各務原市の玄関口である鵜沼駅周辺の発展も含めたご提言
提案
7月21日、鵜沼台近隣ケア主催で御講話頂きありがとうございました。鵜沼駅の活性化として、将来起業したいという人に、チャレンジ的な3カ月とか半年の期間、駅ロータリーや構内を使ってショップ開業し、自信をつけたら市内で開業支援などもされる一坪ショップや、高齢者の健康のための来店スタンプを集めて市から景品をというような提言したものです。まだ伝えられなかった提言が2つありました
1、各務原市の入り口として、鵜沼駅の徒歩圏内で、各務原市の特産品などを扱っている「各務原特産品館」のアンテナビルがあるといいなと思います。犬山駅や、犬山遊園で、若い人たちや家族連れ、海外の旅行者が、たくさん乗り降りします。その人たちを集客として見込めるのに、ずっと取りこぼしている勿体無さを感じています。名鉄で、あと数十円足すだけで、各務原市です。各務原市を知ってもらう玄関口である鵜沼まで足を延ばしてもらい、それからモンキーパークや犬山観光に歩きながら行っていただく事は可能な距離だと思います。玄関を整えてお客様を迎える感覚かなと思います。そのためにも、一坪ショップが、ずらっと連なる事を名物とすれば来るたびにお店の様変わりを楽しめると思います。起業したい人だけでなく、実際の企業が試験的に販売してお客さんの反応を見るというブースとしてや、高齢者が畑で作った農産物とか手工芸的なモノの販売もあればいいと思います。各務原市内の観光も面白そうなものがたくさんあるねと思ってもらえるような観光ガイドブックや、案内所が、アンテナビルにあるといいと思います(中津川のにぎわい特産館のような)名鉄も、鵜沼宿を歩く企画などあり、駅をもっと魅力的にすれば、さらに企画される頻度は高くなるのではないでしょうか?各務原市の西にイオンがあって、高速インターで飛騨に観光する海外旅行者向けに観光バスが降り立つとニュースで見ました。それなら、各務原市の東は、電車での観光客を取り込める魅力を打ち出す事を考えて頂きたいです。
2、国は、まず自助、扶助、公助と言っていますが、有償プチボランティアをネットで募ってはいかがでしょうか?早朝のゴミ捨てなど、ヘルパーに頼むには、ヘルパーの人手不足や早朝だと料金が嵩むというデメリットが大きいです。ほんの少しの時間ですし、近所の方が勤務に向かうついでにできる些細な事ですまた、ゴミ出しのみで言えば、安否確認にもつながると思います。でも、これが、全くのボランティアで、毎回となると、お互いに心苦しさがでてくるのではないでしょうか。65歳以上の方は、仕事というほどではなくても、ちょこっとボランティアであれば、月換算でアルバイト程度の収入になるものなら、登録して隙間時間の要望に合うものならやってもいいですよとなるようにも思えます。介護保険を使うまでもないような短時間の単発のという用事は高齢の方には多いようにも思えます。高齢者だけでなく、子育て中のご家庭でも、子どもを連れての外出が大変なので、ちょっとだけ買ってきて欲しいものがあるなど、需要はあるかと思います。これからの高齢者はスマホを使える方も多く見込まれます。スマホで申し込みや登録して、利用者からの金銭授受は、せずに、市役所からの報酬受け取り、または市内で使えるポイントという方法だとトラブルは少ないかと思います。また、ボランティア時の保険は、市が負担するなど手厚くしていただけると安心です。引きこもりの人も、家から数分程度の勤務や人との関わりにより、働く足掛かりの一歩になるようにも思えます。
以上の2点、改めてご提言させていただきました。ご検討、よろしくお願いします。
(令和6年7月24日受付)
回答
このたびは、ご提案をいただきありがとうございます。
JR鵜沼駅、名鉄新鵜沼駅周辺は、隣接する愛知県犬山市と連携し、「犬山・各務原広域観光推進協議会」等において、日本ライン夏まつりや鵜沼宿まつりの開催等により、広域的な地域の活性化を図ってまいりました。
また、駅の南方には、「日本ライン」と言われる風光明媚な名勝木曽川が流れ、国宝犬山城を眺めることができるなど、景観的資源価値が高い地区でもあります。これら美しい自然や歴史的な遺産などを紹介しながら、木曽川中流域一帯を舞台に全国から観光客を誘致しようと、令和3年7月には、岐阜県、近隣自治体等が連携し、「木曽川中流域観光振興協議会」を設立し、ガストロノミーウォーキング(※)、マルシェ等の開催や新たな地域資源を掘り起こした観光コンテンツの開発等、各市町の魅力の発信に努めております。
特にJR鵜沼駅や名鉄新鵜沼駅を発着点とし、市内を周遊するウォーキングイベント等は集客力が高く、市内外から多くの方がこの地を訪れます。そのようなイベント開催時には、観光協会とも連携し、キッチンカーやテント販売などの出店等により、市内の特産品および市内企業の商品の紹介、観光ガイドブックの配布等を行い、本市の魅力発信の機会としております。
また、令和2年の道路法等の一部改正に伴う「賑わいのある道路空間を構築するための道路指定制度」の創設により、令和5年5月1日に「JR鵜沼駅前広場」とJR鵜沼駅と名鉄新鵜沼駅を結ぶ「鵜沼空中歩道」を「歩行者利便増進道路(ほこみち)」に指定し、これまでは道路占用などの規制のため困難であった道路上でのキッチンカーやテント販売などの出店が可能となりました。
これにより、ご提案いただいた、将来起業したいという方がこのスペースを活用し、チャレンジ的に短期間でも出店していただくといった開業支援としての効果も期待できることから、今後も多くの方に利用していただけるよう、本制度の周知啓発に努めてまいります。
なお、今年度より、那加地区において、市内商店街の再生を目指し、まちづくりに主体的に取り組む民間企業と行政が連携し、「空き店舗」と「新たにお店を始めたい人」とのマッチングを行う「まちなかウォーカブル推進事業」を開始し、「店舗開業支援補助金」制度により、空き店舗を活用した新規出店支援等を行っております。今後は、鵜沼駅周辺の活性化を目指し、この地区への事業の展開も検討してまいります。
こうしたことから、ご提案の常設型のアンテナビル等の予定はございませんが、市では鵜沼駅周辺の発展に向けたさまざまな事業を展開していくことで、今後も引き続き、駅周辺の賑わい創出を図ってまいります。
※その土地ならではの食や文化を楽しむことも目的としたウォーキングイベント
2、本市においても、自助、共助、公助は、市民の皆さまが安心して暮らし続けられるまちづくりを進める上でとても大切な考え方であると認識しており、それぞれ役割分担しながら一丸となって推進していく必要があると考えております。
ご提案いただいた有償ボランティアは、「共助」にあたる取り組みになると思いますが、市内ではさまざまな地域団体等が支え合い活動を展開しており、市としても相談支援や補助事業などを通じてその推進に取り組んでいるところです。
市内で活動している団体として、例えば、市内に17ある地区社会福祉協議会がございます。各協議会によって、具体的な活動内容や利用者負担、スタッフへの報酬の有無などは異なりますが、ご提案にあったごみ出しのほか、草刈りや電球の交換など、日常生活のちょっとした困りごとをお手伝いされているほか、地域によってはボランティアポイントとして地域通貨を設定されるなど、活動の創意工夫に取り組まれています。
また、ごみ出しや子育て世帯への支援に関しては、市が主体となり、ボランティア団体等によるごみ出し支援が受けられない虚弱な高齢者などを対象とした「高齢者ごみ出し支援事業」や、おおむね小学校3年生までの子どもの一時的な預かりや送迎、産前・産後の家事支援などを行う「ファミリー・サポート・センター事業」を展開しております。これらの取り組みも、市が単独で実施しているものではなく、それぞれの事業の委託先であるシルバー人材センターや各務原市社会福祉協議会に会員登録いただいた市民の方などが実際に活動されており、「共助」と「公助」が一体となって支え合い活動を推進している事業であると考えております。
なお、これらの事業は、ご自身の空いた時間で活動することができ、対価や報償も受け取っていただくことができるほか、活動に対する保険も各団体にて整備しておりますので、安心してご活動いただけます。
今後は、ご提案にある申し込みや登録のデジタル化等による利便性の向上や、有償ボランティアに興味をお持ちの方々に情報が届くよう、改めて既存事業の周知啓発に努め、地域の主体性を尊重し「共助」の取り組みを推進するとともに、「共助」と「公助」が連携できる施策を通じて市民の皆さまの日常生活の支援や活躍の場づくりに取り組んでまいります。
〇ほこみち事業に関すること
(担当課:都市計画課 電話:058-383-1984)
〇まちなかウォーカブル推進事業に関すること
(担当課:都市活力創造課 電話:058-383-7254)
〇市の観光行政に関すること
(担当課:観光交流課 電話:058-383-9925)
〇社会福祉協議会に関すること
(担当課:福祉政策課 電話:058-383-1127)
〇シルバー人材センター、高齢者ごみ出し支援事業に関すること
(担当課:高齢福祉課 電話:058-383-1779)
〇ファミリー・サポート・センター事業に関すること
(担当課:子育て応援課 電話:058-383-1555)