放課後児童クラブの現状について
提案
小学校の放課後児童クラブで支援員をしております。現在1年生から6年生まで通年で123名ほど在籍しています。長期休みはさらに増えて130名ほどでした。3クラスで運営していますので40数名が各教室で生活している状態でした。4月から始まる令和7年度は、通年で150名以上とさらに在籍数が増えております。1クラス50数名が生活することになります。長期休みだと、さらに人数が増えることでしょう。もはや1クラスの収容人数のキャパを越えていると考えますが、市長はいかがお思いでしょうか。毎日児童クラブに来ているこどもたちが、全員席に座ることができない、自分の荷物をしまう場所がない。それでこども達の人権は守られているのでしょうか。市長は通勤ラッシュの満員電車に乗ったことはございますか。いまの児童クラブは、それと変わらない環境だとわたしは感じております。子育て世代に全力でよりそっておられる市長だからこそ、健全なこころを育むこどもたちの居場所である児童クラブの現状を市長ご自身の目で、直接見ていただき、わたしどもと建設的で前向きな意見交流をさせていただきたく存じ一筆さしあげた次第です。なにとぞよろしくお願いいたします。
(令和7年3月28日受付 溝俣 ともみ さん)
回答
このたびはご提案をいただき、ありがとうございます。
また、先日はお勤めの放課後児童クラブ(以下、クラブ)に担当課が伺った際、児童の様子や支援員の方々のご意見をお聞かせいただきありがとうございました。
クラブの利用児童数は、年々、増加傾向にありますが、待機児童を発生させないという方針の下、運営を行っております。また、児童の受け入れに際しては、何よりも児童が安全安心に過ごすことができる環境を整えることを第一に考え、日ごろから常に子どもたちに寄り添い、その活動をサポートすることに努めております。例えば、日によって利用児童数が多い場合には、席を増やしたり、ロッカーに加えてランドセルなどを仕舞うためのカゴを用意したりするなど、児童が過ごしやすいよう状況に応じて適切に対応しております。
ご提案にある1クラスの人数が多いことにつきましては、先日の訪問の際、3つある保育室のうちの1つが他の2つに比べて児童が多いことが見受けられましたので、できるだけ早く、現場の支援員などと情報共有しながら、1部屋の児童数を平均的にするとともに、児童やお迎えに来られる保護者の皆様に対してクラスを再編成したことを適切にお知らせするよう、運営業務を委託する事業者に指示しました。
また、利用児童数が年々増加していること、長期休業期間中はさらに人数が増えることにつきましては、お勤めのクラブ以外にも同様の傾向がみられるクラブがございます。現時点での対応としましては、児童が特に増える夏休みには、学校や委託事業者、教育委員会が連携して調整を行い、学校の余裕教室を保育室として活用し、支援員を増員して運営しております。今後は、長期休業期間以外につきましても、利用児童数に応じて、余裕教室の活用や支援員等の配置など同様の対応を取ることができるよう学校や委託事業者と協議し、引き続き、適切な対応を図ってまいります。
引き続き、子どもたちが、安全で安心して活動できるよう放課後児童クラブの適切な運営に努めてまいりますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
(担当課:教育委員会事務局教育総務課 電話:058-383-1117)