点字ブロックおよび景観条例について

ページ番号1013658  更新日 令和4年1月5日

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提案

 10月に点字ブロックについてあさけんeポストへ提案して回答をもらいましたが、要望が正しく理解されていないため、回答後に道路課へ直接電話をして問い合わせました。
 あさけんeポストの回答では「経年変化により輝度比が小さくなり識別がしづらくなっている場合がございますので、市内の点字ブロックの状況を確認し、必要に応じてブロックの高圧洗浄などにより対策を行い、視覚障がいの方が安心して利用いただけるよう改善してまいります。」とありますが、元の色からして見えにくく、点字ブロックとはっきりわからないと歩道の模様と勘違いして気づかないため最大限コントラストがはっきりするようにしてほしいという趣旨で提案しました。
 前回の提案で点字ブロックの色を黄色と指定しなかったのは、周囲が黄色と同系色では逆に見えにくい場合があるためです。屋外の歩道では黒やグレーといった色が多く、黄色の点字ブロックが一番見やすいと言えます。
 道路課職員に点字ブロックを黄色にできないか尋ねると「市役所周辺は公共施設も多くあるため、景観条例を定め街並みを綺麗にしています。黄色の点字ブロックは制度上できないわけではないが、街並みに合わないため、道路の移動円滑化整備ガイドラインの基準は満たした上で色味を抑えています。」とのことでした。
 要するに黄色の点字ブロックは目立ちすぎて景観を害するため設置したくないということで、この点は道路課職員に念押しして確認したので認識に誤解はありません。点字ブロックに気づけなければ設置されていないことと同義であり、点字ブロックは飾りで設置されているわけではなく、安全に移動するために設置されるものです。
 景観条例により点字ブロックが黄色にできず、視力の無い人や視力の低下した人の安全を確保することが妨げられるのであれば、そのような条例は廃止すべきとも思います。市長、市議会および市職員の総意として各務原市ではバリアフリーとは基準を満たし、体裁を整えていれば、実際の利便性や効果は無視するという考えなのでしょうか。
(令和3年12月16日受付)

回答

 このたびは、視覚障がい者誘導用ブロックに関するご提案いただきありがとうございます。
 バリアフリー法に基づく「道路移動等円滑化基準」によれば、視覚障がい者誘導用ブロックの色は、「黄色その他の周囲の路面との輝度比が大きいこと等により当該ブロック部分を容易に識別できる色とする」とされています。
 また、この道路移動等円滑化基準の運用を定める「道路の移動円滑化整備ガイドライン」では、晴天時において、輝度比1.5~2.5の組み合わせが、弱視者、晴眼者にとって問題がない範囲であるとされていることから、輝度比2.0程度の確保が示されております。市では、この基準に基づき、インターロッキングブロック舗装など修景整備された歩道においては、接地面との輝度比を2.0程度確保できるよう色や材質を選定しております。
 なお、視覚障がい者誘導用ブロックの色のほか、インターロッキングブロック舗装のモザイク模様がその視認性を下げるというご意見もございますので、まちの景観とともに、今後とも視覚障がい者(弱視)の方の安全性にも配慮しながら、すべての方にとって快適で安全なまちづくりに努めてまいります。
(担当課:道路課 電話:058-383-1348)

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