間滞在するための指定避難所を指定しており、鵜沼第三小学校はその両方を兼ねています。
 しかし、災害が発生したからといって必ずしも指定緊急避難場所や指定避難所へ行く必要はありません。
 避難は「難」を「避」け、安全を確保するということです。ご自宅や周囲の建物などで安全が確保できる場所があれば、そちらに留まっていただくことも、コロナ禍における有効な避難の一つです。
 また、宝積寺町公民館は土砂災害警戒区域(イエローゾーン)外ですので、災害の危険が去るまで宝積寺町公民館に待機していただくことも安全を確保する手段として考えられます。
 土砂災害ハザードマップで土砂災害警戒区域となっている地域にお住まいの方につきましては、安全な場所にある親戚や知人宅に避難ができないか、あらかじめご相談いただいておくことも手段の一つとなります。ご理解とご協力をお願いいたします。
(担当:河川公園課 電話:058-383-1535、 防災対策課 電話:058-383-1190)

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